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憲法曲解賛成法学者の共通点   文科系

2015年06月11日 09時55分51秒 | 国内政治・経済・社会問題
 管官房長官の「政権憲法解釈に賛成の学者はたくさん」とは、どうやら10人ほどのようです。そして、その共通性がこの2~3日で見えてきた思いがします。大山鳴動ネズミ一匹で、こういうもののようです。日本国憲法よりも、国連憲章の集団的自衛権を上に置く人々、だから当然、日本国憲法を改悪したい人。そういうことのようです。

 でもこれ、誤りですよね。日本国憲法を正規の手続きでちゃんとそう変えてから「集団的自衛権が・・・」と語ってほしい。そうでないならどう言い張り、どう転んでも、こうにしかならないはずだ。
「現実の国際情勢は、集団的自衛権を日本に要求しているが、現憲法にはこれは許されていない」

 憲法に明記してない権利を必要と語るのならば、憲法を作り替えるしかないということです。ましてや、現政権が同じことを望んでいるのだから、こんな憲法学者の意見を通すのは立憲主義を踏みにじる前例を認めさせることになる。許せるわけがないはずです。

 さらには、今は口でなんと言いくるめようとも、自衛隊の若者が地球の裏側まで出かけて行き戦いに巻き込まれることになるわけですから、大変なことのはず。ましてや、戦後から今まで国連を無視して世界の憲兵を名乗ってきたアメリカが受けてきた世界各地の恨みをも同時に日本自衛隊も背負っていくことにもなっていく。チリやアルゼンチン、ニカラグァなどの中南米からも、ユーゴやイスラエルに蹂躙させてきたアラブ、特にイラク、イランからも。これからこんな積年の憎しみが転嫁されてくる自衛隊員に対しては、詐欺みたいなことにもなっていくはずだ。
 国民の息子たちの命を、口から出任せで軽く扱っているようで、我慢がなりません。
 
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随筆  自分の身体は自分で守る!  文科系

2015年06月11日 05時15分55秒 | 文芸作品
 僕は所属同人誌の自作、他の人の作をこのブログにどんどん載せてきた。随筆も小説も。14年1月1~3日には、「死に因んで」という自作小説を連載させていただいたが、その中心モデルお二人が今年相次いで亡くなった。青天の霹靂、この小説を書いたときには何の想像も出来なかった、それこそあっという間の出来事だ。そこの名前で、吉田君と堀君なのである。二人とも癌。
 吉田君については14年8月18日のここに「こんな死に方も」という随筆を書かせていただいているから、皆さんにはこういう個性的な死に方もあると是非知っておいていただきたい。そう、先ず申し上げておきたい。今振り返れば、この「死に因んで」を載せた同人誌を彼らを含んだ常連飲み仲間全員にお渡しした去年2月例会では、吉田は皆には黙ったまま死を覚悟していたのだ。なんと言って良いのか、とにかく万感胸に迫るというやつ。その後は何回も彼のホスピスに通ったものだった。と申し上げて、その上で・・・・

 堀の告別式が昨日あった。堀も吉田も、高校3年間をともにして、この6年ほどは8人の定期的飲み会の仲間でありつづけてきた友人だ。2か月に1度ほど開いて確認電話など無くとも誰一人欠かさず全員出席だったから、お互い相当に気が合った仲良しになりあっていたということだろう。それが去年からこうなった。吉田が春から、堀が同初夏の頃から、欠席に。吉田は肺がんが腰骨などにも転移していて、一昨年の暮れにはもう彼流の死を受け入れていたのだ。堀は7年前に喉頭癌をやって、昨春に胃がんが発覚。既に末期であって、全身のリンパ腺にも病気が広がっていた。そこで皆が疑問に思ったのがこのこと。どうしてここまでなる前に何も気づかなかったのだろうと。結論はこうだ。一度癌になっても、自分から調べなければ医者は何も指示してくれないということ。堀の場合は特に、生涯独身とあって、生活を脇から観ていてくれている人もいなかったのである。そう言えば、吉田も数年前にお連れあいさんを大腸癌でなくしている。「男ヤモメにウジがわく」とは昔からよく聞いた言葉だが、彼らの死からそんなことわざを連想していた。

 堀は自営業の長男。兄弟も多い。両親を看取って、兄弟の子らの面倒もよくみていたと聞いてきた。甥らしい青年複数がかなりの涙を流していたので、彼のこの面倒見の良さが偲ばれたものだった。

 みなさん、癌の定期検診はしましょうね。先ず、胃がんとそれ以上に多くなりつつあるといわれ始めた大腸癌。いずれも内視鏡検査が一番良い。肝臓も腎臓も、そして前立腺などにも超音波検査があります。これら全部をやっても保険が利いて、何も異常がなければ先ず1万円ちょっとで済みます。名古屋市在住高齢者は毎年6月には全員特定健診連絡がかならずあるはずで、そのついでに僕はこの全部をやってきました。ピロリ菌による慢性胃炎に、前立腺肥大もあるからですし、お酒を飲んできたからガンマーGTPがちょっと高くって肝臓への注意もいる。なお、数年前僕はピロリ菌を除去しました。胃がんの90%以上はピロリ菌原因という説まで出て来たからです。だけどこのピロリ菌、居ると分かった人にも医者は積極的には教えてくれないようだったし、除去にも熱心じゃないとずーっと感じてきましたね。これが巣くっていても知らない人が多いはずです。そもそも、内視鏡検査をしたことがない人にはその有無が分からないのだから。胃がんはもう激減させることが可能なのに、これをする意志が厚生省に感じられないとさえ僕は観ています。ピロリ菌除去が健康保険適用になったのも、つい最近のことでした。

 僕はとにかく、活動年齢を延ばしたいのです。これを含めて、自分の身体は自分で守る。当たり前のことですが、吉田、堀両君の死で改めてそう決意したことでした。

 僕らの飲み会、8人が6人になって、とても寂しくなりました。5月には、吉田の黙祷。7月も堀の黙祷から始まるはずです。最後の2人は誰だろうとか、2人になってもやろうなとか、そんなことも言い合わせているこの頃なんです。
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