タイトルはデスティニー。ユーミンの大好きな歌と同じ。毎回、ハラハラドキドキして見ていました。後になって振り返っても、よくできたストーリーだと思いました。
誰もが、学生時代に懐かしい思い出がある。彼女たちにとっては12年くらい前のこと。私はもう、40年以上前の話だけど、楽しく充実していたあの頃の思い出は、今もとても覚えている。とはいえ、とてもあの頃には戻れないし、戻りたくないかな。楽しいことも苦しいこともあったし、正直、ドラマのヒロインのように絶望していた時期もあった。
怪しいと思っていた彼女の元恋人の父親が、犯人ではなかったから、安心した。冤罪や政治家の汚職、今も昔も変わらない日本の社会。政治献金パーティーでこんなにもめている日本の政治家って、ばかじゃないかと思う。結局は自分のお金の事しか考えていないよね。税金から配られる政策費(だったっけ?)は、個人でお金を集めなくてもいいように導入されたことじゃなかったの?この30年、日本はトップから新しいことが何もできないような壊れた組織になっちゃって。やっていたことは現状維持だけ。持続可能って、現状維持じゃないんだよ。古い家庭、家族制度、つまり家父長制度にこだわりすぎて、新しい社会に全然ならない、それこそイスラム圏と変わらないんじゃないの?
ドラマから離れてしまいました・・・。ドラマの終わり方も、よかった。彼女が振り返ったので、きっとまたこの恋は続くと思った。いいのいいの、彼女は検事なんだから、しばらくは彼を経済的にも支えていきましょう。遺族年金貰っている私がこんなこというのもなんだけど、主婦の第3号も遺族年金も、考え直さなくてはいけないと思う。戦後、男性が戦死して少なくなった時期に、男女平等の新憲法が生れた。戦後すぐの選挙では女性議員がたくさん登場した。あの時に、家父長制度をぶっ壊して、大黒柱などではなく、共に働いて共に支えるという形ができていれば、いまみたいな男性上位の社会にはならなかったと思う。女性は子どもを産む機械じゃないし、家庭を守って夫に従い、老いては子に従うなんて存在じゃない(だからって、子どもを縛りつけてもいけないよね。両親のがん闘病で退職して付き添った経験から言えること)。朝ドラ「虎に翼」は、毎回ものすごく楽しみ!運命は、自分で切り開かなくちゃ。運命に逆らう方が、かっこいいよね。