今回の紹介作品は、A・Mさんのもの。時代の移り変わりや、今の世相がよく出ていて、そこに面白さを感じました。この作者、僕からみれば割と古風な方。僕なんかより遙かに礼儀正しいんです。まー「良家の子女」というところかなー。
【 結婚事情 A・M
今年も庭の梅がたくさん実った。木を見上げる度、成長後の青梅の嫁入り先を考える。
この春やっと甥が結婚し、うちの二男も決まった。甥はいわゆる地味婚で、親族だけの式と食事会。本人たちが式を挙げないと言っていたのを、両方の親たちが区切りだからと勧めた。二人の幸せそうな笑顔に、こんな地味婚もいいなと思う。自分たちのために貯えを使う。すぐに赤ちゃんが生まれる予定もあるのだから。
そう思って息子にどうするのか聞いたところ、普通の式を予定し、八十人を招くという。すでに日取りと会場を彼女と決めたとも。結婚式の費用は親がと思っていたのに、二人で費用を貯えたと話す。だから、夫の豪華会場のパンフレットも無用になり、結納はしないこともつけ加えた。
親にほとんど相談せずに二人で決めたことに、最初は戸惑った。夫も私も。全て親に任せっきりで、費用も出してもらった。全て親の意で、家同士の結婚だった昔と、今の若者の思いを考えると、いいことであり感心する。時代も変わり、いろいろな形の結婚式や準備があることも分かった。
「今日からは、あなたはうちの子」との夫の母の言葉が、妙にひっかかり嬉しくなかった。やはり、自分のことは自身で決めるのが大切で、尊重していきたい。青梅を手にしてつぶやいた。】
【 結婚事情 A・M
今年も庭の梅がたくさん実った。木を見上げる度、成長後の青梅の嫁入り先を考える。
この春やっと甥が結婚し、うちの二男も決まった。甥はいわゆる地味婚で、親族だけの式と食事会。本人たちが式を挙げないと言っていたのを、両方の親たちが区切りだからと勧めた。二人の幸せそうな笑顔に、こんな地味婚もいいなと思う。自分たちのために貯えを使う。すぐに赤ちゃんが生まれる予定もあるのだから。
そう思って息子にどうするのか聞いたところ、普通の式を予定し、八十人を招くという。すでに日取りと会場を彼女と決めたとも。結婚式の費用は親がと思っていたのに、二人で費用を貯えたと話す。だから、夫の豪華会場のパンフレットも無用になり、結納はしないこともつけ加えた。
親にほとんど相談せずに二人で決めたことに、最初は戸惑った。夫も私も。全て親に任せっきりで、費用も出してもらった。全て親の意で、家同士の結婚だった昔と、今の若者の思いを考えると、いいことであり感心する。時代も変わり、いろいろな形の結婚式や準備があることも分かった。
「今日からは、あなたはうちの子」との夫の母の言葉が、妙にひっかかり嬉しくなかった。やはり、自分のことは自身で決めるのが大切で、尊重していきたい。青梅を手にしてつぶやいた。】
まさに時代が、自己の意思を貫いていますね。
‥秋も終わりなのに。
文化系さんって、アスペルガーか、躁鬱気質かですよね。
最近そうって事なら、痴呆ほ疑うトコですけど。
同人誌の月例冊子は、季語から2ヶ月遅れぐらいで作品になります。そのバックナンバーから気に入った「良い作品」を選ぶと、3~4ヶ月遅れるのは当たり前でしょ? こういう合理的成り行きを理由に、何か病名をつけられてもなー? 例によって、合理的推論ができないお人柄が偲ばれたものです。
暦のうえでは冬といいますが、
ではホントウの冬はいつからなんでしょう?
その時はなんの上の冬なんでしょうね?