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ハリルジャパン(10) 3連勝、イラク戦  文科系

2015年06月13日 07時20分57秒 | スポーツ
 一日遅れながら、イラク戦記を書く。ほとんど、ゲーム当日には書いてあったものだが、昨日はランニング日誌のほうを優先してしまった。好きなお人には、許されたいと申し上げておいて、さて。


 4対0の完勝、これで監督交代以降ずっと3連勝である。得点も2対0、5対1、4対0と、ほぼ文句なし。そしてこのイラク戦は、ハリルになって改善された点がさらに良くなっていると観ていた。以下のように。

①敵陣にある相手ボールへなど、守備が凄く良い。敵選手に対して、マークやプレスが組織的かつ厳しくなったかして、イラクはボールをなかなか前へとつないでいけないという場面が多く観られた。これでは、味方DFラインの練習にはならないというほどに。ただ、⑤で書くように、ホームで序盤2得点もすれば、こういうゲームになることも多いという典型だと思う。この点はちょっと残念。

②それでボールを奪うと即、多数がゴールへと走ること走ること。ボール保持者が前を向けば、パスコースが何本も見えるという場面が多かった。この「前と中盤の信頼関係」が、このゲーム最大の特徴であろう。その内一本のコースに通せば、そこでまた次へのコースが多数! 岡崎の3得点目などは何本のパスが通った結果だったか。この場面の最後はとにかく、柴崎・宇佐美・岡崎と繋がっていった。「ゴールに対してダイレクトに!」という指導がこれほど徹底した代表ゲームも珍しいのではないか。

③こうしてシュート数比較では、おそらく25対5ほどではなかったかな。(後で新聞で確認したが20対3だった)

④柴崎と宇佐美が文句なしに良かった。
 柴崎は本田と岡崎の得点について、起点になった。以前よりもさらに視野が広くなっているのではないだろうか。1得点目の本田へのスルーなどは、敵と全速力で競り合っている本田に難なく通していたし、3得点目の宇佐美へのパスも、敵味方入り乱れたゴール前でかなり難しい場面のはずを、やはりダッシュしている宇佐美にぴたりと合わせた。
 宇佐美は彼としては珍しいほどにダッシュを繰り返していた。言われた通りに、身体を絞りつくしてきたのだろう。それでこそ持ち前の技術が光るというもの。特に、パスが多い日本にあって香川とともにゴール前方のドリブルが光っていた。3得点目の岡崎へのパスは、自分でも打てたけど出したと語っていたようだが、岡崎が絶賛していたものである。

⑤ただ、日本のホームだし、初めに2得点も取ればこういうゲームになりやすいことは確かだろう。日本が最も弱いディフェンス陣の組織的闘争を観たかったのだが、全く観られなかったのはとても残念だった。まー、本番になって緊張した場面がくれば、どんどん観られるだろう。DF陣のラインコントロールは槙野がするようになったらしいが、今後楽しみなことだ。浦和のDFを高評価して、森重から槙野へとセンターバック先発を替えたということだろうが、その可否をもっと観たかった。浦和守備陣の健闘からすれば、妥当な線ではあると思う。


⑥このゲーム、ちょっと歴史的なものになったと予言しておきたい。柴崎、宇佐美、そして槙野がレギュラー先発を取ったのではないか。
A 柴崎の技術は定評のあるところだが、それを使う視野がさらに広くなり、ゴールへの直結度も研ぎ澄まされてきた。まだ22歳。ヒデ、俊輔、小野、遠藤という日本が唯一世界に誇って来られた攻撃的中盤に、ヒデ以来の逸材がとうとう現れたと言いたい。先輩たちの長所が全て詰まった遠藤を、徹底的に研究したのだろう。宇佐美、香川、本田と良いパスの受け手が3人も居るのだから、彼の成長はもっと期待できるはずだ。ヒデなみの頭脳を持っているのではないか。

B 宇佐美が化けた! 「体脂肪率を減らせ!」というハリルの厳命がよほど効いたらしい。身体が絞れたとは聞いていたが、あんなにダッシュを繰り返えせる宇佐美は初めて観た。敵が2~3人周りにいてもお構いなしというゴール前のドリブルもどんどん繰り返せるようになったはずだ。香川と2人、全くタイプの違ったドリブラーが居ては、敵もさぞかしマークが難しいだろう。

C 槙野のラインコントロールが早くみたい。また、彼の潰しの能力も噂通りのものかどうか、楽しみである。
コメント (22)
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