九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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ギター三昧  文科系

2007年11月26日 23時52分22秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
久しぶりに文化活動を書く。いつも言うように、現代政治は貧困問題だけじゃ全くだめだという持論からだ。若い人たちは金が無い人でも結構生活を楽しんでいる。食事、服装、家を飾るなどなどで楽しむ。ただ働いて、金が入れば物を買うだけしかその金の使い方を知らぬというおおかたの50以上の方々が、こういう若者に政治を語るなどは、一種おこがましいとも思う。

なお、文化論は理論を語っても仕方ない。自分がやっていることしか説得力はないと考えている。

先日ここにベトナム・中国雲南省への旅の報告を投稿した。11泊の旅である。ところで僕は、その旅の間中、大きなクラシックギターを持参したのである。国内旅行でさえ持参するのだから、11泊もの旅に持参しないわけはないということだ。年寄りの手習いは、1日あけただけでも、ちょっと悲しいことになると思っているからだ。

「アルハンブラ宮殿の思い出」というのをやっている。先生に3年前にならった曲だが、不十分だったと感じてこの6月からさらに完成させているのだ。もう5ヶ月飽きもせずやっていて、ベトナムや雲南省でもほぼ毎日時間を見つけては、この曲を一番多く弾いていたと思う。
10月にある会でこの曲を弾いたが、まだまだ未熟だったせいと、あがってしまったこととで全くだめだった。12月にもあるクリスマス会でこの曲を弾くから、その時は納得できるようにと思っている。


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私の戦争体験 15 へそ曲がり

2007年11月26日 09時17分47秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
まとめ
「私の戦争体験」のシリーズを終えるにあたって、私は次のことを述べたい。
 歴史学者の吉岡吉典氏の著書「日本の侵略と膨張」(新日本出版社)のはじめに、著名な国際法学者であり、最高裁判所長官をつとめた横田喜三郎が1947年発行の『戦争犯罪論』(甲斐閣)の「はしがき」で強調していることを紹介している。。
「かえりみれば、満洲事変からこのかた、15年の長い間にわたって、日本は軍部と官僚にひきずられ、極端な侵略的戦争をおこなってきた。弱肉強食の帝国主義的侵略を重ねてきた。条約を無視し、正義に挑戦し、驚くべき暴虐を行った。それが誤っていたことは、いまはたれにも明白である。
これからはかような行き方を絶対に改めなくてはならない。そうして、平和と協力の方向に進むべきである。他の諸国と平和のうちに生活したがいの利益と発達のために協力するのである。それによって、はじめて、日本の本当の幸福と向上も可能になる。
 しかし、そのためには、まずもって、誤った過去を清算しなくてはならない。過去の誤りを徹底的にただし、あくまで反省しなくてはならない。そこに、はじめて、新しい更生への道も開かれる。」

 これに対して、吉岡吉典氏は横田喜三郎氏のこの文に基本的に賛意を示しつつ、さらに次のように述べている。
「私が意図したことは、明治政府成立いらい日本軍国主義すすめてきた戦争は、太平洋戦争はもちろん、日清、日露戦争も「自存自衛」の戦争などではなく、侵略戦争であった・・・」としている。
 
 この両者の思いと私の思いが全く一致しているのである。なぜそれが言えるのか。それは「・・・それぞれの戦争の目的・性格を明らかにしながら、できるだけ、政府、軍部および当事者の記録で解明しようということであった。」としていることである。
 つまり、この348Pにわたる書籍の殆どが公的文書という、だれもが否定できない内容で「明治以来の侵略戦争」を解明していることである。

 改憲論者に“これを読め”と勧めても無駄であろう。彼らは手にした瞬間目を覆いたくなり《証拠隠滅》、この場合は『焚書』であろうか、を図りたくなるはずである。なんとなれば、この一冊で彼らのデマゴギーはすべて粉砕されるからである。

 読者のみなさん、この本「日本の侵略と膨張」(新日本出版社)は一冊3、500円という高価なものですが、ぜひ手元に置かれることをお勧めします。
                
 以上でシリーズを終わります。


 
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