原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

東京都内の新型コロナ感染者は若い世代が多数とのことだが…

2020年04月14日 | 時事論評
 冒頭より、表題に関するネット情報を引用しよう。

 
  都内の感染者は30代が最多 死者は高齢者、男性に偏り     
                         
   新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、東京都内で確認された感染者数の合計が12日、全国の都道府県で初めて2千人を超えた。 12日の都の発表をもとに朝日新聞が分析したところ、最多は30代で全体の2割強を占めることがわかった。 計42人の死者は、70代以上の高齢者に集中していた。
 都内で初めて感染者が確認されたのは1月下旬、中国・武漢からの旅行者だった。
 都内在住者で最初に感染が確認されたのは、2月13日、タクシー運転手の70代男性だった。 この男性は1月に屋形船で開かれた個人タクシー運転手らの新年会に参加しており、ほかの運転手や屋形船スタッフらも次々と感染が確認された。
 その後も感染拡大は続き、2月末時点で都内の感染者は計37人を数えた。 最多は70代の10人だった。 3月半ば頃には、海外への渡航歴がある人たちの感染が目立ち始め、同17日に102人に。 感染源がわからない人も増えていき、同31日に521人となった。
 医療現場での感染も明らかになり、同24日には台東区が永寿総合病院(同区)について、入院患者や看護師の感染を発表。 4月12日までに医療スタッフや入院患者ら関連する184人の感染がわかり、少なくとも20人が死亡した。
 4月5日には計1032人に上り、1千人を超えた。 同12日には中野江古田病院(中野区)の入院患者や医師、看護師ら計92人の感染が明らかになり、合計は2068人となった。
 都内の感染確認者を年代別(うち不明は3人)でみると、最多は30代の423人(20・5%)。続いて40代の375人(18・1%)、20代の342人(16・5%)、50代の317人(15・3%)、60代の216人(10・4%)となっている。
 10代は29人、10歳未満も18人おり、未就学児の重症者も含まれている。男女別(不明は20人)では男性が1273人(61・6%)と多数を占めた。
 一方で、死者42人(年代性別が不明・非公表は4人)のうち、最多は70代の14人(33・3%)で、次は80代の9人(21・4%)だった。感染確認者数では70代以上が全体の16・7%(345人)だったが、死者数では69%(29人)を占め、重症化の傾向がうかがえる。また、死者のうち男性が29人と7割近くを占めた。
 (以上、ネット情報より一部を引用したもの。)



 私見に入ろう。

 上記ネット情報に記載されている中で、現在私個人的に一番気がかりなのは。
 4月12日に中野江古田病院(中野区)の入院患者や医師、看護師ら計92人の感染が明らかになった件だ。
 この中野江古田病院とは、多少遠いが我が家から徒歩圏内に位置する。
 やはり距離的に近い場所での集団感染は、大いなる恐怖感を抱かされるものだ。😨  
 9ヶ月程前まで、この病院に比較的近い場所にある音楽スタジオへフルート練習のために週2ペースで通っていた。 現在はそれを中止しているため、私自身の身にはさほど問題が無いと言えばそうなのだが…
 あの辺の住民の皆さんの中には、当該病院へ通院している方々もおられることだろう。 自ずと感染の危険性が高い地に化しているのであろう事を懸念せざるを得ない。


 別件だが、私が未だに政府のコロナウィルス対応に関して不信感を抱いているのは。
 クルーズ客船ダイヤモンドプリンセス号内の“コロナ陰性”乗客を、通常の公共交通網を利用して帰宅させた件だ。
 その後当該“コロナ陰性”乗客の“陽性”判断が全国各地で下され、それによって東京都内のみならず全国規模に感染が拡大してしまった…
 これに関する政府説明はただの一度も無いまま、この件は今や闇に葬り去られている。
 あの頃、未だPCR検査は安倍政権の指示の下に、巷では実施されていなかった。 (現在とて、ドライブスルーで実施するのどーだの情報があるにはあるが、その具体策の程は正式には何ら発表されていない。)


 冒頭のネット情報に戻そう。

 都内感染者の中で若い世代の感染者が多いとの事実に関してだが。
 特に都内感染者の“感染元特定不能者”のパーセンテージが高い事実を私が分析するに。 
 やはり、満員電車等々交通機関利用にその元凶があるのではないか? と推測したりもする。 
 政府や東京都(特に政府)が幸いとしているのは、若い世代ほど“不顕性感染(感染はしているが症状が出なかったり軽度である状態)”者が多い事実なのであろう。
 ただこれが災いするのは、不顕性感染者より感染した高齢者や持病を持つ人達が重症化する事実であることも、当然政府は我が身息災に利用している事であろう。
 PCR検査を(他国に真似て)ドライブスルー対応等々で実施するとの政府発表を見聞して後、一週間程度経過したと思うのだが、未だそれが実行に移されない現状を如何に解釈するべきか?

 結局、そういう結論に至るのであろう。
 私の口からは言いにくいが、 “感染した高齢者は死んでもらおう。 若い世代は感染しても発症しないか軽症で済むから放置しておこう。” これぞ、我が国政府の結論なのであろう。
 かく言う私自身も、その“死んでもらう高齢者”の一人との自覚は重々ある。😈 

「フィボナッチ数列」ご存じですか?

2020年04月13日 | 学問・研究
 (冒頭写真は、種がフィボナッチ数列により並んでいるらしいひまわり。 ウィキペディアより転載したもの。)


    
     同じく、フィボナッチ数列により葉っぱが並んでいる植物。 ネット情報より引用。 (画像が著作権の対象となることがある、との説明書きのため、自分は無断転載しておきながら、転載はお避け下さいますように。😖 


    
     フィボナッチ数列により設計された間取り。 ウィキペディアより転載。


 新型コロナウィルス関連の話題は巷に溢れているが。

 別分野の話題を探し求めていたところ、今朝ネット画面にて興味深いネタを発見した。
 これぞ、「フィボナッチ数列」だ。

 何分、小中・高校の数ⅡBまで「数学好き」だった私だ。
 何故私が理系進学を目指したのかといえば、「数学好き」だったからに他ならず、決して理科が好きだったわけでは無い。 
 (その辺に関しては、本エッセイ集 “学問・研究カテゴリー” 初期頃に公開した 「1か0かの世界」 内に記載しておりますので、よろしければご参照下さい。)

 “数Ⅲ”も当然ながら理系進学者の必修だったが、数学の試験は選択問題形式が多く、数ⅡBまで完璧にやっておけば数Ⅲ問題を選択せずに済んだ記憶がある。 そのため、数Ⅲに関しては正直言って中途半端だ… 

 
 以下に、ウィキペディア情報より「フィボナッチ数列」に関して、身勝手ながら現在の私が興味深い部分のみを引用させていただこう。

 フィボナッチ数(英: Fibonacci number)は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(ピサのレオナルド)にちなんで名付けられた数である。 

 概要[編集]

n 番目のフィボナッチ数を Fn で表すと、Fn は再帰的に 
F0 = 0,F1 = 1,Fn + 2 = Fn + Fn + 1 (n ≧ 0)
で定義される。 これは、2つの初期条件を持つ漸化式である。 
この数列 (Fn)はフィボナッチ数列(英: Fibonacci sequence)と呼ばれ、 
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946, …(オンライン整数列大辞典の数列 A45)
と続く。 最初の二項は 0, 1 であり、以後どの項もその直前の2つの項の和となっている。 
1202年にフィボナッチが発行した『算盤の書』(Liber Abaci) に記載されたことで「フィボナッチ数」と呼ばれているが、それ以前にもインドの学者であるヘーマチャンドラ (Hemachandra) が韻律の研究により発見し、書物に記したことが判明している。 

 兎の問題[編集]

フィボナッチは次の問題を考案した。 
  • 1つがいの兎は、産まれて2か月後から毎月1つがいずつの兎を産む。
  • 兎が死ぬことはない。
  • この条件のもとで、産まれたばかりの1つがいの兎は1年の間に何つがいの兎になるか?
つがいの数は次の表のようになる。 どの月のつがいの合計も、その前の2つの月での合計の和となり、フィボナッチ数が現れていることがわかる。 
 産まれたばかりのつがい生後1か月のつがい生後2か月以降のつがいつがいの数(合計) 0か月後 1か月後 2か月後 3か月後 4か月後 5か月後 6か月後 7か月後 8か月後 9か月後 10か月後 11か月後 12か月後 
100
010
101
111
212
323
53513 
85821 
1381334 
21132155 
34213489 
553455144 
895589233 


 

  その他の話題[編集]

  ヒマワリの種は螺旋状に並んでおり、螺旋の数を数えていくとフィボナッチ数が現れる。
 フィボナッチ数は自然界の現象に数多く出現する。  
 花びらの数はフィボナッチ数であることが多い。  
  • 3枚:ユリ、アヤメ、エンレイソウ 
  • 5枚:オダマキ、サクラソウ、キンボウゲ、野バラ、ヒエンソウ
  • 8枚:デルフィニウム、サンギナリア、コスモス
  • 13枚:シネラリア、コーンマリゴールド
  • 21枚:チコリ、オオハンゴンソウ 
  • 34枚:オオバコ、ジョチュウギク  
  • 55枚:ユウゼンギク
  • 89枚:ミケルマス・デイジー 
    • 花弁の数が144に達することはない。この数は、他の自然界に見られるフィボナッチ数の例でも限界になっていることが多い。
    • 植物の花や実に現れる螺旋の数もフィボナッチ数であることが多い。 
    • ヒマワリの螺旋の数はフィボナッチ数とされることもあるが、螺旋の数が多い場合、中心から離れると螺旋の隙間にも種ができてしまうため、途中から枝分かれしてフィボナッチ数にならないこともある。
    • パイナップルの螺旋の数は時計回りは13、反時計回りは8になっている。
    • 葉序(植物の葉の付き方)はフィボナッチ数と関連している。
    • ハチやアリなど、オスに父親がない家系を辿っていくとフィボナッチ数列が現れる(父母2匹、祖父母3匹、曽祖父母5匹、高祖父母8匹…)。
 
 最後に我が感想だが。

 数学とは自然の摂理を解き明かす学問であるのか、あるいは、自然の摂理が数学に従っているのか??  
 「どっちもじゃ!!」  とのCMのフレーズが聞こえてくる気もするが。

 おそらく前者に軍配が上がりそうにも思えるが。 
 古代より哲学者達の間で発展してきた「数学」と「自然の摂理」とが一体化している事実こそが、この世の不思議でありミラクルであろうと。

 悲しいかな、既に「数学」を語るには十分に年老いてしまった原左都子として結論付けておこう。
 それにしても「科学・学問」とはまさにロマンであり、ミラクルであるなあ。

安倍首相に言われずとて “うちで踊って” いるぞーー!

2020年04月12日 | 音楽
 (写真は、現在自宅でのコロナ対策としてダンスエクササイズを実施しているのだが、その際使用しているウオークマン。)


 冒頭より先程ネット上で見た情報を引用しよう。

 「うちで踊ろう」安倍首相もインスタ投稿 賛否、次々          朝日新聞社  
      2020/04/12 13:32                      
                         
    安倍晋三首相は、星野源さんの動画に合わせて自宅でくつろぐ様子を投稿した=首相官邸インスタグラムより
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が外出自粛を呼びかける中、安倍晋三首相が12日、ミュージシャンの星野源さんが歌う「うちで踊ろう」の動画に合わせ、愛犬を抱いたり、読書したりするなど、東京・富ケ谷の自宅でくつろぐ様子を首相官邸のインスタグラムや自身のツイッターなどに投稿した。
 首相官邸のインスタグラムには、「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています」と自宅待機を呼びかける首相のメッセージも添えられた。
 首相の投稿には「ゆっくり休んで下さい」など、首相を気遣う投稿が相次いだ。 一方、「くつろいでる場合じゃない人が日本にはたくさんいますよ」といった批判的なコメントも多数寄せられた。
 立憲民主党の蓮舫氏は自身のツイッターで、「自宅でくつろいでいる様子で、国民も自宅待機をして欲しいと言うのか」と疑問を示した上で、「自身の自宅映像や芸能人映像ではなく『自粛と補償はセット』の政策を」と苦言を呈した。
 動画は11日に私邸で撮影された。 首相は同日午後3時前に首相官邸に出邸し、午後4時からの政府対策本部に出席。 午後5時ごろ帰宅した。 この日は、午後11時45分時点で新たに740人以上の感染が確認され、1日あたりでの過去最多を更新した。
 (以上、ネット情報より一部を引用したもの。)


 我が感想だが。

 安倍さんが家で寛いでいる姿など、想像しただけで気持ち悪くて反吐が出そうだが…😱 
 よくぞまあそんなプライベート映像を、世が“コロナウィルス戦禍”のまるで世紀末がごとくの混乱渦中に公開したものだ。 
 上記情報内にある通り、    「くつろいでる場合じゃない人が日本にはたくさんいますよ」といった批判的なコメントが、当然多数寄せられるであろうし。
 また、立憲民主党の蓮舫氏がツイッターで苦言を呈して、「自宅でくつろいでいる様子で、国民も自宅待機をして欲しいと言うのか」と疑問を示した上で、「自身の自宅映像や芸能人映像ではなく『自粛と補償はセット』の政策を」。
 皆さんがおっしゃるとおりだ。

 言っちゃ悪いが、安倍さんて基本的にセンスがズレていると言うのか。
 自分では国民のためを思っている“フリでもしたい”のだろうが、こういう場面ではどうも思考力が浅いのがバレる言動が目立つ気がする。


 そんな安倍さんと我が趣味が同じ(??)だったことに嫌気がさすが。😵 

 実は我がコロナ対策として「自宅室内でのエクササイズ」を採用したのだが、まさに “うちで踊ろう!” を日々バリバリに実行している。
 いや、私の場合は安倍さんのごとく愛犬は元々いなければ、読書をしながら踊るなどとの、そんな“柔な”ダンスではない!

 
 冒頭写真のウオークマンに関して、少し説明しよう。
 これは、12年程前にランニング練習中音楽を聴くために購入したものだ。 イヤホンのみはつい最近故障し、亭主が持っていたものをちゃっかり貰って使用している。 
 本体は至って丈夫で、12年の年月に及ぶ酷使にもかかわらず何らの故障も無い。
 この中に購入直後に入れたダンスミュージックが保存されているのだが、それに合わせて一人で30分間のダンスエクササイズを日々黙々と実行している。


 一体如何なる楽曲で踊っているのかと言えば。

 70年代ディスコサウンド (アラベスク、 ボニーM、 コモドアーズ、 ダイアナ・ロス、 ドナ・サマー、 アース・ウィンド&ファイアー、 グロリア・ゲイナー、 クール&ギャング、 クインシー・ジョーンズ、 サンタ・エスメラルダ、 etc……)

 ピンク・レディ、モー娘。 その楽曲だが。 (ピンク・タイフーン、 黄色いお空でブンブンブン、 恋愛レボリューション21、 カメレオン・アーミー、 モンスター、etc.…… ダンスが激しめの楽曲を採用している。)

 特にエクササイズの効果を考慮した場合、後半のピンク・レディ、モー娘。 が有効性が高く、そちらを愛好している。


 政府や都のコロナウィルス自粛指導に合わせ、この室内ダンスエクササイズを実施開始して2週間程が経過した。 
 元々スリム体型の私だが、このエクササイズにより“腰回り”が以前より少しスッキリしてきたように感じるのだが、単に我が希望的観測か??  😓  

義務教育課程はともかく、高校の「休校」に於いては各校や個人の自由度が認められるべきでは?

2020年04月11日 | 教育・学校
 つい先程、以下のネット情報を発見した。
 早速引用しよう。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、学校が再開されたことに反発した茨城県立日立一高3年の一部生徒が8~10日、「ストライキ」を起こした。 県内の全県立校を臨時休校するよう求める「通告書」を県教育委員会などに送付している。
 日立一高によると、3年生233人のうち、コロナウイルスの感染懸念を理由に8日は36人、9日は82人、10日は76人が登校しなかった。 多くがストの賛同者とみられる。
 生徒らは通告書で、感染者が出ていない地域でも早めに感染拡大防止措置を取る必要があると主張。 県教委に①マスクなどが十分確保されるまで県内の全学校を臨時休校とすること ②休校期間中の生徒の学習が支障なく行われるように、オンラインのシステムなどを活用した仕組みを構築すること――などを求めた。
 生徒らは学校内の環境について「感染リスクが高く、県教委から予防についての具体的指針も提示されていない」と指摘。 一部地域に限った休校措置では、県内に教育格差を生むとも批判している。 県の対応によってはスト期間の延長も示唆している。
 県教委の担当者は「県の方向性に変更はないが、生徒の意見は受け止めたい。連絡があれば、県としての考えを丁寧に説明したい」とした。
 (以上、ネット情報より引用したもの。)

 
 私見に入ろう。

 私は安倍政権より「全国小中高一斉休校措置」が発表された直後の2020.02.28に「全国小中高一斉休校措置 その間親がサリバンをやれば?」と題するエッセイを公開している。

 以下に、その一部を再掲載させて頂こう。

 私自身の学業経験(幼稚園から2度目の大学・大学院修了まで)歴が20数年、我が子のサリバン歴が26年、そして数年の教員歴があり、加えて医学関係者でもある私は、しかと考えた。
 確かに昨夜の安倍首相の冒頭事案の発表は、唐突だった。😲
 新型コロナウィルス騒動に於いて隠蔽工作の上、大失敗をしでかした安倍政権だが。  ここぞ一発決めねば! と焦った挙げ句の“破れかぶれ政策”だったとも結論付けられよう。😷
 上記岩田教授のご発言部分を反復するならば。
 「クルーズ船内の感染防止体制を批判した岩田健太郎神戸大教授(感染症内科)は27日夜、ツイッターに、感染症対策が透明性を欠いているとして「なぜ学校?なぜ休校?根拠となるデータは?誰が進言したの?どういう根拠で?謎ばかり」と投稿した。」
 おっしゃるとおりであろう。 まさに今回の安倍政権の突然の発表はその失敗の尻拭いと私も理解している。 
 そうであるとして、 私見としては、今の時期が学年末に当たっている事実が少しは救いとなっているとも考える。
 ほとんどの学校が、既に大方の年度学習を終えている頃ではなかろうか??
 評価の問題を口にする学校現場の教員氏達も存在するようだが。  そもそも、子どもの学習に於ける“他者からの評価”など二の次の位置づけで片付けられそうにも思う。  子ども個々の“学習習熟度”こそが肝心であろう。 それを各家庭で確認すれば十分ではなかろうか?
 それよりも、ここは子供間での“感染阻止”に重点を置くべきであり、感染動向が落ち着くまで「休校」措置を採用することが、「悪」とは言い切れない側面もあろう。
 では、如何にその間の学習指導を施すか?
 もちろんのこと、学校側からは課題提供等の準備がなされる事であろう。 加えて休校中も、学校側から何らかの対策もなされる事と想像する。
 ここは親としては、我が子の学習に接する“絶好の機会”と捉えては如何だろうか?
 私事を語ると、私は娘の“サリバン業”を26年間続行した。 それをいつ成したのかと言えば、毎晩だ! 特に小学校入学から大学卒業まで、1日も欠かさず娘の学習習熟度の確認を実施した。  特に遅れをとっている科目や課題に於いては、時間を割いてそれをフォローしてきた。 (大学の小論文課題に関しても、サリバンの私が必ずや目を通した事に関しても、バックナンバーにて公開している。)
 お仕事でご多忙な保護者の方々も数多いことであろう。 それでも、こんな時こそ、我が子の学習にかかわる絶好のチャンスではなかろうか?
 私は決して安倍政権の“回し者”ではないどころか、徹底した“反阿部派”だ!
 その立場からも、ここは学年末でもあるし、保護者も協力しつつ子ども達を「新型コロナウィルス肺炎」感染から守る手段をとるべきかと考える。
 (以上、本エッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)


 実は当該バックナンバーエッセイには、メッセージ欄を通じて複数の“批判意見”を頂戴した。
 その趣旨とは、早い話が「アンタはサリバン出来るのだろうが、ほとんどの親はそうな行かない」との要旨だった…
 ごもっとも、と言えばそうなのだが…。 
 いや、私はそうは思わない。 やろうと思えば、何処の親御さんとて我が子のサリバンになれるはずだ! (子どもさんが小中生ならば)少なくとも中学校を卒業していれば、時間さえ工夫して確保出来るなら可愛い我が子の学習の面倒をみれるはず、と私は信じたい。


 表題に戻すと、今回のエッセイテーマは「高校」に於けるコロナウィルス措置だ。
 どうやらネット情報の高校では、「登校」を強制されたようだ。 それに「休校派」が対抗している構図だが。

 私見だが、そもそも高校は義務教育ではない。
 しかも小中学生に比し、親が自宅にいなければ成り立たない年代でもない。
 教科内容とて、自宅学習で十分に満たされるはずだ。
 上記「通告書」内にも記載されているが、今時オンラインによる自宅学習システム構築など、その気があればすぐに立ち上げが可能であろう。 

 学校内の環境について「感染リスクが高く、県教委から予防についての具体的指針も提示されていない」と指摘。  との記載があるが。
 そうであるならば尚更、教委側は“学校再開反対派”の意見を真摯に受け入れ、善処するべきだ。

左都子コレクション ー ミュージアムショップで購入した絵はがき編 1 ー

2020年04月10日 | 芸術
 (冒頭写真は、我がコレクション 「ミュージアムショップで購入した絵はがき」のごく一部。)


 “新型コロナウィルス肺炎”感染者が昨日180数名を記録した東京都をはじめ、主要都市部に「緊急事態宣言」が発令された。

 行動自粛をやむなくされ、我が趣味のひとつである美術館・博物館へも行けず。 と言うよりも、そもそもそれら施設のほぼすべてが1ヶ月以上前より休館中だ。

 本日午前中に、せめてミュージアムショップで買い求めた絵はがき観賞でもしようと思い出し、書棚から取り出してみた。
 何の分類整理もせず乱雑に収納されている絵はがきの中から、本日は上記写真の絵はがきを紹介しよう。


 左上より。

 〇 村上豊 「風薫る」 (講談社野間記念館)
 〇 いわさきちひろ 「ひなげしと子ども」 (いわさきちひろ美術館)
 〇 いわさきちひろ 「おやゆび姫」  (同上)
 〇 レンピッカ 「ピンクの服を着たキゼット」 (レンピッカ展)
 〇 レンピッカ 「緑の服の女」  (同上)
 〇 ポール・ゴーギャン 「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」 (ゴーギャン展 ボストン美術館所蔵)
 〇 ジョルジュ・フーケ 「真珠とエナメルの花」 (国立西洋美術館 橋本コレクション) 

 上から2段目。

 〇 フィンセント・ファン・ゴッホ 「アルルの寝室」 (ファン・ゴッホ美術館)
 〇 マルク・シャガール 「日曜日」 (シャガール展 ポンピドーセンター、国立近代美術館、パリ)
 〇 フィンセント・ファン・ゴッホ 「ゴーギャンの椅子」 (ファン・ゴッホ美術館)
 〇 エドガー・ドガ 「踊りの稽古場にて」 (ポーラ美術館)
 〇 エドガー・ドガ 「エトワール」 (オルセー美術館)
 〇 浜口陽三 「ロビーナのさくらんぼ」 (武蔵野市立吉祥寺美術館)
 〇 アンリ・マチス 「縞ジャケット」 (石橋財団 ブリヂストン美術館)
 
 上から3段目。

 〇 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」 (石橋財団 ブリヂストン美術館)
 〇 藤田嗣治 「ドルドーニュの家」 (同上) 2枚同じ絵はがきを並べてしまったのは、ブリヂストン美術館へは何度も通ったため、あしからず…。
 〇 岡鹿之助 「セーヌ河畔」 (同上)
 〇 東山魁夷 「スオミ」 (泉屋博古館) 
 〇 小林古径 「人形」 (同上)

 上から4段目。

 〇 フィンセント・ファン・ゴッホ 「ひまわり」 (東郷青児記念SOMPO美術館)
 〇 グランマ・モーゼス 「春うらら」 (同上)
 〇 パウル・クレー 「花ひらく木をめぐる抽象」 (国立東京近代美術館)
 〇 古賀春江 「海」 (同上)
 〇 ラウル・デュフィ 「オペラ座」 (ザ・フィリップコレクション)
 〇 ラウル・デュフィ 「オーケストラ」 (石橋財団 ブリヂストン美術館)

 最下段。
 
 〇 ベルナール・ビュフェ 「目玉焼きのある静物」 (ニューオータニ美術館)
 〇 ウジェーヌ・カリエール 「洗面(カリエール夫人、エリーズ、レオン」 (カリエール展)
 〇 江戸時代制作 「扇面藤葵牡丹模様打掛」 (サントリー美術館)
 〇 江戸時代制作 「秋草扇面散蒔絵料紙箱」 (同上)


 最後に、原左都子の“戯言”だが。  
 
 いやはや、この作業は予想以上に疲れた…
 すべての解説は、絵はがき裏面に記載されている“いとも小さき記述”に従ったのだが。 
 60代半ばに達し未だ“老眼鏡要らず”の我が目を誇っていた身にして、さすがに今回は「虫眼鏡」のお世話になった。😵 

 ただまさに当分美術館や博物館へ当分行けない身にして、我がその遍歴を少し振り返ることが叶った事は確かだ。

 過去において我が娘が美術分野への進路を目指すずっと以前より、私は娘を伴って美術館・博物館等々へと積極的に娘を誘(いざな)ったものだ。

 そんな我が時代を思い起こすためにも、 “新型コロナウィルス自粛要請”が続く限り、時にはこのシリーズをエッセイテーマとして取り上げようと志している。 😃