
先日の中日新聞の写真記事に「書で潤い」というのが載っていました。(撮影は加藤丈朗氏)
北京の公園の一角、木立に囲まれた小さな敷石の広場があって、人々が行き来しているのですが、涼を求める数名の人が敷石に漢字を書く一人の老人を見ています。
大道芸人とは違う風格のある白髪の老人が眼鏡をずり落ちそうにして何か書いています。箒に似た筆に墨の代わりに「水」を浸して漢詩のようなものを淡々と記していきます。
先に書いた文字は夏の日にもう消えかけて読むのも定かではありません。
しかし 老人はそんな事には無頓着に「詩と書」を楽しんでいるようです。
この写真を見て、つくづく自分もこう老いたいものだと思い至りました。
表現や主張を自分の世界だけに閉じ込めることなく、外に開いて問いかける。
しかし それを墨書・篆刻して残す事を求めず、消えるに任せ日々水書に精進
する。
賢治の詩を思い出しました。
北京の公園の一角、木立に囲まれた小さな敷石の広場があって、人々が行き来しているのですが、涼を求める数名の人が敷石に漢字を書く一人の老人を見ています。
大道芸人とは違う風格のある白髪の老人が眼鏡をずり落ちそうにして何か書いています。箒に似た筆に墨の代わりに「水」を浸して漢詩のようなものを淡々と記していきます。
先に書いた文字は夏の日にもう消えかけて読むのも定かではありません。
しかし 老人はそんな事には無頓着に「詩と書」を楽しんでいるようです。
この写真を見て、つくづく自分もこう老いたいものだと思い至りました。
表現や主張を自分の世界だけに閉じ込めることなく、外に開いて問いかける。
しかし それを墨書・篆刻して残す事を求めず、消えるに任せ日々水書に精進
する。
賢治の詩を思い出しました。

改憲か護憲か?ということも、
こういう文化の土壌のなかで、十分に
話し合われるということが、とても重要です。
つまり共通の文化基盤を持っていることが
真の愛国心だと言いたいのですが・・・
論理に飛躍がありますね。
まあ気持ちだけわかって下さい。
とても大切なこと。
ふつふつとした思いを外に向けてみる。
それを受けれる人も反対の人も
同じように表現の場を保障すること。
その土壌があって初めて民主主義が成り立つのではないかと思う。
誹謗中傷を恐れず、外に向けてみる。
今、一番大切なことかもしれないと思います。