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日韓は仲良しらしい?   らくせき

2019年04月19日 08時57分54秒 | Weblog
日韓関係は急速に悪化していると言われる。
しかし、ソウル・明洞(ミョンドン)をはじめとする観光地では、日本人客を以前より多く目にする。
知人の韓国人には、近々日本に旅行に行くからと、日本での観光スポットやお土産について聞かれる。
日本を昨年訪れた韓国人は750万人を突破し、韓国を訪れた日本人も前年比27.6%増えて300万人に迫った。
両国間の往来はむしろ活発化しているのだ。

日韓関係を巡る政治と街の人々の肌感覚とは違うという毎日新聞の記事です。
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アメリカの小国蹂躙例・ニカラグア   

2019年04月19日 00時44分06秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 過去記事の再掲です。一つ前のエントリーへの補足解説目的で。


【 アメリカの小国蹂躙例・ニカラグア   文科系  2016年07月15日

 ずっと連載のように紹介してきたノーム・チョムスキー「覇権か生存か」のなかから、アメリカのニカラグア内戦工作の下りを紹介してみたい。戦後世界政治史において最も酷い小国への所業の一つと国連内部で語られてきたものだ。中南米ではそれほどに有名な、小国への内乱工作と政権打ち倒しという長く続いた世界史的大事件である。国際司法裁判所(仲裁裁判所ではないことにご留意願いたい)の裁定結果や賠償命令の完全無視が鮮やかすぎるほどである。こんなことをするなら国連を出ていくべきだろう、手前勝手にただ利用したいだけが動機で入っている、などと誰しもが思うのである。つまり、利己的利益からの悪用目的なのだ。米が拒否権を最も多く発動したのがイスラエル問題であるということでも、この事は明らかなのである。アメリカにイスラエルへの介入問題がなければ多分、アフガン戦争、イラク戦争、シリア内乱、イスラム国建国、難民問題、イギリス離脱問題等々は起こらなかったはずだ。では・・・

『1986年に、国際司法裁判所はニカラグアの言い分を認め米国政府の主張を退けた。そして「不当な武力行使」──平たく言えば国際テロ(アメリカがニカラグアに対して 文科系注)──に関してワシントンに有罪判決を下した。判決はニカラグアによる限定された告訴以外にも及んだ。以前に下した判決を、より強い調子で繰り返しながら、同裁判所はいかなる形態の介入も「政治、経済、社会及び文化制度の選択と、政策策定」の主権に干渉するものであれば、それを「禁ずる」と裁定した。(中略)
 この判決には、見るべき効果はほとんどなかった。国際司法裁判所は、ミューヨーク・タイムズ紙の編集者から「敵意ある法廷」と非難され、それゆえに国連と同様、問題外だとされた。(中略)
 その後のコントラ(米国が支援したニカラグア反政府軍 文科系注)への援助は、一様に「人道的」とされ、同裁判所の明確な裁定を侵害した。(アメリカ 文科系注)議会はただちに一億ドルの追加援助を承認し、同裁判所が「不当な武力行使」と非難した行為を助長した。米国政府は「非現実的な法律重視の手段」を阻止し続け、ついには暴力によってそれを終わらせるのに成功したのである(つまり政権を転覆させた 文科系注)。 国際司法裁判所は更にアメリカに賠償金の支払いを命じ、ニカラグアは国際的な監督のもとで、損害額を試算した。見積額は170億ドルから180億ドルの間だった。賠償請求は勿論、論外だと(米国政府に 文科系注)片付けられた。』
(ノーム・チョムスキー「覇権か生存か」集英社新書版144~145ページから)

『国際司法裁判所の命令をアメリカが拒否したことを受け、ニカラグアはーーそれでも暴力的な報復や、テロによる脅しに訴えようとはせず問題を国連安全保障理事会に託した。安保理は国際司法裁判所の判決を支持し、全ての国に国際法の遵守を呼びかけた。ところが、アメリカはこの決議案を拒否した。ニカラグアは国連総会に訴え、そこでも同様の決議が採択された。アメリカとイスラエル、エルサルバドルだけが反対した。翌年には別の決議が通り、この時反対したのはアメリカとイスラエルだけだ。こうしたことはほとんど報道すらされず、この問題は歴史から消えている』(同上書149ページから)

 有罪と判定されても何もしない。賠償命令も無視して、逆に反乱軍支援金を予算化する。国連海洋法条約には入っていない。ご自分は縛られるのが嫌だということなのだ。こんなに悪用だけ目的が明らかならば、何のための国連や国際司法裁判所なのか。むしろ国連を出ていくべきだろう。出て行けと言うよりも「いるなら従うべきだ」と、そう言いたいのである。ただ米国は絶対にでては行かない。イスラエル問題のように、嫌な決定にどこよりもどんどん拒否権を出すために。「国際的大義名分」が欲しいときが常に起こってくるとも知っているからなのでもある。つまり、イラク戦争開戦では国連のお墨付きが欲しくて果たせなかったのだが、このように国連悪用だけはしたい! 】

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間接戦争で大忙しのアメリカ  文科系

2019年04月19日 00時25分04秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 18日朝の新聞にまた、「中米ニカラグアで反政府デモ1年、政情不安続く!」。
 この反政府派デモと政府のデモ禁止令の悪循環は、シリアやベネズエラと全く同じ既視感である。しかも、その国がニカラグアとあらば、この国の歴史から思い出すのはアメリカの内乱工作。新聞記事文中にも、最近はもう隠しもせずにこんな一文も見られた。
『トランプ米政権はベネズエラ、キューバとともに反米3カ国を「圧政トロイカ」(ボルトン大統領補佐官)と呼び、経済制裁を強めている』

 シリア、ベネズエラに続いて、またか、と思う。シリアだけでは失敗に終わった「アラブの春」も、今思えば全てCIA工作がネットで広がって、始まったものと言うのが、世界の有力説になっている。そして、これらの国の今は、どこもぐちゃぐちゃ。16年にはアメリカがやったとはっきりしているトルコ革命未遂事件も起こり、親米国だったトルコが一挙にロシア寄りへと傾いて行った。従来通りアメリカからでなくロシアから最新型ミサイルを輸入して、アメリカの攻撃に備えようという態度にまで転じているという結末だ。エルドアンが得た、「アラブの春」からの教訓なのでもあろう。

 直接間接の世界金融搾取から、貧しい国の食料も高騰して、先進国でさえ多すぎるようになった失業者と、やり場のない不満が世界に充満している。それを良いことに、アメリカはこれに火を付けまわって、貿易制裁によるさらなる窮乏・争乱化と、こんなことばかりやっている。間接戦争の連続ではないか・・・。
 なぜなんだ!

 イラク、リビア、イランにベネズエラ、シリアと絡んでくれば一つには世界石油独占価格が絡む事は確かだ。石油埋蔵量で言えば、手元のちょっと古い2012年の資料だが、それぞれこんな順位国になるのだから。5位、9位、4位、1位、32位。が、他は武器輸出と金融利益狙い? 物貿易ではすっかり大赤字のアメリカが今頼れるのは、原油と兵器と、そしてどこか金融投資が緊急の渇望ということなのだろう。

 世界が、アメリカ商品のボイコットを談合すればよいのだ。F35やボーイング、オスプレイの欠陥を発表し合って、さらには、アメリカによる自国の過去金融搾取を恥ずかしながら語り合って、アメリカ・ボイコット談合・・・、そして、制裁。そうでもしてこの国を大人しくさせなければ、その非親米小国の各個撃破政策から、やがては米中ロ戦争? 国連もすっかり有名無実にされてしまい、これを押しのけた大米帝国による世界統一、とはいかないだろうが・・・。赤信号、みんなで渡れば怖くない。国連でどこかの国がそんなイニシアティブを取らないかな!
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