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他人のしない旅をしてきたので   文科系

2007年11月20日 12時12分47秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
他人のまずしない旅をしてきたので、報告します。
同行は我々含めて夫婦4組プラス私的契約添乗員として日本人旅仲間1人(我々の要望を入れてこの旅を作ってくれた人)、それに現地日本語ガイドと運転手の方各1です。ルートはこんなふう。断りがない地名は1泊ということです。

ベトナムはハノイ着(2泊)、ハロン湾日帰り観光を含む。紅河伝いに中国との国境都市ラオカイまで夜行列車で11時間かかって行き、旧フランスの避暑地サパ観光、モン族の村など。ラオカイで国境を徒歩で渡って雲南省河口へ。
(以下は全て車で移動)13時間かかって棚田で有名な元陽へ(2泊)、棚田の朝日夕日やハニ族村落の観光。またまた大移動、西方シーサンパンナへ。途中まずプーアル市で、茶文化研究所など。景洪へ移動(2泊)、タイ族の村や熱帯植物園など。飛行機で昆明へ行き、世界遺産・石林を見て、空路帰国。全11泊。

こうして、中国雲南省南部の高速道路が通っていない都市間を大移動したわけですから、辺鄙な中国の一端がよく分かりました。国道が土砂崩れで何カ所も寸断されていたり、国道上を谷川が横切っていてそこを自動車がじゃぶじゃぶ通ったり。(そういうことは一切事前報知がないんです。つまり行ってみないと分からない)都市の近くでは道路脇にまだ前照灯もついているパジェロが今ひっくり返ったばかりで転がっていたり。それも、しばらく行って別の事故処理中の警察に知らせたら、平然と「知っている」と答えるとか。まーすさまじい国です。

①日本文化の南方系伝来部分と言われるいくつかが興味深かったです。味噌、納豆、赤米、こんにゃく、技術豊富な竹細工などなど。
②世界遺産申請中の元陽の棚田は噂通りのものすごさでした。1000~2000mまでくらいの、盆地周囲の山々すべて頂上からフモトまでが棚田なんてざらでした。それでも急斜面が多いから一つずつがとても狭くて細長く、非能率な田んぼが多いです。こんな小さな棚畑まで、というものまでがあります。まさに猫の額。それら一つ一つに上から順に上手く水が入りこんでいくように作られている。大変な労力がしのばれました。1200年もかけて先祖代々耕してきたということです。
③少数民族にも現代風俗がどんどん侵入しています。山また山の山奥の、2000メートル高地村の小学校で口々に「マニー(お金のことです)」と手を差し出されて驚きました。シーサンパンナ・景洪のタイ族はほとんど観光で食っているようです。観光有力者らしい高床式人家に入ったとき驚いたことがありました。ここを訪れた世界の有名人の写真がずらーっと貼ってある。中に現第2皇位継承者夫妻のもあって、そこのオカミサンらしき人が「ナントカノ宮」と大声で名前を叫んでいましたが、僕は覚えていません。

昨年雲南北隣・四川省なある九寨溝、黄竜という世界自然遺産観光に次ぐ中国旅行でしたが、現代史の最新地域をまわる以外の今回のような旅を中国人はこう呼ぶらしいです。人文自然的観光。まーエスニック旅行ということですが、こういうのは結構好きなんです。

コメント (9)
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