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米軍パキスタン国境地帯をミサイル攻撃、オバマ大統領はノーコメント

2009年01月25日 21時35分21秒 | Weblog

★私たちの共通のメル友「どすのメッキーから送られてきた手紙を紹介します。
                         (ネット虫)

どすのメッキーです

 アメリカ軍は23日、オバマ政権発足後初めて、パキスタン北西部、アフ
ガニスタンとの国境地帯にある民家を、ミサイル攻撃しました。18人、あ
るいは22人以上が殺されました。

 オバマ大統領は攻撃について、(またも)コメントを避けていますが、パ
キスタン政府は、昨年来、この地域でアメリカ軍がアフガニスタンからの越
境攻撃を続けているとして抗議しています。

 以下、アルジャジーラ速報です。

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■パキスタンは、アメリカに攻撃中止を求める
【Pakistan calls on US to end attacks】
http://english.aljazeera.net/news/asia/2009/01/2009124203957198804.html
(24/Jan./2009 Aljazeera)

 パキスタンのアーシフ・アリ・ザルダリ大統領は、アメリカのバラク・オ
バマ大統領に、アフガニスタンでの戦争とともに南アジア諸国の国境地帯へ
のアメリカのミサイル攻撃をやめるよう求めました。

 ザルダリ大統領のコメントは、アメリカが、オバマ大統領の就任後初めて
パキスタンを攻撃した翌日、土曜日(【訳註】1月24日)にメディアに報
道されました。

 タリバンやアル・カイーダの兵士に対するこのような攻撃は何の成果もあ
りません。私設のNNI通信はザルダリ大統領の言葉を伝えました。

 パキスタンの治安担当者によれば、金曜日(【訳註】1月23日)、ア
ル・カイーダと関係がある者を含む8人のいわゆる外国人兵士が、他の14
人の人々と一緒に、ワジリスタン地域への2回の攻撃で殺されました。

 外務省によれば、無人攻撃機の襲撃で、人数は特定できないものの民間人
も殺されました。

 また、外務省は、これについて、米国職員に「極めて遺憾の意」を伝えた
と述べました。

 外務省の声明には、「アメリカが、新しい政権の誕生で方針を見直し、テ
ロリズムと過激主義の問題についてより大きな視点に立った政策を選択する
よう、パキスタンは心から願っています」と書かれています。「この攻撃は
非生産的であり、中止されるべきです」

■拡大する攻撃

 アメリカのパキスタンへの攻撃は、2008年にはいって増加していま
す。8月以降30回以上の攻撃がありました。

 パキスタンは、以前、これらの攻撃における効果と、その結果民間人が犠
牲になったことについて批判しました。また、空襲がその地域で反米感情を
高めて、敵対勢力の活動を政府が阻止する弊害になっていると述べました。

 パキスタン議会は、米国とNATO軍の攻撃を国家主権の侵害とみなす決
議を全会一致で採択しました。

 オバマ大統領は、ミサイル攻撃の方針について言及を避けましたが、アフ
ガニスタンでの戦争と、それに連携したパキスタンの敵対武装組織に対する
戦闘は、彼の外交政策の優先事項です。

 リチャード・ホルブルックはオバマ政権のパキスタンとアフガニスタンへ
の特別大使に任命されました。

 アメリカ政府は、パキスタン政府の治安管理が行き届かない国境地帯への
ミサイル攻撃を直接には認めていません。

(仮訳どすのメッキー 25/Jan./2009)
************************************************************

感謝と尊敬をこめて。

25/Jan./2009
どすのメッキー拝。

ブログ"sometimes alittle hope"も見てください。
 http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/
↑メールで配信していない情報も掲載しています。


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言は意を尽くさず         ネット虫の妻

2009年01月25日 20時44分20秒 | Weblog
★俳句ブログ「かわうそ亭」にこんな一文がありいろいろ考えさせられました。

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池田澄子さんの句集『たましいの話』を読む。

  夕月やしっかりするとくたびれる
  永遠に泣いていたいの心太
  山法師捻挫と恋は長引くぞ
  太陽が仕事している猫やなぎ
  春月がとろんと高しさようなら
  性格のよからんいそぎんちゃくぴんく
  (以上『たましいの話』から)
 
まだまだ、たくさん気に入った句はあるのだが、こういうちょっと軽めでどこかお茶目な雰囲気が、広範な読者に「へえ俳句って意外と面白いじゃん」と受け入れられているのではないかと思う。

もうひとつ、池田澄子さんについては戦争にまつわる作品群があるのだが、たとえば俳句総合誌に掲載された次の句(『たましいの話』所収)をめぐっていささか困った非難があったとのことであります。

  忘れちゃえ赤紙神風草むす屍

つまりこれを、戦争の話なんてかったるいからもう忘れちゃえと作者が言っているのだと解釈した人がかなりいるらしいのですね。「うぜえんだよ、じいさん、戦争、戦争っていつまでも」と言われたように思ったわけであります。

 けしからん死者を冒涜するにもほどがある、なんてのはまあいいとして、たとえばあるサイトでは、わたしたちはあの戦争の惨禍を次世代に伝えているだろうか。「『忘れちゃえ赤紙神風草むす屍』の句に対しては、『忘れてはいけない』ときちんと反論ができるでしょうか。」なんて意見があったりして、まあ、大半の俳句ファンは「あっちゃあ」と困惑したのではないかしらと思うんですね。

 もちろん、そんな風に受け取るのは読み手がバカである、あるいは俳句の読み方を知らないだけなんだから相手にしてもしょうがないわなという立場もあると思うが、厳密な意味で、このような解釈が誤読だとこの句だけから証明もできないと思う。念のためにいっておくけれど、わたし自身はこの句をそういう風にはまったく読まないよ。小さな娘が泣きながら「お父さんなんて大っ嫌い」というのと同じ文脈で読めなければ、いったいあんたは何年生きているんですか、と思う。

「易」に「言は意を尽くさず」という言葉があるそうですが、俳句という短詩型は、わざと意を尽くさないことをもって上とする文芸なので、こういうことはおこりがちなのですね。困ったことだが、これは仕方がない。

 ただ池田さんのこの句には、普遍的な戦争に対するこの世代の方の感情とは別に、池田さん自身のおそらく父親への思いがこめられているという気がしてならない。次のような句が、空想を誘うのである。

  雁や父は海越えそれっきり
  鉄剤を恃みぬファザーコンプレックス
  雪黒しここは亡父の家路であった
  TV画面のバンザイ岬いつも夏
  泉あり父の若死以前から
  玉砕の島水筒の腐りがたき
  茄子焼いて冷やしてたましいの話

 池田澄子さんは昭和11年(1936)生まれ、敗戦のときは十歳くらい。玉音放送を実際に聞いた記憶をお持ちの方です。
コメント (2)
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