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しがみつくムシャラフと米国。       まもる

2007年11月29日 12時19分41秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
「ムシャラフ大統領 陸軍参謀長を辞任」との記事が掲載されている。これも世界のブッシュばなれの余震なのだろう。記事は下記のようなものである。

 28日東京新聞 「ムシャラフ大統領は陸軍参謀長を辞任」

『パキスタン大統領 きょう軍トップ辞任 文民で2期目就任式へ=クレシ大統領報道官によると、大統領は二十七日、イスラマバード近郊ラワルピンディにある陸海空の三軍統合本部などを訪れ、辞任のあいさつをした。報道官は「陸軍参謀長を辞任しても、大統領が軍の最高司令官であることに変わりはない」と語った。
 後任には大統領の腹心のキアニ陸軍副参謀長が就任する予定。キアニ氏は三軍統合情報部(ISI)の前長官で、十月に副参謀長に昇格した。大統領は暫定憲法命令の改正で非常事態の解除権限を陸軍参謀長から大統領に移しており、キアニ氏を通じてこれまで通り軍を掌握する狙いだ。
 
一方、大統領の政敵のシャリフ元首相は二十六日、東部ラホールで来年一月八日に予定される総選挙の立候補の届け出をした。ブット元首相も二十五日に南部シンド州で立候補を届け出た。
 選挙管理委員会は立候補資格を審査、十二月十六日に最終候補者を公表する予定。九九年のクーデターで失脚したシャリフ氏は同年に反逆罪などで終身刑を受けており、立候補を認められない可能性もある。ブット氏も有罪判決を受けたが、十月の大統領令で免責された。』(28日東京新聞)

※このブログでも話題になっているが、軍政分離、文民優先の確立への国内外の世論に負けてムシャラフは妥協した。
 しかし、ムシャラフ大統領は陸軍参謀長を辞任しても、これまでの権力構図が全く変わらない状態は独裁政権そのものである。政権の絡繰仕掛は徹底されている。後は、司法取引による野党陣営との小連立を世界に取分け米国にどうパフォーマンスするかに掛かっている。米国が撤退の世論の爆発を恐れてかなりの圧力をかけたのだろう。
 それにしても、ムシャラフ大統領の権力への執着には凄まじい危険を感じる。



コメント (1)
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重大な朗報がちっちゃく連載  文科系

2007年11月29日 11時56分45秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
極めて重大な朗報、ニュースが昨日「毎日」夕刊、本日朝刊と小っちゃく連載されています。
夕刊にはこう。
「中国駆逐艦 日本初寄港  『緊張緩和』合意から7年 東京・晴海」
朝刊にはこう。
「中国艦訪日 脅威論の払拭狙う 軍機関誌『防衛分野 信頼築く』」

見出しを見ると、まるで中国のほうがお願いして来たみたいだが、日本が言い出して中国が受けたというのは、小泉以来続いてきた冷たい時節の後だけに、明らか。馬鹿な日本政府も、ここのところ中国問題ではアメリカに出し抜かれてばかりで、やっとその愚かさに気づいたと見える。過ちを改めるのに、遅すぎるということはないということだ。アメリカを利用しても独自性は出すと、日本政府もやっとそろそろ動き始めるということだろうと思う。厳しい国際情勢の中で、遅すぎた行動だけど。
一刻も早く解決してほしい拉致問題でもアメリカなんかには頼らなくても日本には解決の力があるはずだと僕は思うが、中国や朝鮮半島に対してピントはずれの行動ばかりを重ねてきた政府には自信がないのだろう。

ここで保守系さんにお礼。
「貴方とつきあってこなかったら、このニュースの意味が僕には分からなかったろう。ありがとう」
あなたのこの「朗報」への感想はどうよ? 
コメント (8)
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