どうもこの世の中は、手段を問わず“人と繋がりたい”連中で溢れているようだ。
“コロナ禍”で自粛せねばならない現在(今となってはコロナ非常事態宣言は多くの地域で解除されたようだが)、“オンライン〇〇会”が世に幅を利かせている様子である。
我が家にもそれに関する案件の通知が届いた。
義母が暮らす高齢者介護施設よりの通達、「モニター面会開始のご案内」が5月の連休直前に郵送されてきた。 (参考だが、施設長氏が若い世代の男性なのだが。)
それを見て私が亭主に曰く、「義母からは1日2,3回必ず電話が掛かってきているし、とにかく認知症を抱え耳が遠い義母と会話するのは究極難儀でもあるし、わざわざモニター付きで面会する必要はないんじゃない?」
すぐさま亭主も我が意見に同意して、それを放置することとした。😓
義母側からもその要望は無く、(と言うよりも、義母はモニターが何だかも知らないのだろうが。😖 )その後事無きを得ている。
世間でよく耳にするのが“オンライン飲み会”だ。
それをして「楽しい!」という映像をテレビ等々でよく見かける。😷
まあ人それぞれ勝手にやればよかろうが、何で酒飲むのにネット上で“つるまなきゃ”飲めないのか?? 集団嫌いのこの私など、その光景を一見しただけで阿呆らしくて辟易としてしまう。
やはり人とのコミュニケーションとは、現実世界でこなしたいものだ。
相手の反応を直に感じたり触れ合ったり出来てこそのコミュニケーションの価値ではなかろうか?
オンライン映像との無機質な平面画像を見て喜べる人種の気が知れない。
やはりこれもネット社会がもたらした所産であろうか? この世に生まれ出た時点で既にネットが存在していた世代の人種とはそれが当たり前になっていて、そんな平面画像で本気で満足出来てしまうものなのか??
話題を変えて、昨日2020.06.09付朝日新聞夕刊の一面トップ記事が、「留学あきらめない コロナ禍で絶たれた海外での日々 …… オンラインで留学」 だった。
当該記事は、特に若い世代の留学希望者を取り上げた内容のようだが。
私見を述べると、記事内でも記されているように、「人生のどこかで」その夢を果たせたら十分なのではなかろうか?
いつかは必ず“コロナ禍”は通り過ぎることだろう。 その時点で留学を決意し実行に移しても何も遅くないであろう。
もしも、大学生時代に語学留学をして語学力を高めてから就活に励むとのプランを練っていた学生達には、確かに今回の“コロナ禍”は不運であったことだろう。
ただその場合は記事内でも記されている通り、オンライン留学でもすれば事が足りるのではなかろうか? 費用も3分の1程度で済むとの記載だし、とりあえずそれをこなして就職先をゲットした後に、いつかは自身の夢を果たして欲しいものだ。
ここで私事を述べると、私は19歳時点で大学の夏期休暇を利用して、UCバークレーへ1ヶ月間のみの短期留学をこなしている。
その内容とは、単にUCバークレー夏期エクステンション授業に参加したのみだが。 UCバークレーのBowles Hall との歴史的建造物である大学寮にて生活しつつ、その寮で3度の食事をお世話(土日は大学が休みのため全面的に自由行動)になり、夜な夜な寮内ダンスホールにて開催されるディスコダンスパーティに通い詰めダンスクイーン??をやりまくった、との何物にも変えがたき充実した日々を送ったものだ。😵
その後も、あれだけ楽しく充実していたUCバークレー短期留学の日々が忘れ難かった私は。 その後30代後半期の独身最終期、そして一昨年夏には我が娘を引き連れて、UCバークレーを三度(みたび)訪れることと相成った。
そんな経験を積んでいる私だからこそ、「留学」経験とは(たとえ短期であれ)実に貴重な体験であると、留学志望者を後押ししたい!
朝日新聞表題のごとく、まさに「留学あきらめない」で欲しい。
いつか必ず、“コロナ禍”は過ぎ去ることだろう。
今はオンライン留学で語学力を鍛えつつ、将来的には必ず自身が目指す世界の何処かの地での留学(現地暮らし)を叶えて欲しいものだ。🌟