ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇1月30日

2022年02月01日 12時26分13秒 | 短歌

高野公彦選

三十本分の手指の爪切ればさざ波となる白き三日月  奈良市 山添聖子

 これ、わかります。実は私は飼い猫ハッチの落ちている爪を集めているんです。なかなかきれいですよ。それと、猫の髭はぬいぐるみに挿したりしてます。

永田和宏選

「親ガチャ」を言うなら「国ガチャ」あるだろう祖国棄てゆく民を思いぬ 川越市 吉川清子

 なるほど、そうですよねえ。国ガチャかあ。まあ、中国や北朝鮮に生まれなくてよかった。日本という国は、歴史を勉強しても今という現代は、よくわかりません。はりぼてにしか私には見えない。国会議員は政策ではなくて自分たちの生活しか考えていないでしょう。その証拠に、第6波が来る前に、検査キットなど、もっと対策ができたはず。選挙のことしか考えていない奴らに、ただ毎月100万出している国って、サイテーじゃなくて?

馬場あき子選

木洩れ日という英語が無いと知りし朝遠回りして木洩れ日を行く  埼玉県 岡村真佐美

 この話は私もテレビで見ました。そうなんだー、と思いました。木洩れ日で思い出すのは、多摩ニュータウンの永山団地に住んでいたころ、バス通りの道が緑のトンネルになっていて、そこを通るのが楽しかった。気持ちよかったです。

佐佐木幸綱選

小児科医四十五年に幕を引く君で最後と女児を抱きしむ      仙台市 堺武男

会えぬまま逝きし人あり年明けて実感のなき一周忌来る      札幌市 港詩織

 一首目、本当にお疲れさまといいたいです。この国には小児科医が少なくて、とても残念ではありますが・・・。二首目、コロナ禍で亡くなった人とは、会えないままお骨になってしまう、最後のお別れもできないまま、骨になってしまう。こんなことって、悲しすぎますよね。

 二日遅れになってしまいました。いろいろあったもので。心のもやもやを、今朝、友人に電話できいてもらい、少しすっきりしました。人とつながる、人に聞いてもらうことは本当に大切なことです。先日のふじみ野市での事件、犯人の彼が、亡母だけでなく、誰かほかに相談する相手がいればあんな事件にならなかったのにと思います。自分が住んでいる地域で、友人を作ることって、命綱にもなるのに。遠くてもせめて電話できる人がいれば・・。素晴らしい医師の命を奪ったのは、とんでもない損失です。人間は平等というけれど、犯人の不平等さ、命の勿体ないと言っては失礼だけれど、医師という存在の尊さを感じてしまうのです。みな平等のはずなのに、ああ、またもやもやくよくよしてしまいそう。

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