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東海放送人九条の会<ものみやぐら>より

2015年06月18日 09時37分09秒 | Weblog
NNN調査で集団的自衛権行使反対62.5%  安倍内閣支持率は41.1%と誕生以来最低
                              2015.6.15 代表委員 大西 五郎

NNN(日本TV News Network・この地方では中京TVが加盟)が6月12~14日に新安全保障法制や安倍内閣について世論調査を行い、その結果を14日夜のNNNニュースで発表しました。
国民の間には、法案が憲法に違反しているという疑念や安倍内閣の審議の進め方に強い不満があることが覗える結果でした。このため安倍内閣への支持率も内閣結成いらい最低となりました。
以下各質問項目に添って回答内容を見ていきましょう。
[集団的自衛権の行使反対62.5%]
Q 安全保障関連法案のなかには、憲法の解釈を変えることによって、同盟国などが攻撃を受けた場合、日本が攻撃をされたことと見なして、反撃することができる集団的自衛権の行使を、実際に行なえる内容が含まれています。あなたは、実際に、集団的自衛権を行使できるようにすることでよいと思いますか、思いませんか。
(1)思う          23.8%
(2)思わない        62.5%
(3)わからない、答えない  13.7%
[集団的自衛権の行使は憲法に違反する51.7%]
Q 衆議院の憲法調査会での審議で、出席した3人の憲法学者全員が、法案に含まれている集団的自
衛権の行使について、憲法違反にあたると表明しました。これに対して安倍内閣は、これまでの憲法解釈の範囲内にあり合憲だと説明しています。あなたはこの法案には、日本国憲法に違反する内容が含まれていると思いますか、思いませんか。
(1)思う          51.7%
(2)思わない        16.8%
(3)わからない、答えない  31.6%
[安倍内閣は法案の内容を国民に十分説明していない78.7%]
Q あなたは、安倍内閣が、この法案の内容について、国民に十分に説明していると思いますか、思いませんか
(1)思う          12.5%
(2)思わない        78.7%
(3)わからない、答えない   8.8%
[今国会での法案成立はよくない63.7%]
Q あなたはこの法案を、今の国会で成立させることでよいと思いますか、思いませんか。
(1)思う          19.4%
(2)思わない        63.7%
(3)わからない、答えない   8.8%
 
※なお、NNNの調査はこれ以外にも質問がありますが、インターネットで「NNN世論調査」を検索しますと、読むことができます。
コメント (6)
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新聞の片隅に載ったニュースから(番外編ⅩⅦ 2015.6.17)   大西五郎

2015年06月18日 09時31分40秒 | Weblog
6月17日の朝日新聞に作家の森村誠一さんが安保法制問題についての安倍首相の手法を批判する投書が掲載されていますので、紹介します。

最高責任者こそが明白な危険 作家 森村 誠一(朝日新聞 2015.6.17)

開いた口が塞がらないとは、このことでしょう。3人の憲法学者が衆院憲法審査会に呼ばれて、安全保障関連法案を「違憲」としたのに対し、政府は「行政府による憲法解釈として裁量の範囲内」と反論しました。学者は黙れと言わんばかりです。
ところが、中谷元・防衛相は2年前、雑誌の対談で「(憲法の)解釈のテクニックでだましたくない」と述べています。
そもそも不戦憲法は米国製ではなく、人間性を否定する戦争にうんざりした日本国民の総意によって生まれたものです。戦争は、敵に殺される前に国家によって国民の人生が破壊されるものです。
安倍政権は、戦争可能な国家に改造しようとしていますが、相手国と話し合うのが順序です。
憲法の解釈を閣議で決定するのは、同族会社の会議のようなもの。百家争鳴になっても、一番偉い社長や会長の鶴の一声で決議されてしまうのと同じです。
現在、国の存立と国民の権利にかかわる明白な危険とは何か。それは一番偉い最高責任者であると言っても過言ではありません。

□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

安倍首相が、憲法学者たちから「憲法違反だ」と言われている安全保障関連法案について「行政府による憲法解釈として裁量の範囲内だ」と言っていることに、森村さんは驚いて「開いた口が塞がらない」と言っています。
口ぐせのように「総理大臣は私です」「私が最高責任者です」と言う安倍首相が「戦後レジームからの脱却」を唱え、「今の憲法は占領軍の押し付け憲法だから改正しなければならない」と言っていることに「平和憲法は国民の総意だ」と言っています。そして「戦争可能な国を目指して、閣議で「集団的自衛権の行使は憲法違反に当たらない」と解釈改憲を強行しようとしていることを「最高責任者こそが明白な危険だ」と言っておられるのだと思います。私もその通りだと思います。
この他きょうの朝日新聞には、「安保法制 こうしてはいられない」という鹿児島県の73歳の男性や「国旗国歌の要請は行き過ぎ」という愛知県の72歳男性は「日の丸・君が代の問題点は、先の戦争を鼓舞する役割を果したことだ」と指摘しておられます。またきょうの毎日新聞にも「安保法案引っ込めるべきだ」(福岡県66歳女性)や「戦争体験者の声 謙虚に聞け」(大阪市50歳男性)という投書も載っています。
2~3日前の中日新聞には「憲法勝手に変えないで」という愛知県弥富市の14歳中学生の投書も載っていましたが、この中学生は「私はいままで『戦争は嫌いだ』と言いながら「憲法で決まっているし、絶対に戦争するわけない」と思っていました。でも最近、新聞で憲法改正に関するさまざまな記事を読み、なんとなく不安な気持になりました。」と言っています。
新聞の投書には世の中の人々が考えていることを知ることができて、不謹慎な言い方かもしれませんが、それなりに面白いです。                                        大西 五郎
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