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八十路ストーマ・ランナーの手記(452) 今一度、老化防止の最要諦   文科系

2023年03月29日 00時16分39秒 | スポーツ
 標記のことでいろんな議論がされる世の中になりました。が、ここでも折に触れて描いた、案外見落とされている肝心の議論を、もう一度分析的に紹介してみます。「週2~3日、1日8000歩速めに歩くのが理想」という議論について。なぜそうなのかを理解していれば、この応用も利くようになり、自分に適した補強、効果あるやり方や手抜きなども考えられるようになるものです。

 肥満や心臓病、脳卒中、若い脳などの対策要諦は、心臓、血管などを元とした血液循環機能をキープせよということ。高齢になっても普段の心拍数が若い時の低さのままで、最高心拍数ができるだけ高いというのが、心臓や血管が若いということ。どうすればこれを保持、強化できるか。長距離ランナー最良の練習にLSD理論というのがありますが、それに学ぶことでしょう。長時間、ゆっくりと、距離を長く走るというものです。この逆行がこういうこと。一定強度がある歩行などを年を取ってしなくなると最高心拍数がどんどん下がってきて、その心拍数の運動しか出来なくなり、それに合わせた心臓、血管になってしまうという悪循環がおこります。老化防止に1日8000歩というのは、こういう悪循環にあらがう、「LSD理論老人板」という意味があるということになります。
 LSD的運動をやっていると、同じ強度の運動の心拍数が次第に下がってきます。これにつれて、この強度の運動で息も弾みにくくなり、前の心拍数まで運動強度を上げられるようにもなっていきます。

 ちなみに、この5月で82歳になる僕のことで恐縮ですが、去年春に癌にかかるまでのランナー生活で一定持続最高心拍数は165ほどありました。通常のそれは60ほどですから、心拍数にして100ほど運動強度を上げられるわけです。ただしそんな僕ですが、ランナー入門をしたのは、59歳の時でした。それまでいろんな運動はやっていましたが、40代の自転車通勤が大きかったと思います。ロードレーサーで片道9キロを飛ばしましたから。
 こういう「体育」歴だったからこそ、今のこんな結果も。30歳の時に作ったダブルの礼服が今も着られるのです。体重58キロ以内は、大学生の時のまま。ちなみに、体脂肪率は13~11%ほど、ジーパンのウエストは29インチです。つまり、こういう心臓、血管を保つ適度な運動をして来ると、筋肉が落ちた分脂肪が増えるだけで、中年太りはない。酒も飲みますが、それも含めて運動した身体が必要な分だけしか食べないようにできているということだと思います。時には週2日などという禁酒日も長く持ってきましたが。 
 
・1分で120歩で、1時間7200歩。これは理想。
・少ないと意味がないかと言えば、そんなことはなく、汗が出始めて身体が温まるまで運動し、それから10分でも20分でも歩けばその分心肺機能は伸びます。要は、血管全体が開いてからどれだけLSD運動をしたかというのが要諦なのでしょう。
・だから普通は、掃除などの家事をやって、それから歩いても同じような意味になるし、30分歩くだけでも意味があるし、家の階段往復30分とか、少々強めの自転車30分でも、これらを日々組み合わせても良いわけです。
・若い頃の心肺機能の蓄えにもよりますが、40、50代は案外大切なもの。そのころLSD的運動がなかった人は老人になって大変苦労することになります。

・これにあと一つ、全く別の追加があります。活性酸素対策。運動すると身体にこれをも取り込みますが、活性酸素は動物の細胞老化を最も早める物質だから、この中和が必要なのです。無酸素系の激しい運動家においては、活性酸素摂取が急増します。相撲取りや、ラグビー、自転車競技の選手らに早死にが多いのは、これが理由。対策は野菜を取ることですが、「最強の野菜スープ」という癌学者の本をこのシリーズで何回か紹介しましたので、それを参照してください。このシリーズの399回目(22年1月1日分)などに紹介してあります。ポリフェノールを取りなさいというのは、この「中和」に働く物質という意味です。
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