最近は、観ていたドラマの最終回が目白押し。
仕事があるので、リアルタイムではなくて録画を見ることも多いです。
一応、酒飲みでも面白かったので毎回無事に見ていたのが、「ゼロの真実」。このドラマの死刑囚の元教授の橋本功が演じる役、私には、「羊たちの沈黙」のレクター博士に思えてしかたありません。その神秘性を最後まで持ち続けてくれたけれど、最終回ではなんともあっけない展開で、意外にすっきりしてしまいました。
そして、一度は見なくなったけれど姉が注目してみているというので復活して見続けた「家族狩り」、ラストの展開は、さすがに面白いものでした。リアルタイムで途中から見て、録画でもう一度見たので、後半は二度見たことになりました。「家族を開く」ということと、生きていてもいいことなんかないけれど、自分たちで楽しいことを作っていくという考えに同感しました。家族以外にも、人とのかかわりは必ずあるし、助けを求め、助けられることをがんばる、そういう絆がどんどんつながれば、人は孤独ではなくなるはず。
以前、一度、助けを求めた人を私は拒絶してしまいました。できることはあったはずだったのに・・・。
どこまでできるか、どこまで許せるのか、これは永遠に線引きは難しいところです。価値観、共感するところの違いは、みんなあるものですから。
愛情表現、苦手な人が多いから、家族もうまくいかなくなっちゃうのかも。夫婦が仲が悪ければ、絶対に子供への影響があるから、注意しないと。夫婦円満でも、子供がおかしくなる場合もあるんですものね。教育者ほど、子育てに失敗するって言われることが多い。私の父が高校御教師だったから、子供としては、普通で当然、悪くなってはいけないみたいなことはあったかな。DVは連鎖します。夫が妻に暴力をふるうのを見続けて育った子供は、同じことをしますから。
暴力、家庭内暴力、最大の物は、国家間の暴力、つまり戦争。どんなに正義を振りかざしても、暴力は絶対にいけません。言葉の暴力もそうです。誹謗中傷も、暴力です。差別も、暴力。
今の世の中には、暴力があふれています。悲しいことです。
「家族狩り」の、あの犯人たちが本気で、暴力によって送り出すことを正当化しているのが、怖かったです。まるで宗教の儀式ですよね。オウム事件にも通じるものがあるような・・・。