ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

オヤジばかり!

2015年04月26日 20時59分09秒 | 社会

 これでは、世の中変わりませんよね。せっかく地方選挙に投票したけれど、世の中はオヤジばかり当選させていますね。

 この世の中、男と同じくらい女がいます。そして、家計をやりくりし、食生活をかじ取りしているのはおおむね女性。なのに、女性議員が少ない。これって、いいことだとは思えません。

 最近、読み始めたというより、読み直しているのが、昔から高名な歴史学者の網野善彦氏の「日本の歴史をよみなおす(全)」(ちくま学芸文庫)。

 その本に、一つの章を設けて、「女性をめぐって」というのがあります。とにかく、面白い。

 日本は鎖国をしました。その関係で、キリスト教の純潔思想がなかった。もともと、仏教以前に土着の宗教があった。おおらかでなんでも許してくれる、その中で、女性はぜーーんぜん、抑えつけられていなかったし、自由だった。

 明治以降なんでしょう、良妻賢母とか、結婚まで処女を守るべきとか貞操とかの観念を植え付けられたのは。女性中心で世の中が回ったほうが、平和的でおおらかで楽しい。安倍晋三がめざしているのは、明治以降の国のこと。もっと昔は、天皇に女性が大いにいたし、女性の権利もあった。

  西洋が、女性を束縛していたんじゃないか?女性は弱いものだという発想、その根っこには男尊女卑があるのですよ。

 市長(区長)も市議会も、女性が半分いて当然なのです。オヤジばかりの市議会なんて、サイテー!!

 もともとの、日本のありように戻りましょうよ。それは、女性がもっともっと自由だった時代に!大企業も、役員や管理職は最低でも3割女性を入れないとダメくらい言わないといけないですね。そうすれば、世の中、社会、世界が変わります。このままいけば、正規雇用の人間はブラック企業につぶされ、ほとんどが非正規雇用の世の中になります。株主と企業だけが潤い、ほかの人間がぎりぎりの生活をしている世の中がいいわけはありません。

 まず、専業主婦の第3号を廃止し、配偶者控除を撤廃。男女ともに働き、世帯ではなく個人が税金を納める(社会保障も個人で)。この専業主婦優遇いうものは、日本固有の企業のあり方そのもの。終身雇用と年功序列では、もう無理なんですよ。この制度が、女性を家庭に閉じ込める元凶だったんですよ。これをなくして、正社員のブラック化も監視し、すべて働く人たちの生活を守るという社会になるべきなのです。当然、男が外で働き、女が家庭を守るという形をなくし、平等に家事を担う社会にするべきです。

 結婚制度そのものも、考え直したほうがいいかもしれません。

 なぜ、日本には戸籍と住民票が別々にあるのでしょうか?住民票ひとつで十分なのでは?

 戸籍イコール、婚姻重視ですよね。でも、大昔、村祭りではフリーセックスが当たり前、旅でもそうでした。そこで生まれた子供が社会に組み込まれていけば、何も結婚制度にとらわれなくても。つまり、婚外子も当たり前のようになればいいんじゃないの?少子化対策にも有効なはず。

 かなり過激だと思われますが、純潔の概念が明治以降だとわかった段階で、そうだったんだと納得したのです。日本の本来の姿は、もっと自由で、もっとおおらかで、もっと女性上位だったはず。

 しばりをなくそう、もっと自由に生きよう!なんたって、平安時代に女性の作家(紫式部)が源氏物語を書いた国、それが日本なんですから!

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