原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

不動産貸付業も“コロナ禍”の煽りを受け……

2020年11月06日 | 仕事・就職
 (冒頭写真は、昨日“原状回復工事”を終えた義母所有不動産貸付物件の一室。)


 昨日、私は亭主と共に冒頭物件の工事終了確認のために現地を訪れた。


         
 この写真は、貸付業仲介を担当して頂いている不動産会社のネットページに掲載中の当該物件入居者募集ページ。 (物件3階部分は、後に大規模リフォームにより追加した“ロフト”部分。)


 この物件の(上記写真の)2階右端の部屋に、亭主と婚姻直後に(無償で😜 )半年ほど住まわせて貰った事があるため、いつも現地を訪れると多少懐かしい。
 (参考だが、その後は婚姻前の約束通り我が夫婦には義母からタワー物件がプレゼントされ、そちらへ引越した。 更に参考だが、そのタワー物件を諸事情により我が夫婦が気に入らず、たったの1年4ヶ月のみの居住で通常マンションに買い替え引越した。 タワー物件は諸般の理由により“暮しにくかった”のが本音だ。 言っておくが、その我が儘夫婦の片割れであるこの私も、その買い替えに際し少なからずの自己負担をしましたよ!)

 ご覧のごとく南側全面が(土地所有者の事情によるようだが)ずっと空き地となっている。 それ故に最寄駅の山手線某駅より徒歩圏内にもかかわらず、何とも開放感のある恵まれた立地条件だ。 これも、当該物件人気の大きな理由の一つであろう。


 さて、原状回復工事確認に話を移そう。

           

                    
 上記写真は、昨日私がスマホにて撮影したものだが。

 現地を訪れたのは午後2時だが、太陽光線がきちんと部屋を照らし、ピカピカに磨かれたフローリング(賃貸物件にしては珍しく、本格的フローリングを施しているのだが)を美しく照らしていた。  手前にもう一面窓があり、室内は十分に明るい。
 モニター付きインターフォンも完備され、防犯面でもバージョンアップした。
 室内を一覧したところ、原状回復工事自体は一カ所を覗き完璧に完了していた。 (その一カ所については、本日中に工事が完了するとのことだ。)


 さて、そうなると残された課題は、「入居者募集」だが。

 先月大規模リフォームが完了したファミリー向け物件など、工事中に既に入居オファーが入っていたのに比して…

 やはり単身者向けの部屋は、どうも“コロナ禍”の煽りを受けている様子だ。
 仲介を担当して下さっている業者担当者氏がおっしゃるに。
 「そもそもファミリー向けの部屋に比して、単身者向けの部屋への入居は不確実感が高いが。  今年に関しては“コロナ禍”の影響と思われるが、賃料等を値切る顧客が多いように見受けられる。 対応策としては、家賃を低めに抑えるか、あるいは初期費用(敷金・礼金等々)を低額に抑えた方が、入居者を早期に確保し易い… 等々」

 これに即刻合点した私は、亭主と話し合ってすぐさま決断を下した。
 「それでは、敷金・礼金を ゼロ・ゼロ で行きましょう!」
 (これは、過去に我が単独購入物件を20年間程賃貸運用した実績のある原左都子の経験則に基づいての決断だ。 そうした方が高家賃にこだわり部屋を長期間空室にするより、結果として高収入に繋がる、と読んだ故だ。)


 いや確かに、このコロナ禍現状下におかれている単身者皆さんの苦難の程を想像して余りある。
 入居時に一時金として支払わねばならない「敷金・礼金」等の負担を貸主として少しでも軽減する措置により、快く入居して下さるならばそれに超したことはない。

 それにしてもこの晩秋の季節とは、賃貸借物件が“動きにくい”時期でもあることを私は過去の経験より十分に把握している。

 はてさて、年内入居が実現するならば貸主としてはラッキーだが。
 おそらく年明けまで待つ覚悟を決めておくべきだろう。