「安倍首相はお断り、小泉前首相は大歓迎」
朝鮮日報は、こんな見出しの記事を載せていました。
29日の参議院選挙で与党自民党の惨敗が予想される中、
自民党の一部候補が安倍晋三首相の支援遊説を謝絶する事態が起きている。
一方、在任中に大衆的人気を博した小泉純一郎前首相は、行く先々で歓待を受けている。
このような現象は、安倍内閣に対する支持率(28%)が急降下していることにより、
首相の支援遊説がむしろ票を減らす要因になるという、候補たちの計算のためだ。自民党公認で高知県から4選を目指して出馬している田村公平候補(60)は
16日、遊説で安倍首相を強く非難するとともに、安倍首相の支援遊説を事実上拒絶してした。
田村候補は安倍首相が主張する「美しい国」について、
「意味がよく分からない」と指摘すると共に、首相の高知県訪問計画に対し
「選挙を心配するなら予算を増やして来なければ…。
口先ばかりで『美しい国』を主張するなんて愚か者だ」と厳しく警告した。
その後安倍首相は田村候補の支援遊説を取り消したが、これは異例なことだ。
これとは反対に、小泉前首相は14日、自らの在任中に
官房副長官を務めた比例代表候補上野公成氏を支援するため、
退任後初めて行った街頭演説を成功裏に終えた。
続いて19日、東京の街頭遊説にも数千人が集まり、以前と同様高い人気を誇示した。
日本では、安倍首相が今回の参議院選挙で惨敗し、結局首相の職から退くのではないか、
という見方が徐々に強まっている。
朝日新聞が実施した世論調査では、自民党の議席は過半数に満たないのはもちろん、
かつて1998年に当時の橋本龍太郎首相を辞任に追い込んだ参院選での44議席にも届かないものと予想された。

安倍さん低迷の一番の元凶は、小泉さん。
その小泉さんが、まだまだ人気があるなんて!
日本人はどういう頭になっているの?
名古屋にも昨日来て、勤労会館で応援演説を長々としたという。
安倍下ろしの主張に一年や二年では真価はとえぬ。辞めるなんてとんでもないとエールを贈ったという。
それに対して聴衆から小泉コールもあったそうである。
さぞ自民党は、あの時に小泉勇退撤回を強力に展開しなかったのを悔しがっているだろう。
しかしまあ、この人気は何なんだろう。
ことの是非は問わず、蛮勇といってもいい実行力のパフォーマンスに憧れているのだろうか。心情的にはファシズムにも道を開く心理ではないか。
これは是非分析する必要がある大問題だ。