原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ローマ・ピサ・フィレンチェ 列車と徒歩の旅 -ローマの地下鉄編-

2016年02月06日 | 旅行・グルメ
 (写真は、ローマの地下鉄A線 Ottaviano駅ホームで撮影した地下鉄。 ご覧の通り、落書き等が平然とされ薄汚れていて、決して美しいとは言えない。)


 午後カメラ充電を終えホテルを出た我々は、地下鉄テルミニ駅へと向かう。

 
 ローマの地下鉄乗り場は 「M」 マークがシンボルなのだが、当初ローマ市内の地図を見た私はこれを「マクドナルド」かと勘違いした。
 「ローマには随分と沢山、マクドナルドがあるなあ」  いや、そうじゃないだろ。 これは地下鉄乗り場のマークだよ。

 参考だが、実際マクドナルドの店舗は日本に劣らずイタリアにも数多い。
 後日フィレンチェにて一度マクドナルドに立ち寄ったが、メニュー内容は日本とまったく異なるし、そのボリュームに比例してか、びっくりするほどの高額だ。(最低でハンバーガー1個が5ユーロ 約650円也!) 飲み物など普通サイズが日本のLより大きく600ml程あり、よほど喉が乾いていないと到底飲み切れやしない… 


 話題を、ローマの地下鉄に戻そう。

 東京メトロ沿線に住む我々にとって、地下鉄乗車は手慣れたものだ。
 ローマの場合、A線とB戦の2線しかなく小規模運営である。 ただ市民利用者は数多い(観光客の姿はあまり見かけない)様子で、通勤ラッシュ時間帯など東京に負けず劣らずゲロ混み状態となる。 (観光の帰り道がちょうど通勤帰路ラッシュと重なり、まるで東京メトロ生活が再現されるがごとくだった。)

 事前に我が“お利口さんの娘”が、ローマの地下鉄は定額運賃である事、下車時に切符返却しなくてよい事、を調査していた。 
 一番分かりにくかったのは、切符自動販売機の取り扱い方だった。(そもそも日本の都会では今時スイカやイコカでピッと改札を通り抜けるため、販売機のお世話になる機会自体が少ない。) 
 コインの入れ方が私にはどうしても分からない。 ○印の中にコインをはめ込み、力一杯押しても中へ入らない。  それを傍で見ていた、これまた“お利口さんの娘”が、「上へ持ちあげたらどうなの?」なるアドバイスをしてくれる。 それを実行したところコインはすんなりと機械へ入った。 (まったくもって、押してもダメなら上げてみな。との教訓だ…

 もう一つのサプライズは、この切符自動販売機の後方から欧米人らしき若き旅行者カップルに英語で声をかけられ、切符の買い方を尋ねられた事だ。
 その気持ちは分かる。 何故彼らが旅行者風の東洋人の我々を選んで声をかけたのかと推測するに、観光客相手の商売人はともかく、一般イタリア人がほとんど英語をたしなんでいないらしき故だろう。 旅行者風の我々ならば、英語での会話が成り立つと目論んだのであろう。


 地下鉄A線とB線が交差するターミナル駅 テルミニ駅から乗車し、オッタビアーノ駅にて下車した我々は、次なる目的地 ヴァチカン、サンピエトロ方面へと徒歩で向かう。 
 

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