原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

米大統領選、メラニアさんの“内助の功”にてやっとトランプ氏は敗北を受け入れるか!??

2020年11月09日 | 時事論評
 4年前の「米大統領選」の時にも同じ事を思ったが。


 いくら世界一の大国かつ選挙民も多いと言えども。
 これ程投票以降の日数がかかる選挙戦、一体どうなっているんだ!?!?

 そんな思いでここ一週間ほど米大統領選を私なりに見守って来たが。


 やっとこさ、沈静化しそうな兆しが見えてきたようだ。


 今朝見たネット情報より、表題に関する情報を以下に引用しよう。
 
  「敗北受け入れの時が来た」メラニアさんが助言

 アメリカ大統領選挙でのバイデン氏の勝利宣言から一夜が明けた8日、CNNテレビはトランプ大統領の妻・メラニアさんがトランプ氏に対し、敗北を受け入れる時が来たと助言したと報じました。
 「選挙には不正があった」と主張し、法廷闘争に持ち込む考えのトランプ大統領ですが、最も近い身内である妻のメラニアさんから結果を受け入れるよう伝えられたことが事実なら、トランプ氏の戦略は大きく勢いを失う可能性があります。
 CNNテレビは8日、関係者の話として、メラニアさんがトランプ氏に対し「選挙の敗北という結果を受け入れる時が来た」と助言したと報じました。メラニアさんは選挙結果についてコメントを出していませんが、これまでもトランプ氏に対しては個人的に自身の考えを伝えてきたということです。
 また、与党・共和党内でもブッシュ元大統領がバイデン氏に祝意を表す声明を出したほか、複数の上院議員から「不正投票の証拠を見たことはない」「選挙結果は変わらなさそうだ」といった声があがるなど、バイデン氏の勝利を認める動きが出ています。「不正があった」と主張しながらも明確な証拠が示されないなか、トランプ氏は少しずつ外堀を埋められてきています。(09日06:02)

 
 引き続き、同じく今朝見た別のネット情報を以下に引用しよう。

 米大統領選は7日、共和党のトランプ大統領の敗北が決定的になった。郵便投票をめぐる不正を訴え、法廷で「徹底抗戦」する同氏の戦略は正当性や大義を欠き、世論の支持は広がらなかった。
 各メディアが民主党のバイデン前副大統領の「勝利」を伝えたこの日、トランプ氏は「選挙監視員は集計室に立ち入ることができなかった」などとツイッターで不正を訴えた。ただ、国民向けに肉声を発せず、ツイートも散発的で、いつもの勢いがないのは明らかだった。
 世論調査で劣勢だったトランプ氏は選挙を互角の戦いに持ち込み、郵便投票集計の不正を訴えて法廷で勝つことを狙った。そのための布石として連邦最高裁判事の保守派優位も固めた。
 だが、各激戦州で陣営が起こした訴訟はすぐに壁にぶつかった。無効のはずの郵便票が集計されたと集計中止を求めたジョージア州の裁判は、約1時間の審理で「証拠がない」と却下。「不正を十分に監視できない」と主張したミシガン州では、既に集計が終わっていることを理由に訴えを退けられた。
 分の悪さを象徴したのはトランプ氏の5日の記者会見。民主党の「不正」を相次いで訴えると、複数のテレビ局で「大統領が多くの虚偽発言をしている」などと一方的に中継が打ち切られた。
 2000年大統領選では、フロリダ州の再集計をめぐる訴訟が連邦最高裁の最終決定が下されるまでもつれた。当時のブッシュ陣営の弁護団を率いたベーカー元国務長官は米メディアで「(00年は)何度も行われた集計を打ち切るかどうかの議論だった。民主主義社会で集計するなと言うのは無理がある」と語り、トランプ陣営の戦略の甘さを指摘した。
 最後にトランプ氏のはしごを外したのは「親トランプ」メディアだった。CNNの報道によると、保守系FOXニュースは、トランプ氏が法廷闘争を続けていることを理由に、270人の選挙人をバイデン氏が獲得しても「次期大統領(プレジデント・エレクト)」と呼ばないよう社内に指示を出していたという。
 だが7日午前、各社がバイデン氏の「当選確実」を伝えると、FOXも含めほとんどのメディアがバイデン氏に対して「次期大統領」「第46代大統領」という呼称を使用。トランプ氏は「誰が大統領かを決めるのはニュースメディアではない」と声明で反発したが、権力移行の流れは阻止できず、バイデン氏の元には各国首脳から次々に勝利への祝意が寄せられた。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 最後に私見だが。

 それにしても何処の選挙州においても、民衆の間で物騒かつ無秩序とも言える自主的選挙戦が繰り広げられた「米大統領選」だった。

 投票率も高く、民主党のバイデン氏、共和党のトランプ氏共々、7000万票を超過する膨大な民衆の支持を得た選挙戦だった。

 話に聞くと、選挙日当日にも選挙活動が派手に繰り広げられるらしい。
 我が国の選挙を振り返ると、(ほぼ何時の選挙でも“選挙無関心国民”が多い事実に比例し投票率が低いのを反映してか??)選挙日当日とは街が“ひっそり”している感覚があるものだが…)


 表題に戻って。

 あれほど「自分の勝利だ! 訴訟を起こして今後も闘うぞ!!」と叫び散らしたトランプ氏を、3度目の現妻であるメラニアさんが「もう敗北を受け入れる時だ」と諭して沈静化させたのならば。

 これ、実に立派な「内助の功」だ。

 ここはメラニアさんに大いなる拍手喝采を送ろう!