「この国は、ワイドショーと週刊誌の中吊り広告で動かされている」という、
誰かの言に頷くところがあるのは、
この国の世論調査といわれるものは、
輿論(公的意見)というより、世論(私的気分)、
と思うところあるからですが、
しかし、かといって世論調査なるものを無視していいということにはならず、
口惜しくとも、橋下人気に向き合わねばなりません。
確認しておかなくてはならないのは、橋下人気を根底で支えているのは、
先行き不安で不安定な日々を送っている人だということです。
そうした人々にとって、敵は、大阪の公務員!
と、戦うべき相手、憎むべき敵を判りやすく示してくれる橋下市長は、頼り甲斐のある存在となります。
のみならず、橋下が指し示す「既得権益バッシング」は、痛快極まるものであります。
橋下市長に、『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社・2005年)という著書があります。
出版社から推察するに、持ち込み本。それだけに正直本と推察でき、それを見てみますと…。
【交渉において、相手を思い通りに動かし、説得していくには
(1)合法的に脅す。 (2)利益を与える。(3)ひたすらお願いする。
以上の三通りの方法しかない。
この中で最も有効なのは、(2)利益を与えるである。
この場合の利益には、文字どおり利益を与えることと、
もう一つ、実際には存在しないレトリックによる利益がある。実在しない利益ともいえる】
と、言うのです。
そして、この実在しない利益をより有効にするために、
「譲歩とはよべない些細なことであっても、譲歩とそれに伴う苦労を徹底的に強調すること」
が大事だという。
彼は、この“譲歩”を当初はしばしば使用してきましたが、今はもう必要なくなった。
大阪の公務員は、そして組合員を守る組合は、あまりにも非道かったから、
“脅し”だけでよくなったのです。
しかしそのことは、今は言うまい。組合も反省したと思うからであり、後でゆっくり、ということで。
古典的フレーズになったと思われてきた“思想・信条の自由”が、
今や、侵されようとしている。
戦中・戦後を通じて、多くの犠牲の上に得た“思想・信条の自由”を守るべく、
ジーン・シャープの戦法を援用して、
少しばかり熱くなっても致し方なし、
ハシズム粉砕に心を留めたいと思います。
誰かの言に頷くところがあるのは、
この国の世論調査といわれるものは、
輿論(公的意見)というより、世論(私的気分)、
と思うところあるからですが、
しかし、かといって世論調査なるものを無視していいということにはならず、
口惜しくとも、橋下人気に向き合わねばなりません。
確認しておかなくてはならないのは、橋下人気を根底で支えているのは、
先行き不安で不安定な日々を送っている人だということです。
そうした人々にとって、敵は、大阪の公務員!
と、戦うべき相手、憎むべき敵を判りやすく示してくれる橋下市長は、頼り甲斐のある存在となります。
のみならず、橋下が指し示す「既得権益バッシング」は、痛快極まるものであります。
橋下市長に、『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社・2005年)という著書があります。
出版社から推察するに、持ち込み本。それだけに正直本と推察でき、それを見てみますと…。
【交渉において、相手を思い通りに動かし、説得していくには
(1)合法的に脅す。 (2)利益を与える。(3)ひたすらお願いする。
以上の三通りの方法しかない。
この中で最も有効なのは、(2)利益を与えるである。
この場合の利益には、文字どおり利益を与えることと、
もう一つ、実際には存在しないレトリックによる利益がある。実在しない利益ともいえる】
と、言うのです。
そして、この実在しない利益をより有効にするために、
「譲歩とはよべない些細なことであっても、譲歩とそれに伴う苦労を徹底的に強調すること」
が大事だという。
彼は、この“譲歩”を当初はしばしば使用してきましたが、今はもう必要なくなった。
大阪の公務員は、そして組合員を守る組合は、あまりにも非道かったから、
“脅し”だけでよくなったのです。
しかしそのことは、今は言うまい。組合も反省したと思うからであり、後でゆっくり、ということで。
古典的フレーズになったと思われてきた“思想・信条の自由”が、
今や、侵されようとしている。
戦中・戦後を通じて、多くの犠牲の上に得た“思想・信条の自由”を守るべく、
ジーン・シャープの戦法を援用して、
少しばかり熱くなっても致し方なし、
ハシズム粉砕に心を留めたいと思います。