ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

大散歩

2017年01月11日 14時02分49秒 | 日常

 昨日は、マンションの工事の説明会に必要な書類を取りに、市役所に行きました。ついでに、夫の免許更新の知らせをもって警察署にも行ってこようと思い、自宅から二駅分を歩きました。片道だけで1万歩を超え、疲れたので、帰りはもちろん、電車。

 夫は2月が誕生日でした。5年前のこの時期に、おそらく歩いて高尾警察署に行き、免許を更新したようでした。さらにその5年前の免許証の写真とは、ほとんど別人のようでした。末期がんでしたから。その時期から5か月近くで、夫はなくなりましたが、4月までは歩いて外出もできたのでしょう。GWの後は一切食事もとれずにいたと思います。そんな最後の免許証、返納はしたくないので、相談をしに行きました。死亡届も何枚もコピーが残っていたので、それも参考にと持って行ったので、よかったです。最後の免許証をコピーしてそれが警察にとどまり、死亡届も渡して、無事に免許証は持っていていいということになりました。

 あれから5年なんだと、改めて気がつき、時間の流れを痛感しました。彼は、東日本大震災を経験し(東京でですが)、一緒に計画停電も経験し、翌年に亡くなったのです。

 復興はまだまだなのに、その後の熊本大震災や糸魚川の大火など、次から次へと災害が起こり、あの大震災も首都圏ではあまり考えてくれないような感じがするのは、私だけでしょうか。あれだけの原発事故があったのに、まだ原発稼働しようとするなんて、全く信じられません。原発ゼロのためなら、計画停電もしょうがないと思います。当たり前のように電力無駄遣いするのは、もういい加減やめにしませんか?24時間営業も、なしにする。いろんなことが、できるはずですけど・・・。

 そうそう、市役所では肝心の書類はもらえませんでした。去年の1月1日は、私のものではなかったから。うっかりしていました。そう、去年は大変大きな出来事が私の人生であったんですから。

 災害にあった人たちと、合わなかった人たちとは、あまりにも大きな隔たりがあります。それを埋めるには、想像力が必要。なのに、あちこちで被災者に対するいじめが起きているそうです。自分がそうなったかもしれないということ、そうして想像しないのでしょうか、教育が間違っているんじゃないの??

 人が死ぬということ、もっと考えてほしい。それでも生きるということ、もっともっと考えてほしい。

 今日は外出予定がないので、家で動き回らないと、全然歩数計データが増えません。

 

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