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冷和の数十年になるということ  文科系

2019年04月02日 01時23分34秒 | 国内政治・経済・社会問題
 今日たまたまある本を読んでいて、「令和」にも出会った。咄嗟に思いついたのが「冷和」で、その理由は、国の基である国民、その厚労省推計人口動態などから言って、以下のごとき数十年になるだろうということだ。

①約100年前の日本人人口は、4300万人ほどだったが、どんどん増えて、1966年には1億人を超えた。

②これまでの人口ピークは2008年。1億2800万人で、以降既に200万人減ったというように、どんどん減って来ている。2050年前後には、1億人を割ると観られ、22世紀には6千万人になると推計されている。

③この人口推計に関わる高齢化予測の問題だが、人口が同じ1億人の66年と2053年とを比べると、65歳以上の比率がこうなるという。66年は6.6%、660万人に対して、2053年は38%の約4千万人になると。

 どうだろう。人口がどんどん減って、老人ばかりが多いという国は、「令」(この場合は令嬢、令夫人の「令」)と言えるように美しくも清らかにも見えないし、若者の熱気にも欠けるからはっきり言えば冷たい国だろう。ピークの2008年から、あっという間にそうなってきてしまった。この元号が続く次の数十年間にさらに急速にこうなっていく国を、「令和」とは、よく言うよと考え込んでいたのである。


 それよりもむしろ、この言葉のこういう意味の方が遙かに安倍の発想に相応しいと考え込んでいた。令のもう一方の意味は、「司令官」、「命令」の令。この語の元の語源がこちらの意味のようで、神のお告げ。だからこそこの語が、清らかな、美しいものという意味にもなったのだろう。すると「令和」とは、「神が上から作り上げるような和」という意味にならないか。

 かくしてこの言葉、「現人神である天皇の下の和」という意味に聞こえて仕方ないのである。これこそ、可能ならばと目論んでいる安倍の心からの望みではないか? 密かな望みを、新元号の中にこっそりと、入れた?
コメント (14)
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