以下は毎日新聞が伝えるところです。
「政府は22日、東京電力福島第1原発事故で福島県内に放出された放射性物質を巡り、20年後までの年間空間線量率の予測図を発表した。昨年11月の航空機モニタリング結果を基に▽12年3月末▽1年後▽2年後▽5年後▽10年後▽20年後--の6枚を公表。平野達男復興相は「理論値に基づいた予測図であり、除染の要素は加味していない」と説明した。
政府が長期にわたる将来予測図を示したのは初めて。各自治体が住民の帰還計画などを作る際の判断材料にしてもらうため、第1原発から北西方向に延びる高汚染地帯を中心に作成した。それによると、原発が立地する大熊町と双葉町の境界付近では20年後でも居住が原則制限される帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)が、両町に加えて浪江町、葛尾村では居住制限区域(同50ミリシーベルト超)が残る。」
広島や長崎よりひどいこの状況!
これでも再稼働?そして原発維持?
20年経っても住めない地域が原発の立地する自治体のみならず、それ以外にも及ぶことに注意。
ことは、おおい町や福井県のみの問題ではない。
「政府は22日、東京電力福島第1原発事故で福島県内に放出された放射性物質を巡り、20年後までの年間空間線量率の予測図を発表した。昨年11月の航空機モニタリング結果を基に▽12年3月末▽1年後▽2年後▽5年後▽10年後▽20年後--の6枚を公表。平野達男復興相は「理論値に基づいた予測図であり、除染の要素は加味していない」と説明した。
政府が長期にわたる将来予測図を示したのは初めて。各自治体が住民の帰還計画などを作る際の判断材料にしてもらうため、第1原発から北西方向に延びる高汚染地帯を中心に作成した。それによると、原発が立地する大熊町と双葉町の境界付近では20年後でも居住が原則制限される帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)が、両町に加えて浪江町、葛尾村では居住制限区域(同50ミリシーベルト超)が残る。」
広島や長崎よりひどいこの状況!
これでも再稼働?そして原発維持?
20年経っても住めない地域が原発の立地する自治体のみならず、それ以外にも及ぶことに注意。
ことは、おおい町や福井県のみの問題ではない。
中国や韓国は、新たな原発建設を考えてるけど、奴らは頭がおかしいのか?
アンタは正常で、あいつらは気が狂っているのか?
「それだけ」の問題ではないってどんな問題ですか?
経済ですか?
広い範囲で人が住めなくなったり、その地区や周辺の一次産業がだめになってもなおかつ主張される「経済」ってなんですか?
あなたの住む範囲では影響がないから(実はそれも疑問なのですが)いいのだということでしたら、それこそ原発が差別の上に成り立っていること、他の地域(都会地など)で電力を一方的に享受する人たちのエゴイズムの上に成り立っていることを立証してはいませんか。
いま尖閣の所有をめぐっていろいろ問題が提起されていますね。歴史的経緯からして私も日本の領有権に正当性があると思っていますが、それよりも広い土地が失われ、放射能に「実効支配」さている現実をどう思われますか?
中国や韓国の原発にももちろん反対します。そこでの事故は大気や海洋の状況から見て私たちとは無関係ではないからです。
彼らの頭がどうなのかはさしあたり存じませんが、やはり、経済優先の考えが至らしめたものだと思います。しかし、フクシマ以降は多少状況が変わってます。
中国はいざしらず、韓国においても反原発の世論が広がりつつあることをご存知ありませんか?
私が正常でほかは駄目だなどという不遜な考えは持ちあわせていません。ただし、人間不在の「経済」とやらのために、一定地域の人間には被害があってもいいのだとか、人類の未来にツケ(核廃棄物)を残してもいいという傲慢な考えも持ちあわせていません。
その意味で、ドイツやオーストリアの脱原発を私は人類の英知だと思っています。
「経済」優先の人に問います。
日本の経済失速は原発のいかんにかかわらず起こっていたことではないですか?
原発がフル稼働している時に既に商店街のシャッターはしまっていませんでしたか?
リストラや不正規労働者が30%を越えてはいませんでしたか?
原発が稼働し始めたら、これらが解消するとお思いですか?
そしてもうひとつ、ほんとうに電力は足りませんか?
今になっても今夏の電力需要予測の詳細が出されず、ただ足りない足りないでは説得力がありませんね。
足りてしまうと困る人達がいるのではありませんか?
中国の核実験の影響が降り注いでいた頃にも、黙っていたね。
「放射脳」というのは放射能を気にする人たちへのネウヨ独特の蔑称ですね。あなたは気にならないのですか?「放射ノーテンキ」ですね。
広島・長崎の頃には私もちゃんと生きていましたが、その折にはその実態を知らされてはいませんでした。科学者や軍部は知っていたのでしょうが、一般国民には「特殊爆弾」としか知らされませんでした。
敗戦後、それが原子爆弾だと知らされましたが、その放射能による被害などはわかりませんでした。ですから、爆撃後に広島へ行って残留放射能でやられた被曝者も数多くいます。人類史上はじめての経験ですからやむを得なかったのです。
ソ連や中国の核実験に対し、「社会主義国の原爆はキレイなのだ」といっていた人たちのいたことは事実です。
しかし、それを否定し、「あらゆる国の核実験に反対」を貫いてきた多くのひとたちがいたことも事実です。
81年には文学者を中心とした「反核宣言」も出されていますが、あなたがいうように特定の国を除くことはしていません。
不祥私も、1960年代からあらゆる核実験に反対してきました。
共産党の原子力の平和利用という方針(フクシマで驚いて方針転換したようですが)にも反対してきました。
社民党が自民党との大連立で原発を容認した折にも反対しました。
これは私だけではなく多くのひとたちがそうでした。
そうした人たちの危惧は、不幸にしてフクシマで実現してしまいました。
現今の反原発は「右翼」やそうした「左翼」との戦いの歴史の上にあるものです。
それらの事実をまったく知らないで無責任な揶揄の態度をとるのは自分の無知を宣伝しているようなものですよ。
もっとも、あなたの「反原発は左翼のためにする運動だ」という偏見の色眼鏡では本来見えるものも見えないでしょうね。
かわいそうな人ですね。
名無しさんへの反論は、
投稿への見事な続編となって
本論を補完していますね。
名無しさんの効用かな?
ありがとうございます。
おっしゃるように、話の進展というのはある種のダイアローグ(弁証論)ですから、たとえ的はずれなものでも、相手があってこそ逆に私の主張もより明確になるわけです。
ですから、対話を感情的な罵倒で終わらせないように心がけています。
企業にしてみれば――特に中小企業――節電すればするほど、儲けが少なくなるという切実な面もありますからね。