原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

繰り返す子どもの“夜泣き”、もしかしたら「夜驚症」かも。

2020年06月25日 | 医学・医療・介護
 昨日昼のニュースを見ていると、以下のニュースが流れた。

 長男(2)を敷布団で巻いて殺害したとして、警視庁は24日、東京都町田市主婦T容疑者(31)を殺人容疑で逮捕し、発表した。 T容疑者は調べに「泣きやませるためだった。殺すつもりはなかった」と供述し、容疑を一部否認しているという。
 町田署によると、武田容疑者は23日午後8時50分ごろ、自宅2階の一室で、長男の崇太郎君の全身を敷布団で巻き、約40分間放置して殺害した疑いがある。 夜泣きがやまなかったといい、これまでも泣きやまないときに敷布団で巻くことがあったという。
 同9時半ごろ、様子を見に行った武田容疑者が、崇太郎君が息をしていないことに気づき110番通報。 崇太郎君は病院に搬送されたが、同11時10分すぎ死亡が確認された。 窒息死とみられる。
 武田容疑者は放置していた間、会社員の夫(37)、双子の長女(2)と1階にいたという。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 私事に入ろう。

 ちょうど昼飯時で隣にいた亭主に、「この2歳の男の子、夜驚症だったんじゃないの? うちの〇〇(娘)がそうだったからそう思う。」と話しかけると。
 亭主もそれをよく覚えていて、「〇〇の夜驚症は凄かった」と振り返る。

 もうそれはそれは「凄い」などという範疇ではなく、“気狂いのごとく異様な程に”ほとんど毎日泣き叫んだものだ。 
 我が娘の場合、むしろ昼寝後の症状が酷かった。 症状が出ると手が付けられない。 “あやす”などとの対応は全く無効で、とにかくその「発作」が静まるまで抱っこをして時間を待つしか方策がとれなかったものだ。 (我が娘の場合は、“抱っこ”をせがんだ。)
 面白いことにその「発作」は(我が娘の場合は)30分程で収まり、その後は何も無かったがごとく本人はケロッとして、いつもの可愛い〇〇ちゃんに戻るのだ。

 我が娘の場合は他にも奇病を数多く抱えていて複数の専門医にかかっていたため、直ぐにその症状を相談することが叶った。 脳波(異常が見つかった)やCT(こちらは特段の異常なし)等の定期検査を繰り返し、「夜驚症」であることが判明した。
 その担当医がおっしゃって下さった言葉を今でも覚えている。
 「必ずや治ります。 お母さんは日々大変でしょうが、もうしばらくの辛抱です。 〇〇ちゃんを大事にしてあげて下さい。」
 このアドバイスが大きな後ろ盾、大きな励みとなったものだ。
 さすがに専門医、そのお言葉通り我が娘の「夜驚症」は小学校入学時には完治していた。  お陰で我が子を殺さずに済んだ… 😰 


 ここで、「夜驚症」に関する専門情報をネットより引用しよう。

 夜驚症は、子供の睡眠障害の1つです。
普通に眠っている最中に、急に泣き叫んだり、叫びながら暴れたりという症状、発作が起こります。
 脳は深い眠りについている状態、ノンレム睡眠時に起こる発作であることから、子供自身が夜驚症の症状が起こったときの事を覚えていません。
 夜驚症の発作は、3歳~6歳の子供に多く見られる症状です。 睡眠時驚愕症とも呼ばれることがあります。 睡眠機能がしっかりと完成するまで、思春期までにいはおさまることがほとんどです。
 基本的には治療しなくても自然に治ることが多いです。
ちなみに、子供が眠っている時に様々な症状が起こるということは夜驚症以外にもあり、悪夢障害、夢遊病等など、全てを総称して【睡眠時随伴症】と呼びます。
 夜驚症の原因
 夜驚症の原因としては、はっきりとは解明されていません。
しかし、子供の脳は睡眠時にコントロールする機能が未熟であるために、眠っている状態から覚醒することができずに夜驚症が起こってしまうと考えられています。 
また、子供がものすごく楽しい体験をした時、逆にものすごい怖い体験をした時、過度に緊張した経験などが原因となり夜驚症を引き起こすとも考えられています。
 夜驚症の症状
 夜驚症の症状としては、眠っている状態なのに突然目を覚ますところから始まります。 座り込んだり立ち上がったりして、突然泣き叫び出したり、何か怖いものにおびえているような行動や表情をしながら泣いたりします。 泣かずに叫び暴れるという症状が起こることもあります。
 自立神経がものすごく強い興奮状態となるため、心拍数が急激に上がったり、呼吸数が増えてしまい、ひどく汗をかくこともあります。
発作が落ち着きおさまってくると、徐々にはっきりと目を冷ました状態に近づいて行きます。
 発作がおこってからしばらくは、話しかけたりしても全く返事をしてくれないような状態です。 ママの姿も見えていないような行動でしょう。 しかし、徐々に落ち着いてくれば、声をかけると返答したり、ママの顔を見たりします。
 夜驚症の症状が起こる発作時間としては、個人差がありますが、大体1から10分くらいでおさまります。 発作がおさまった時、本人は何が起こったのか覚えていないというのも夜驚症の症状の特徴ですね。
 夜驚症の発作が起こり、症状が見られた場合、子供自身は部分的覚醒状態にあります。 そのためパパやママが声をかけても、子供は声に対して反応しません。
外に出たりしないか、階段を登ったりしないか、段差から落ちたり躓いたりしないかなど、危険が及ばないように近くで見守ります。
 発作中は意味不明な行動を取り、部屋から出ていったり、壁に向かって歩いて行ったり、大きく暴れたりということがありますが、基本的には見守りましょう。
パパママが一生懸命無理に抑えこもうとすると、発作がより悪化してしまうことがあります。 無理に押さえつけること無く近くで見守るのが正しい対処法です。
 夜驚症の治療方法
 子供の夜驚症の発作が起こり、症状を見ると、ものすごく不安になります。 どこかが悪いのではないか、我が子は大丈夫なのかと心配です。 しかし、夜驚症が健康を害す病気などではないため、基本的に治療は必要ないとされています。 あえていうのであれば、近くで見守り自然治癒を待つことが最善の治療方法となりますね。
 夜驚症ではなく、てんかんなどの病気が原因となり症状が起こっているもあるので、発作の回数が多かったり、症状がひどい場合などは受診してみるとよいですね。

 (以上、「夜驚症」に関するネット情報の一部を引用したもの。)



 上記情報を読むと、「夜驚症」の症状にも多少のバラつきがあるようだ。
 我が娘の場合は、その「発作」時間がいつも30分程と長かった。 また「抱っこ」をせがむとの症状もあった。 
 とにかく「夜驚症」の症状が出た時には上記情報内に記されている通り、子どもの安全を視野に入れつつ症状が過ぎ去るのを待つのが親の役目であろう。


 冒頭の「2歳長男殺害事件」に話題を戻そう。

 私も我が子の「夜驚症」の苦労を数年経験してきているため、もしもその子が「夜驚症」だったのなら… との思いを抱かされる。  母親の日々の苦労の程が我が事として蘇る… 
 ご亭主もその時自宅の1階にいたとの報道だが。 
 長男と母親を救う手立てが無かったものか、と無念でもある…


 「夜驚症」を持つ子を育てた経験を有する立場から、今回のエッセイを公開させていただいた。
 と言うのもこの手の相談を周囲にしても、それを知らない人々からは「子どもって泣くものなのよ。 もっとおおらかに子育てしなさい」等々の“間抜けな回答”しか返って来ないものだ。😫 

 この現象に傷つけられ続けた我が子育て時代でもあったが故に、「医学」に関する専門知識・情報の重要性を語りたくもあった。

小池さん、都知事再選より都民の命こそを優先してもらえないだろうか??

2020年06月24日 | 時事論評
 冒頭から、先程見た“コロナ禍”に関する東京都のデータに関する情報を引用しよう。


   東京都で、緊急事態宣言の解除以来最大の55人という新たな感染者が確認されたことについて、小池都知事の反応が入ってきた。

 小池都知事 「非常に多い。5月の初めから最多の数字になる。 濃厚接触者は55人のうち32名となっている。(第2波ではないという認識?)専門家に分析をお願いしたいところ。きょう出てきた数字ですから、引き続き、ワーキングの皆さんにも分析してもらいながら、今後の方針等も進めていきたい」
 第2波という捉え方については専門家の意見を聞いてということだが、これまでは夜の街関連のクラスターが目立っていたが、職場内クラスターが起きていた。

 新たなクラスターが判明する中で、これ以上の感染拡大を防ぐための注意が必要。

 (以上、先程見たネット情報より引用したもの。)



 ここのところ、私が住む東京都内での“コロナ感染者数”が急増している現状だ。

 そんな折、不幸にも東京都は2週間後に「都知事選挙」を控えている。

 自民党政権と“(事実上)結託”している小池氏が、6月中旬頃までは政権よりも都民の安全性を重視していたと私は捉えていた。

 ところが都知事選が公表されて以降、小池さんは都民の前に姿を現さなくなってしまった。
 小池さんご本人が選挙活動で日々必死であろうことは重々想像可能だ。

 だが、これ程までに都内での感染者数が激増してしまっている現実下に於いて、都民の安全にも増して。
 自身の都知事勝利を目指しておられる事態があからさまな事実に気づかれないのであろうか??

 都民の目線は鋭いと私は理解している。
 有力若手立候補者も存在する中、小池さんはご自身の“勝利”を信じてのこの感染者急増に対する対応なのだろうか???

 小池百合子さんが今現在「現役都知事」の任務下最前線に置かれている事実を、是非とも今一度思い起こして欲しいものだ!! 😡 

何でもスマホと一体化するの勘弁して!

2020年06月23日 | 時事論評
 (冒頭写真は、昨日化粧品を購入した某店舗にて発行されたポイント情報。)



 つい先程見たネット情報より引用しよう。

 政府がマイナンバーカードとスマートフォンの一体化を検討していることがわかった。
 政府関係者によると、利用が低迷しているマイナンバー制度の普及促進に向け、政府が将来的にマイナンバーカードとスマートフォンを一体化させることを検討していることがわかった。
 一方、政府は23日に開いた会合で、マイナンバーカードと運転免許証や国家資格証、在留カードなどとの一体化に向けた議論に入った。
 菅官房長官は「年内に工程表を作成し、できるものから実施していきたい」と強調した。 
政府はすでに健康保険証との一体化については、2021年3月から始めることにしている。
 運転免許証やスマートフォンとの一体化が実現すれば、さらに利便性が高まることになる。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 一旦、話題を冒頭写真に戻そう。

 私は昨日、冷たい梅雨時期の大雨の中買い物等々に出かけた。
 そのうち化粧品に関しては、いつも当該某店舗にて購入することに決めている。
 何故ならば“還元ポイント点数”が10%と高い故だ。😁 

 ところがいつも当該店舗で困惑するのは、ポイントシステムがクレジットカードとスマホ(携帯)に登録しているアプリとの2本立てとなっている事態だ。
 実は私は、未だにスマホのアプリが理解出来ていない程の“スマホ難民”だ。😵  特にガラケーからスマホに移行した時に、それらの移行が中途半端のようだ。

 昨日化粧品を購入する際、私はよく分からないなりにクレジットカードの方をレジに提示した。 そうしたところ、「ポイントが0状態です」とのご回答。
 「いえ、確かに500ポイント以上溜まっているはずです。 それに関するメールも貴店より頂戴しています」とマスクの口で反論する私に対し、「そのメールを拝見出来ますか?」と会計担当者。
 そしてスマホを取り出しそれを見せると。
 「おそらくスマホに切り替えた時点で当店のアプリがスマホに入れられていないようです。 私がそれを実行してよろしいですか?」
 未だ“コロナ禍”で都内店舗の客数が少ないのが幸いした。 その後、暗証番号(私がすっかり忘却していた…)等の確認に手間取りその作業に30分程要したが、会計担当者は根気よく我がスマホに自社のポイントアプリを入れて下さった。
 そして冒頭写真のレシートを私に提示しつつ、「こちらが本日のお買い物で使用したポイントです。 その下が本日獲得したポイントです。 今後はスマホを提示して頂ければ簡単にポイント使用・獲得が出来ますので、またお越し下さいませ。」
 “スマホ難民客”である私一人に30分もの時間を割いて下さった御礼を伝え、私は店舗を去った。
 
 この事例のように、スマホと一体化することにより何らかのメリットがある場合はその一体化も容認可能だ。


 ところが…
  
 冒頭に引用したネット情報に戻ると。
 (政府はすでに健康保険証との一体化については、2021年3月から始めることにしている。 運転免許証やスマートフォンとの一体化が実現すれば、さらに利便性が高まることになる。) とある。
 
 これ怖いぞ。😱 
 「健康保険証」との一体化により個人の病歴が暴かれないとは限らないし、「運転免許証」との一体化によりその「道路高越法違反検挙歴」とて同様だ。

 更に、既に個人が契約している金融機関の一つをマイナンバーと一体化させるとの情報もある。
 これに関しては、そもそもマイナンバー制度とは「脱税」等々を厳しく取り締まる目的で政府が立ち上げた制度と私は理解してきた。  そのためには国民皆にすべての取引金融機関をマイナンバーと連結せざるを得ないものと思っていた。 (既に我が手元にも「個人年金」締結企業よりマイナンバー提出を求められ、実行済みだが。)
 要するに、当該“金融機関の一つをマイナンバーと一体化させたいとの政府の要求とは、単に今回の“コロナ禍特別給付金”の申請に自治体が大混乱した故の単なる思いつきの政策なのだろう。

 それに便乗し政府は更に踏み込んで、冒頭に紹介した“マイナンバーとスマホの一体化”案を立ち上げたとの有様なのでがあるまいか!?!


 これ、時期尚早ではなかろうか??

 沈みゆく安倍政権は少し黙って、今はご自身の今後の身の振り方を再考されては如何だろう??!
 とでも言いたくなるのが、今現在の国民感情であろう。

安田純平さんは、SNSからの誹謗中傷に如何に対処したか?

2020年06月21日 | 時事論評
 先程ネット上で、シリアにて拘束されたフリージャーナリストの安田純平氏が、雑誌のインタビューに応える記事が掲載されていた。


 この原左都子も、本エッセイ集バックナンバーに於いて、この安田純平氏に関するエッセイを幾度が公開している。
 その中から、2018.11.20公開バックナンバー 「プロと素人をそれ程“線引き・区別”せねばならないか?」の一部を引用させていただこう。

 当該「原左都子エッセイ集」2018.11.04 バックナンバー「怒れられて、嬉しいか?」の最終章に於いて、私は以下の記述をしている。
 内戦下のシリアで拘束されていたフリージャーナリストの安田純平氏が、帰国後の長~~い記者会見内で一応の「謝罪」を述べておられる。
 私見としてはそれを“当然の事”と捉えつつ、安田氏の行動を単に「怒る」との行為がどうなのかとの自問に苦しみつつもある。
 この議論に関しては、世の議論が深まった暁に今一度私論を述べたいと考慮中だが…。
 (以上、本エッセイ集バックナンバーより、一部を再掲載したもの。)

 今回のエッセイは、決して上記フリージャーナリスト安田氏の言動に関する議論を提示しようとするものではなく、あくまでも表題の通り「プロと素人間の線引き」に対する私論を述べる趣旨である。
 何故本日、その私論を述べようと志したのかと言うと。
 2,3日前に、某プロのジャーナリストによるフリージャーナリスト安田氏の行動に関して、「素人がつべこべいうのは間違っている、云々…」の趣旨文面を発見したからに他ならない。
 そのコピーを取り忘れた、と言うよりも。 その後日数が経過するにつれ、その文面を思い出しては何だか“腹立たしさ”が煽られるのだ。

 と言うのも当「原左都子エッセイ集」など、まさに一ド素人がド素人の立場で私論オピニオンを羅列した文集に過ぎない。(いえいえ、中には自分の専門に基づき念入りに内容を検証・監修した上で公開しているエッセイも少なくないのだが。)
 上記ネット文面は、あくまでも“ツイッター”等々ネット上のSNS類に記載されている“素人文面”をやり玉に挙げていたのではあるが。
 そうだとしても今のネット時代に於いては、米国のトランプ大統領とてツイッターで好き放題暴言を吐いている。 日本の国会議員とてFacebook登録したり、やはりツイッター等で安易な見解を述べたりしているじゃないか!?
 そんな現代の時代背景下に於いて、何故素人(要するに“一般人”という事なのだろう)がそれを真似ることを、プロの立場から全面否定されねばならないんだ!?!

 事のついでに、現在“フリージャーナリスト安田氏問題”が“素人間で”如何に議論されているかを紹介すると。 (以下に、本日朝ネット上でたまたま発見した文章の一部を引用する。
 安田純平氏開放を自己責任論で叩くのは賛否両論ありますが、ジャーナリストの評価は真実を如何に正確に報道しているか、虚偽の情報は含まれていないのかを常に疑われる訳であって、安田氏の取材は欧米のジャーナリストであれば当然の事だと、どんな評価されるべき作業であるそうです( ̄▽ ̄)b
 (以上、ネット上より一素人氏が公開したと思しき文面より引用したもの。)

 エッセイの本題からズレるが、ここで原左都子自身の安田氏に関する“感覚”(あくまでも“感覚”範疇であり、私見と言えるまでの意思を含有していないことを断っておく)を少しだけ述べさせて頂こう。
 安田氏が開放されて帰国した直後に安田氏の実父母がメディア会見に応じた現場での発言に、大いなる違和感を抱かされた。 未だ何らの開放背景も把握されていない状況下に於いて、私が安田氏の親ならばまずは「国民の皆さん、息子が迷惑をお掛けしたことをお詫びします。」と開口一番に謝罪したであろう。
 ところが、安田氏実父母氏達のインタビュー内容は大いに違った。 特に母親氏は「今まで本当に辛かった…」と言うなりメディア報道の目前で目頭を押さえたのだ。
 片や安田氏ご本人は、帰国直後の長~~い記者会見の中で明瞭に自己の責任論を述べた。 要するに、今回の事件は“自己責任範疇だ”と認めた、と私は解釈している。
 その後、安田氏がすっかりメディアに姿を見せなくなっている。 今現在安田氏ご本人が何を考え、プロのジャーナリストとして如何なる将来像を描いているのか、残念ながら測り知れない。
 などとド素人の立場で自分の“感覚”を無責任に述べたりしたものならば、上記のプロジャーナリスト氏より再び「素人は黙れ!」なるバッシングを受けるのかなあ。

 (以上、本エッセイ集2018.11バックナンバーより一部を引用したもの。)

 
 上記のごとく、原左都子の安田純平氏に対する私観とは。
 「(安田氏帰国直後の長~~い記者会見の中で)明瞭に自己の責任論を述べた。 要するに、今回の(拘束)事件は“自己責任範疇だ”と安田氏が認めた、と私は解釈している。」  その文章の通りだ。😠 

 
 さて、冒頭に記した某雑誌のインタビューに応えた安田氏の回答内容とは、特にSNSから気の毒な程に“袋だたき”状態のようだ。 😱 


 (我が印象では“弁の立つ”)安田氏は、某雑誌のインタビューに対し長~~いご回答をされたようだが、その中から一部(最後の部分)を引用させていただこう。
 
 (SNSからの誹謗中傷の被害に遭った相手に対して)「対応力を指摘するアドバイス」は要注意。
 逆に自分が友人から相談を受けた場合、気をつけたいのが「対応力を指摘するアドバイス」だ。
 「『SNSをやめたほうがいいよ』とか『いちいち怒っても意味ない』というアドバイスは、『本人の努力が足りない』と被害者をさらに責めてしまう可能性があります。もし近くに誹謗中傷の被害にあっている人がいたら、まずは話を聞き、その辛さに共感してあげる姿勢が大事です」
 この「共感」という姿勢こそ、追い込まれた時にも有効だという。
 「誹謗中傷しているのは不特定多数の『誰か』ですが、その『誰か』も人間であるかぎり、書き込んでいる時はマイナスの感情になっているはず。彼らは他者に対して攻撃しているようで、同時に自分自身も傷つけている。例えばそういう風に考えると、得体のしれないアンチに対しても捉え方が変わってくるのではないでしょうか」
 誹謗中傷を書き込んでしまう人たちの心理を理解することで、はじめて「スルースキル」が身につくのかもしれない。
 「人間は怒りに対して、反射的に怒りで返すもの。しかし、SNSではその怒りの持っていき方が難しい。自己嫌悪があると、怒りが自分自身に向かってしまいがちなんです。怒りや恐怖は自然な感情なので抑えることはできませんが、それに対する行動は自分で選べます。すべてはプロセスの途中だと考えてください。誹謗中傷を受けていることがゴールや結果ではなく、その先を考えれば、この経験をなにかに生かすことができるかもしれません」
  炎上も誹謗中傷も、誰にでも訪れる可能性のある「事故」のようなもの。そう考えれば、起きたことに対して粛々と対応していくしかない。SNSに期待しすぎず、適度な距離感を保つというのが、身を守るための基本姿勢といえそうだ。

 (以上、ネット情報よりごく一部を引用したもの。)


 最後に我が感想だが。

 安田純平さんて、心優しい人だなあ。😍 
 ご自身がSNS上で強力バッシングに遭っているその渦中で、(特に若き世代の)SNSにて誹謗中傷被害を受けている人達の心配までしていらっしゃる。 
 厳しい状況下にあって尚、心に余裕がおありなのだろう。 だからこそ内戦下のシリアにて拘束された身にして、無事帰国が叶ったのかもしれない。

 原左都子自身が過去に於いてブログ上で誹謗中傷被害に遭遇し、コメント欄閉鎖措置を余儀なくされた立場だが。
 まあ私の場合は既に若くはなかった時期にブログを開始した身だし、職業・社会経験も長かったし、誹謗中傷を受けたからと言って、周囲にそれを訴え出て「助けてくれ~~」と騒ぎ立てるなどとの事態とは無縁だった。 
 一人で「コメント欄閉鎖」等の措置を施し、その後は静かに??ブログ生活を続行している。
 SNSには元々さらさら興味が無いため、たまにニュース報道等でそれが元で事件が発生している情報に触れる程度だ。


 それにしても、おそらく安田純平さんの一番の苦悩とは。
 フリージャーナリストであるにもかかわらず、(現在は“コロナ禍”渦中である事実とは関係無く)、シリア拘束から帰国後は政権から「出国禁止令」が出されフリージャーナリストとしての活動が停止しいている事態であろう。

 しばらくは国内で今回の雑誌インタビューの類いに応じつつ、若者を勇気付けるご活動をされる等の方策で、自己実現を目指されては如何だろうか? 

パズル「推理」 ー 朝日新聞2020.06.20編 ー

2020年06月21日 | 自己実現
 (冒頭写真は、朝日新聞2020.06.20付 パズル「推理」に原左都子が解答したもの。



 朝日新聞 パズル「推理」ファンの皆様、お待たせ致しました。


 「推理」の解答に関しては、過去に一度誤答を公開するとの痛恨のミスを犯してしまっている身にして、いつも慎重に行っております。


 冒頭写真でおそらく正解でしょう。


 難易度が高くないため、解説は省略します。


 登場人物の会話に忠実に点数計算をすれば、短時間で解答が叶う事でしょう。