九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

韓国補償問題  文科系

2015年06月02日 18時30分07秒 | Weblog
 23日エントリー「典型的な『歴史修正主義』」で問題になった表記の質問に対する回答を書きます。よろしく。質問コメント、ひとまずの応答コメント、回答のコメントの順で、以下の通りです。

『 Unknown (1970)2015-05-25 19:17:46
オレは別に今の安倍さんが進めようとしてることに賛同はしないんだけどさ、かと言ってここ数十年の韓国や中国のやり口を擁護しようとはサラサラ思わない。
だってあれは国を挙げてヤクザのタカりと同じだと思うわけよ。
又、あのやり口を日本で擁護する人間の神経もかなりイッちゃってると思うのよ。ただそれだけなんだよな。
繰り返すがあれはヤクザの強請タカりとほとんど変わらないと思うよ。』

『ひとまずの応答 (文科系)2015-05-26 11:04:47
(前略)70さんの賠償・補償問題は改めて勉強中と申し上げておく。以下の日本政府の唯一の拠り所も含めてのことである。近いうちに、エントリーで回答できるだろう。

「両締約国は、両締約国及びその国民(法人を含む。)の財産、権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が、千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約第四条(a)に規定されたものを含めて、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」(65年締結日韓条約にある文章です) 』

『70さんにお答え (文科系)2015-06-02 07:38:24
 70さんの上記質問に答えます。ただし一言。この質問は以下のように、学び直して分かったことからすると、相当悪意のあるひどい表現、言葉だ。「ヤクザのタカリ」とか「イッちゃってる」とか。でもまー、答えはしましょうね。

 さて、日本政府も「個人の請求権は残っている」と答えています。91年8月参院でなされた柳井俊二条約局長の答弁のように。上に書いた「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」の例外としてのことです。請求権という言葉に、非人道的処遇に対して個人が行う請求権は含まれないという解釈が正しいと日本政府も語っているわけですね。
 つまり、個人の請求権による請求が続々なされるというのは、必然なのであって、それに対して「ヤクザのタカリ」というのならば、大変な悪意、蔑視と言えるでしょう。

 ただ、この問題にはこんな悲しい背景もあります。
 まず第一に、53年の交渉で日本の久保田代表が「過去の謝罪は必要ない」と言い放ったこと。今振り返ると酷い言葉です。特にここから、問題がこじれていきました。
 次いで、(57年に先の久保田発言は撤回され、かなり後になって「おわび」もするのですが)、65年条約締結にこぎ着けた時の相手側が、クーデターで生まれた朴正煕独裁政権であったことです。5億ドル支払うことになったわけですが、その条約内容、支払い名目の表現が非常にアイマイなもので、後に禍根を残したということはあったかと思います。』
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする