
昭和区平和美術展の絵画の部屋に入ってまず目を引いたのが、吉田理氏の「名古屋大空襲」という作品であった。
ピンク色の何かが小山のように盛り上がり、一瞬散った桜のはなびらがうずたかく積まれているのかと錯覚した。
とんでもない誤解であった。ピンクのそれは何百と蒸し焼きになった累々たる死体の山であった。
作者が少年時代に目に焼きついた名古屋大空襲あとの鶴舞公園に集められたうず高く積まれた死体のやまであった。
作品の下に添えられた詳しいその時の体験文も是非読んでいただきたい。 (まもる)
ピンク色の何かが小山のように盛り上がり、一瞬散った桜のはなびらがうずたかく積まれているのかと錯覚した。
とんでもない誤解であった。ピンクのそれは何百と蒸し焼きになった累々たる死体の山であった。
作者が少年時代に目に焼きついた名古屋大空襲あとの鶴舞公園に集められたうず高く積まれた死体のやまであった。
作品の下に添えられた詳しいその時の体験文も是非読んでいただきたい。 (まもる)
絵の持つ力を改めて感じた次第です。