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ポイチジャパン(12)ACL決勝で、大人の鹿島  文科系

2018年11月04日 09時34分25秒 | スポーツ
 これも凄まじいゲーム! クラブチャンピオン杯争奪戦はいつもこうなるという典型。国代表などと違って、日頃やっているクラブでのアジア・チャンピオン決定決勝戦だから、鍛えている連携、組織戦が特に最高度に発揮されて凄いのだ。

 本日の決勝第1レグでは、2対0で鹿島の勝ち。
 アウェイのペルセポリスが先ず攻めた攻めた。最初から全力疾走で高い位置からの速いプレスに来っぱなしだった。危ないシュートも何本か打たれたが、こんな全力疾走が続けられるわけはないと観ていたもの。案の定、20分ほどから鹿島がCKもFKも取れるようになって、30分ごろには均衡状態になっていった。鹿島がサイドチェンジを多用し始め、ボール際の小技も効き始めたのである。
 サイドチェンジの連発などは後半にさらに効いてくるにちがいない。

 後半13分先ず1点。敵ゴールに向かって右側から、レオ・シルバが誰かとワンツーで横方向に侵入してゴール正面やや右寄り左脚で打ったシュートだった。直後にも鈴木の右抜け出しシュート得点があったが、これはかろうじてオフサイド。
 2得点目は、31分。相手ゴールに向かって右ポストから縦30メートルほどにいた三竿の浮かせ気味縦パスを密集の中のセルジーニョが左脚アウトでダイレクトボレー。それもフワリと上げるような奴で、逆サイドの左ポスト近くに落とした技ありシュート。

 これ以降はもう、ペルセポリスに走力が残って居なかったと観た。走れないからパスばかりで、それも良く奪われていた。敵5番のサイド選手ネマティがイエロー2枚でレッド、次戦に出られないことになったのが90分頃。良い選手なのでもったいない事甚だしい。鹿島は次戦が一つ楽になったということだ。

 さて、鹿島の玄人受けするようなゲームだったと思う。先ず敵に攻めさせ、走らせてがっちり受ける。予想外に速くて強い敵の寄せ・潰しと、攻撃とだったが、かろうじて失点なしに凌いだ。前半の途中からはサイドチェンジなども大いに使って、さらに敵を走らせていた。そして、後半が進んで走力が落ちて来た頃に2得点した後は、相手ももう疲れて反撃力なしと、そんなゲームと言える。

 日本でも「修羅場の場数が違うし、そういう先輩相手に20前後の若手でさえ修羅場に強く育って来る」と、そんな鹿島のゲームだった。23歳の鈴木が育ったから金崎を出したわけだが、この鈴木優馬がとても良い。自分の得点力はもちろん、パスも出すところではきちんと出すし、防御の潰しもしっかりやると言った、何でもできる選手だ。その点では、相棒のセルジーニョは、パスが下手だと思う。鈴木のゲーム後談話を聞くと、ペルセポリスをどうも見切ったようだ。「セットプレー以外では、放り込みを注意すれば良いだけ。おかしなチームだ」というように。でも、ペルセポリスの潰しは怖いよ! 高い潰しからの得点という、ドルトムント型のチームなのだろうし。
 同じく23歳の三竿も凄く良い。流石に、小笠原、永木を押しのけて出て来た上に、代表の顔にも育ちつつあるお人だけのことはある。なにしろ、鈴木と同じで何があっても動じないようにふるまえるところがよい。DF安西と言い、FWには阿部も出てきたし、このチームの育成手腕はちょっと頭抜けていると感じる。

コメント (1)
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