九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

中国、日本株買いの実態   文科系

2016年09月14日 04時52分35秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 昨日のエントリー『「公金株買い」、舞台裏の仮説』について、仮説検証の第一歩として標記のことをご報告します。

①中国は、「OD05オムニバス」を投資口として、12年までは日本株大量買い漁りをして、13年3月に5兆円とも言われていたものをその年から大量売りに入り、15年3月末までに姿を消した。なお、2013年末に16,291円まで上昇した日経平均は、海外投資家の買越額がこのように上がっていることによるものとみられた。12年は2兆7074億円だった買越額が、2013年には14兆6508億円にまで上がっていた。こうして、中国が決して後退一辺倒になったということではないと言う推察も成り立つ。

②13年3月までのその売買主体は「OD05オムニバス」と言い、中国投資有限公司(CIC)の資金運用機関ということだった。

③次は、現状として大事なことで、このOD05が消えた後に、その後の日本買いはどうなったかという話になる。二つの説が続いてきた。口座を他名義へ移したのか、売却したのか。この16年春にやはり、①にも示唆したように、名義移転説が出て来た、以下のように。

④アベノミクスの円安誘導で買いやすくなった日本株への大保有主体が現れた。姿を消したOD05と同じような買い漁り、株式保有率を示す「SA/NV10」である。アメリカのある銀行のブリュッセル支店が、その届け出拠点になっている。

⑤(④以下はこの⑤も、本年4月8日週刊ポストの記事内容だが、こうあった) 語り手は「シグマ・キャピタル」のチーフエコノミストの田代秀敏氏とあり、④などを調査した結果としての話をこうまとめている。
 買収ターゲットは98社。ちかごろ噂に上っている東芝、パナソニック、ソニーはもとより、新日鉄住金、三菱重工、中電、東京ガス、JR東日本、ANA、もちろん3メガバンクも入っている。この3メガバンクでは、OD05オムニバス時代にはいずれも第3位の大株主であったものである。

⑥なお、以上の検証をご自分でなさりたい方は、この語で検索して下さい。「SA/NV10」。この投資口が、どの日本企業公表の株主であるかとか、時にはそれぞれの大株主度・その順位などが、分かります。


 以上は、「日本公金の大量株買い出動は、中国の膨大な蓄積外貨による日本株買い、操作への対策である」という仮説を検証するための第一次中間報告とするということです。次には当然、これが日本公金による株買いにどう 繋がって来るのか、あるいは来ないのか。今はまず、皆さん色々思いを巡らせてみて下さい。アベ政権の「大量金融緩和」、国債を日銀資金で銀行などから目一杯買い上げて現金を市場にジャブジャブ流す「財政ファイナンス」、果ては「マイナス金利」などなどとの関係をあれこれ考えてみるということです。「これだけ金をだぶつかせても、『有効に』使ってくれないのか!」という政権の声が聞こえてきませんか? いずれにしても、公金による大量株買いには、以下の様相はうかがえるようです。
「マイナス金利導入までした円安誘導で景気浮揚を図るほどに、中国投資有限公司(CIC)が入り込んでくる。その莫大な資金からすれば、何が起こるか分からない。日本3大メガバンク(関連ファンド)さえ、対抗に二の足を踏んでいるようだし・・・。」 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結論ありきねぇ 1970

2016年09月14日 00時43分21秒 | Weblog
結論ありきの特長としてひとつの仮説で引っ張るんだよな。これが複数の仮説を立てそれをひとつずつ検証しながら絞っていくなら頷けるのだけど。ひとつの仮説をよりどころに置き換えてもいいが。だから話の途中で結論がみえる。要するに、いいよ分かった後は言わなくても分かるになる笑
こうなると結論ありき以外のなにものでもなくなる。これが、仮説を複数立て状況に応じた検証をしていけば時と場合で結論も変われば矛盾することもあるから結論ありきとはならないんだけどね。話に柔軟性を持たせることも出来るし。
しかし、仮説がひとつでは、或いはよりどころひとつでは、毎回力業で1本獲りにいくようなものだから苦しいよな。
コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「公金株買い」、舞台裏の仮説   文科系

2016年09月13日 13時03分02秒 | 国内政治・経済・社会問題
 以下は、昨日のエントリー「公金株買とその問題点」に付けたコメント。日本の現政経情勢の最大要点とも言える極めて大切なものと考えますので、エントリーとして再掲します。


『 舞台裏を想像する (文科系) 2016-09-12 03:13:54
 舞台裏をこんなところかと、想像する。

①アメリカ金融が日本企業の株を買い占めて、社長にアメリカ人などが座り、MアンドAなど、いーようにしてきた過去がある。

②今、外貨を多く持っている中国金融が日本の土地だけでなく、企業も買い占め始めて、過去のアメリカに続き始めるという事態が目に余るようになってきた。なお、中国のこの動向は、アメリカに対しても同様であるはずだ。

③日本の金融がこれに対抗できないようになった。よって、金があるGPIF、日銀が防御最前線に立ち始めた。

 関連して、こんなエレジーを思い描く。
 世界の10大銀行にアメリカは一つも入っていない。ベスト10の上位に名を連ねている中国金融にどう対抗するのだろう。米政府も大赤字だし、いろんな基金などもサブプライム・バブルでいーかげん食い尽くしてきたはずだ。と、こんな事を見てきた日本政府がとうとう、総力を挙げて中国を迎え撃った、と。
 アメリカと違って世界の銀行ベスト10にユウチョと三菱UFJとが入っているが、これらは勝ち目のない自国企業株防衛戦争などには参戦しないだろう。かくて、中国金融攻勢に堪りかねたGPIFなどが防衛戦線の先頭に立った、と。

 なお、以上はまだ全く根拠を掴んでいない、僕の夢の中の出来事か一定根拠のある仮説なのか。これは、今後のお楽しみ・・・・。』


『 泥縄・・・ (文科系) 2016-09-12 21:23:17 

 名無し君
 中国にいろんな株を買い占められそうになったから慌ててGPIF、日銀が金融の代わりをし始めたというのなら、それは苦し紛れと言う以外にない。まさに、それらしい、異例、泥縄だしね。こんな泥縄で、どんな結果が望めるのか? 苦し紛れは、苦し紛れという勝算のない泥沼戦争と言うだけのこと。バブル株相手ならば、空売りを重ねられては巻き上げられるとかから、中日新聞が予言したどん詰まりが必ず来るはずだ。君は株、信託をやってるらしいが、エントリー中の予言を肝に銘じておくことだ。

 リーマン・ショック、あのサブプライムバブル弾けも、僕は06年からここで予言してきた。その年の11月1日の拙稿参照だね。また、07年1月21日拙稿は、リーマンで正に破綻した住宅ローン担保証券(RMBS)や債務担保証券(CDO)の説明をしている。(以下略)』

 さて、この仮説があっているのなら、南沙なんかより遙かに重要問題と、右の諸君、思わないですか? 古いタイプの戦争よりも「相手」から見たら遙かに安全な戦争、金融戦争ということです。「通貨戦争」ができてから、この戦争はどんどん増えたようなものでしょう。実際の戦争よりも遙かに起こしやすく、能率も良い。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎年恒例CL予想w 1970

2016年09月12日 03時08分23秒 | Weblog
今年は当たる気がしないw
ヨーロッパのビッグクラブも転換期なんだな。メッシ、ロナウドの巨頭がベテランの域に入り他の選手との差が以前より目立たなくなってきた。今年はまた監督のシャッフルも激しかった。選手の移籍も然り。イブラやポグバを買ったユナイテッドにCL出場権は無い。去年からのチームでほぼ陣容が変わらないのは、レアル、バルサ、アトレチコ、バイエルンだが陣容が変わらないということは、目立った若手が居ないという話にもなる。プレミアでドラマチックな優勝を遂げたレスターは海外サッカーファンの大方が予想していた通り早くもラニエリが迷走中。去年のレスターも監督が何もしないときに勝ったんだよねwラニエリ恒例の打つ手打つ手が裏目に出るパターンに早くも突入。とてもCL云々の話じゃない。移籍市場が閉じる迄は 今年の本命をユヴェントスに決めてたんだけどね。流石にポグバが抜けたのはちょっと痛いですwというわけで、今のところの本命はバイエルン。国内にライバルが少ないのは有利。日程もブンデスは過密なプレミアと違い余裕があるのでこれも有利。心情的には今年こそアトレチコに勝たせたい
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公金株買とその問題点と    文科系  

2016年09月12日 01時53分41秒 | 国内政治・経済・社会問題
 8月30日に「公金株買いがここまで」と言う拙稿を載せさせていただいた。そのエントリー内容からこれに付け加えられたコメントまでの主要点などを簡単に要約した上で、中日新聞「特報」記事にあった問題点をご紹介してみたい。

①東証1部企業の4社に1社で、公的マネーが筆頭株主になった。例を挙げれば、GPIF(公的年金の積立金を運用する機関)は、三菱UFJ、三井住友、みずほの各フィナンシャルグループで筆頭株主になっている。トヨタでも第2位の大株主である。

②こうなった、経過
 GPIFは2014年に日本株の保有比率の目安を12%から25%へと大幅に引き上げた。日銀は上場投資信託(ETF)年間購入額をこの7月29日に3.3兆円から6兆円へと倍増した。

③こうして、現状詳論
 GPIFと日銀の株式保有額は3月末で約39兆円と5年前の11年3月末比で約25兆円増えた。この間に日経平均株価は約7割上昇し、株価の押し上げ効果は大きい。日銀がETFを年間6兆円買うと、「日経平均を2000円程度押し上げる効果がある」。

 さて、9月9日の中日新聞「特報」も上記を報告した上で、この問題点をこう述べている。
①国という物言わぬ筆頭株主は、放漫経営を招く。
②やがて最終的には、円、国債、株価などの暴落によって金融恐慌が起こる。
③この恐慌を封じ込めようとすれば、政府が金融取引規制などをして統制経済になる。

 まとめれば、こういうことだろう。公的資金がここから抜けるそぶりを見せれば、それをきっかけに連鎖的株価暴落が起こりうる。よって政府はなかなか抜けられないから、成績の上がらない企業も政府頼みで株価を維持していくことになる。実績を伴わない会社の高株価は政府として放置もできないから、あれこれと口を出すことになっていく。すると、統制経済を招く、と。
 これに対して理屈を言えば、自由主義などとはほど遠い社会主義国家ということになり、官僚制で非能率の沈滞。それでも株価は一定水準にある。と、こんなところだろうか。 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掌編小説 「日本精神エレジー」   文科系

2016年09月11日 20時46分26秒 | 文芸作品
「貴方、またー? 伊都国から邪馬台国への道筋だとか、倭の五王だとか・・・」
連れ合いのこんな苦情も聞き流して、定年退職後五年ほどの彼、大和朝廷の淵源調べに余念がない。目下の大変な趣味なのだ。梅の花びらが風に流れてくる、広縁の日だまりの中で、いっぱいに資料を広げている真っ最中。
「そんな暇があったら、買い物ぐらいしてきてよ。外食ばっかりするくせにそんなことばっかりやってて」
「まぁそう言うな。俺やお前のルーツ探しなんだよ。農耕民族らしくもうちょっとおっとり構えて、和を持って尊しとなすというようにお願いしたいもんだな」

 この男性の趣味、一寸前まではもう少し下った時代が対象だった。源氏系統の家系図調べに血道を上げていたのだ。初老期に入った男などがよくやるいわゆる先祖調べというやつである。そんな頃のある時には、夫婦でこんな会話が交わされていたものだった。
男「 源氏は質実剛健でいい。平氏はどうもなよなよしていて、いかん」
対してつれあいさん、「質実剛健って、粗野とも言えるでしょう。なよなよしてるって、私たちと違って繊細で上品ということかも知れない。一郎のが貴方よりはるかに清潔だから、貴方も清潔にしてないと、孫に嫌われるわよ」
 こんな夫に業を煮やした奥さん、ある日、下調べを首尾良く終えて、一計を案じた。
「一郎の奥さんの家系を教えてもらったんだけど、どうも平氏らしいわよ」
男「いやいやDNAは男で伝わるから、全く問題はない。『世界にも得難い天皇制』は男で繋がっとるん だ。何にも知らん奴だな」
妻「どうせ先祖のあっちこっちで、源氏も平氏もごちゃごちゃになったに決まってるわよ。孫たちには男性の一郎のが大事だってことにも、昔みたいにはならないしさ」
 こんな日、一応の反論を男は試みてはみたものの、彼の『研究』がいつしか大和朝廷関連へと移って行ったという出来事があったのだった。

広縁に桜の花びらが流れてくるころのある日曜日、この夫婦の会話はこんな風に変わった。
「馬鹿ねー、南方系でも、北方系でも、どうせ先祖は同じだわよ」
「お前こそ、馬鹿言え。ポリネシアとモンゴルは全く違うぞ。小錦と朝青龍のようなもんだ。小錦のが  おっとりしとるかな。朝青龍はやっぱり騎馬民族だな。ちょっと猛々しい所がある。やっぱり、伝統と習慣というやつなんだな」
「おっとりしたモンゴルさんも、ポリネシアさんで猛々しい方もいらっしゃるでしょう。猛々しいとか、おっとりしたとかが何を指すのかも難しいし、きちんと定義してもそれと違う面も一緒に持ってるという人もいっぱいいるわよ。二重人格なんてのもあるしさ」
 ところでこの日は仲裁者がいた。長男の一郎である。読んでいた新聞を脇にずらして、おだやかに口を挟む。
一郎「母さんが正しいと思うな。そもそもなんで、南方、北方と分けた時点から始めるの」
男「自分にどんな『伝統や習慣』が植え付けられているかはやっぱり大事だろう。自分探しというやつだ」
一郎「世界の現世人類すべての先祖は、同じアフリカの一人の女性だという学説が有力みたいだよ。ミトコンドリアDNAの分析なんだけど、仮にイブという名前がつけられてる。二十万年から十二万年ほど前にサハラ以南の東アフリカで生まれた人らしい。まーアダムのお相手イヴとかイザナギの奥さんイザナミみたいなもんかな。自分探しやるなら、そこぐらいから初めて欲しいな」
男「えーっつ、たった一人の女? そのイブ・・、さんって、一体どんな人だったのかね?」
一郎「二本脚で歩いて、手を使ってみんなで一緒に働いてて、そこから言語を持つことができて、ちょっと心のようなものがあったと、まぁそんなところかな」
男、「心のようなもんってどんなもんよ?」
一郎「昔のことをちょっと思い出して、ぼんやりとかも知れないけどそれを振り返ることができて、それを将来に生かすのね。ネアンデルタール人とは別種だけど、生きていた時代が重なっているネアンデルタール人のように、仲間が死んだら悲しくって、葬式もやったかも知れない。家族愛もあっただろうね。右手が子どもほどに萎縮したままで四十歳まで生きたネアンデルタール人の化石もイラクから出たからね。こういう人が当時の平均年齢より長く生きられた。家族愛があったという証拠になるんだってさ」
妻「源氏だとか平氏だとか、農耕民族対狩猟民族だとか、南方系と北方系だとか、男はホントに自分の敵を探し出してきてはケンカするのが好きなんだから。イブさんが泣くわよホントに!」
男「そんな話は女が世間を知らんから言うことだ。『一歩家を出れば、男には七人の敵』、この厳しい国際情勢じゃ、誰が味方で誰が敵かをきちんと見極めんと、孫たちが生き残ってはいけんのだ。そもそも俺はなー、遺言を残すつもりで勉強しとるのに、女が横からごちゃごちゃ言うな。親心も分からん奴だ!」

 それから一ヶ月ほどたったある日曜日、一郎がふらりと訪ねてきた。いそいそと出された茶などを三人で啜りながら、意を決した感じで話を切り出す。二人っきりの兄妹のもう一方の話を始めた。
「ハナコに頼まれたんだけどさー、付き合ってる男性がいてさー、結婚したいんだって。大学時代の同級生なんだけど、ブラジルからの留学生だった人。どう思う?」
男「ブ、ブラジルっ!! 二世か三世かっ!?!」
一郎「いや、日系じゃないみたい」
男「そ、そんなのっつ、まったくだめだ、許せるはずがない!」
一郎「やっぱりねー。ハナコは諦めないと言ってたよ。絶縁ってことになるのかな」
妻「そんなこと言わずに、一度会ってみましょうよ。あちらの人にもいい人も多いにちがいないし」
男「アメリカから独立しとるとも言えんようなあんな国民、負け犬根性に決まっとる。留学生ならアメリカかぶれかも知れん。美意識も倫理観もこっちと合うわけがないっ!!」
妻「あっちは黒人とかインディオ系とかメスティーソとかいろいろいらっしゃるでしょう?どういう方?」
一郎「全くポルトガル系みたいだよ。すると父さんの嫌いな、白人、狩猟民族ということだし。やっぱり、まぁ難しいのかなぁ」
妻「私は本人さえ良い人なら、気にしないようにできると思うけど」
一郎「難しいもんだねぇ。二本脚で歩く人類は皆兄弟とは行かんもんかな。日本精神なんて、二本脚精神に宗旨替えすればいいんだよ。言いたくはないけど、天皇大好きもどうかと思ってたんだ」
男「馬鹿もんっ!!日本に生まれた恩恵だけ受けといて、勝手なことを言うな。天皇制否定もおかしい。神道への冒涜にもなるはずだ。マホメットを冒涜したデンマークの新聞は悪いに決まっとる!」
一郎「ドイツのウェルト紙だったかな『西洋では風刺が許されていて、冒涜する権利もある』と言った新聞。これは犯罪とはいえない道徳の問題と言ってるということね。ましてや税金使った一つの制度としての天皇制を否定するのは、誰にでも言えなきゃおかしいよ。国権の主権者が政治思想を表明するという自由の問題ね」
妻「私はその方にお会いしたいわ。今日の所はハナコにそう言っといて。会いもしないなんて、やっぱりイブさんが泣くわよねぇ」 
男「お前がそいつに会うことも、全く許さん! 全くどいつもこいつも、世界を知らんわ、親心が分からんわ、世の中一体どうなっとるんだ!!」
と、男は一升瓶を持ち出してコップになみなみと注ぐと、ぐいっと一杯一気に飲み干すのだった。


                           (当ブログに初出、2006年4月27日)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本代表の見方 1970

2016年09月11日 17時19分24秒 | Weblog
日本のサッカーを見るなら、その前に南米やヨーロッパの代表やクラブのゲームを見て、まともなサッカーとはこんなもんだよというのを知らないとツラいんだよ。
野球に例えると、中国や東南アジアのチームがWBCの大会等でたまに来日して試合することがあるが目の肥えた日本のファンからするとアラがよく分かる。あのスイングは有り得ないとかあの守備体系は違うとか。野球の常識との比較は普通のファンでもすぐに出来る。
しかし、残念ながらサッカーになるとそうはいかない。日本の立場は野球で言うところの中国や東南アジアになる。
やってる方も見てる方も何となく分かったつもりになってるだけなんだよな。
だから日本代表のサッカーの見方であさってが続出するわけよ。
南米やヨーロッパのクラブや代表と比較すれば簡単に答えは出る。
その動きは有り得ないとかそこでそのプレーは無いだろうというレベルなんだよ。これは日本だけでなくアジア全体が。
だから何時になってもアジアのサッカーは浮上出来ない。幸い日本は金を掛けて海外から監督を輸入出来る。しかしこれも野球で言えばノムさんがフィリピン等に指導に行くようなものだから選手の能力とのギャップが激しい。ファンとのギャップも激しい。無理があるんだよね。でもだからといってレベルに合わせた監督をなんてやれば益々世界から取り残される。今は世界中のサッカーがテレビ観戦出来るのでファンはかなり目が肥えてきたがそれでもまだツラいんだよな笑
日本のサッカーを日本の中だけで考える人間は数多いから。分かるでしょ。
おれやおれの友人達のようにたまに日本の試合を見るような人間からするとビックリするような分析を聞かされるんだよね。おいおいそれは有り得ないぞという。来日する監督もそんな気分かもしれない。これもあれも知らないでプレーしてたのかという。だからもう少し南米やヨーロッパのまともなサッカーを見た方がいいのよ。じゃないとこの場面ではこうするのが当然というセオリーも分からないから。それを分からないで分析してもあさってでしょう。海外に行く選手がレギュラーに定着出来なかったり活躍が長く続かないのも根本的な部分に問題があるから。監督にして見れば、あのプレーが出来るのに何でこんな簡単なミスをするんだとなる。適当な積み重ねのツケが回ってくるだけ。
海外のゲームを見れば一発なんだけどね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本代表 1970

2016年09月11日 01時07分30秒 | Weblog
W杯最終予選2試合が終わり、まあ酷い内容でございました笑
目についた問題点は大きいのが3つ。
DF、SH、香川。
DFは相変わらず吉田がやらかし、森重、W酒井とのパス回しも危険。
SHは長谷部の劣化が激しい。
パス回し、スペースのカバーは危なくて見ていられない。
そして香川。
ボールを欲しがり長谷部の近く迄下がるのはいいが、その後をどうした
いのかさっぱり分からない。
だから結局、岡崎、本田、浅野、清武等が死ぬ。
ザッケローニ時代から代表で輝けない原因をいつまで経っても解消出来ない。
動いちゃダメなタイミングで動き過ぎるんだよ。
あれでは裏取るのが得意な岡崎や浅野は消える。
そういう香川への評価が低かったザックは、不動のトップ下に本田を起用して攻撃はスムーズにやってたが、今は見る影もない。
結局、香川にこだわるとプレミア優勝チームのレギュラーFWがベンチスタートという、この方がある意味ミラクルの構成になる笑
もう香川は外せよ。見飽きた。
替わりに清武でも本田でもいいから岡崎を活かせるトップ下にしてくれ。攻撃の問題点はこれだけで殆ど片付くんだから。
そんなことより守備なんだよ。ヤバイのは。
長谷部がいい時は山口がボールを狩って長谷部が散らす。或いは長谷部が狩って、遠藤が散らすことでスムーズにいった。
しかし今は、山口が狩っても長谷部がロストする。山口はパス能力は低すぎるので、長谷部をスルーしてボールの供給は出来ない。やってもミスになる。初戦に抜擢された大島も長谷部のミスの最大の被害者にしかならなかった。
というわけで、長谷部も外せ。
次に吉田。何でバイタルであそこまで手を遣うのか分からない。そんなに笛吹かれたいのかね笑あそこまでいくともう病気だぞ。結局そこから失点する。プレミアでも同じことやってベンチの信頼を失ってるのだから、いい加減に直せ。
でも高さのある吉田は外せないんだよな。
つまり、今の代表は、吉田→長谷部→香川というチームの背骨にあたるセンターラインがことごとく不安定なんだよ。だから内容がひどくなる。まあ人材は居るのだから早めに見切りをつけるようにしてくれ。ハリルならばそれは間違いなく出来るはず。初戦山口の代役に大島を起用したのは流石最適解を出せる監督だなと思ったからな。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「結論ありき」というトロイ話   文科系

2016年09月10日 10時16分46秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 僕が折角この8月24日に「人間思考の前提、実証、『結論』」を書いたのに、またまた同じこのトロイ話が出て来た。こういう手合いを嘲笑いつつ、その愚かぶりにもう一度重ねて警告しておく。なお、「陰謀論」という言い方もこれと同じ愚かさを示している。

『Unknown (反米保守)2016-09-08 22:08:02
 (前略) 思考実験として仮の話をしよう。小泉純一郎にもうひとり娘がいて、「彼女は日本とアメリカの二重国籍」「自民党議員でひょっとすると次の総理かも?」というような状況であっても文科系氏は同じ文章を書くのだろうか? 民主党だから擁護という結論ありきではないのかと邪推してしまうが、そう思うのには理由がある。
 朝日は慰安婦報道について謝罪した。「自分たちの主張がおおむね正しい」と考えるなら謝罪までする必要はないにもかかわらずである。1か月ほど前でのこのブログ内での話題にもありましたが、岩波や朝日は「大日本帝国=悪」の結論ありきで文章を書き、日本を擁護すべき事実があったとしてもそれを握りつぶして書かないというようなことが現在に至るまで平気で行われてきたのではないか……それと同じ疑惑である。』

『つまらん話 (文科系)2016-09-09 20:22:57
 「結論ありき」って、実にツマラン話である。何度言ったら分かるのか。裁判の判決と事実認定を例にとって説明してみよう。
 一つの犯罪事実で、あるいは二つ目の事実で、ある事実認定があって、判決(結論)が下ったとしよう。そしたら、その結論が永久について回ることになると言う理屈である。これでは、法を犯した人に再起の余地が皆無ということになるが。これとても朝日の慰安婦・吉田問題と、あといくつ例が挙げられるのだろう。まして、この朝日事件を即そのまま岩波にも持ってきた。と、こういうことをしたら、逆にこんなこともできるが。

①右翼論壇が犯したミスを2,3上げる。そこで、こういう常習犯という判決(結論)を下す。
②以降もう①の人は立ち直らせない。永久結論が出たと言い続ける。
③その間、「左」の人の(例えば「朝日」の)そういうことは一顧だにさせない。さらに、実証は何もないのに、この同類「右翼結論」を他へも際限なく広げていく。こうして全ての右翼論壇を「結論ありき」と断言する。

 どうです? 馬鹿でしょ?? こういうことが許されるのですな、そもそも正しいのですか? 人間相手に何かの「結論」を押しつけることは裁判所しかできないのです。一般には、無罪推定ですから。それを「一事が万事」ってやったら、こんなやり方から自らを守れる人などいるわけがない。つまり、「結論ありき」と決めつける態度そのものが、自分を論理としてその外に置いた、他人には誰にでも適応できるという意味で便利だけど卑怯この上ないやり口なのである。ただ馬鹿馬鹿しいだけのそれ。』
  
『思考パターンの問題 (文科系)2016-09-10 08:13:28
 反米保守さん、思考パターンの問題だから、これは大切なことです。いつもトロイ「結論」を出すことになり、僕のような人にはいつも嘲笑われることになるやり方、方法論。

 失礼だが、8月24日の拙稿「人間思考の前提、実証、『結論』」を読まれたか? ここに貴方がお使いの「結論」と言う概念まで入っていて、これ自身の説明まであるのだが。
 こういうやり方は右が左に、左が右に、いつでもどこでも出来るのだが、それだけに何の意味もないアホの言葉というだけということ。アホと思わないから、もっとアホ。
 他人や裁判所のどんな「実証」を前にしても、それが気にくわなければ「陰謀論」と返すのも、これと一緒。右の人はこれも良く言うでしょ。やはり主観主義なだけの独り善がり、他派も含めた人間一般の論理としては何の意味もない言葉だけど・・・。』

 さて、それこそここの結論。
【「結論ありき」とか「陰謀論」とかは、全く独り善がりの言葉に過ぎない。こう語るご本人に対して、こう語られた対立する他人が全く同じ言葉を進呈できる理屈になるのだが、そんなことは考えてみることも出来なかったという愚かさをさらけ出している言葉だ。単に主観主義、独り善がりの馬鹿と言うだけのことである。それも、その人の思考一般がそうであるということを示しているから、恥ずかしすぎる言葉ということになる。まー、感情だけあって論理が苦手な右の日本人らしすぎるというところだろうか?】
コメント (31)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハリルジャパン(72)  監督は日本人が良い   文科系

2016年09月09日 06時29分02秒 | スポーツ
 代表の最終予選のこれまで2ゲームを見た。いずれもシュート数からしたら、5点は取ってもおかしくないゲームだと観ていた。そのじれったかったこと! いずれも、見終わって代表のゲームに興味が減ったほどに。そして思ったことがこれだ。代表監督は日本人の方が良い。

 サッカーだけでなく日本人の行動一般原則として世界に目立ったと言われてきたこういう特徴がある。集団の中で周囲に細心の注意を払うことだ。どんな際だった特徴も長短があるように、この特徴も同じ。長所は、集団の中でこそ発揮される切磋琢磨と、集団行動の能率。日本のJRダイヤルなどは、他国にマネができないものといわれてきた。多分あんな過密ダイヤルは他国には思いつくこともできないもののはずだ。こういう性格の裏返しとしての短所が、周囲を気にしすぎることによる過緊張。ちなみに、過労死自殺って、日本人の凄い特徴なのだとも言われてきた。サッカーではこの集団内過緊張が、シュート場面に最も良く現れるのではないか。
①もっと楽なシュート場面が創れると思ってか、シュートを打たなくってパスし、チャンスを逃がす場面が多い。
②繋ぎあってシュートということに拘りすぎて、より単純な得点方を軽視しているように見える。中距離シュートとか。アーリークロス、サイドからのクロス。岡崎、浅野ら、抜けだしが上手い選手が多い割に、スルーパス得点が少ないということも。
③この2戦は特に、絶好機をどれだけ外していたろうか。あれは一体何なのだ、と言うくらいに。

 さて、僕は南ア大会の岡田監督による強権的な「直前の布陣替え」を思い出している。理由はこういうことだった。
「日本は得点力がない。先取点を取られると辛い。点を与えずに、1対1か1対0を目指すしかない」
「よって守備的に戦うために、前の選手は少数になるから、ドリブルやキープ能力を重視する」
 こうして攻撃的繋ぎを重視するシュンスケと、予選最大の功労者FWの岡崎が外されて、キープが上手い本田の1トップみたいなチームが生まれた。松井が入ったのも、キープとドリブル攻撃狙いであることは明らかだった。
 この布陣で成功したことと対比して、ジーコやザックの失敗を思い浮かべてみた。自主性を尊重して失敗しただけでなく、ジーコなどは後にこう語ったのである。「日本選手がこんなに体力がないとは、全く意外だった」。特に初戦のオーストラリア戦のことを語っているのだろうと観たものだった。ただ、肉体疲労は過緊張からも起こる。緊張して視野も狭くなり、判断を誤るから、走り回るしかない、とか。あの対豪戦は、過緊張が連続したゲームだった。

 さて、日本選手の得点力を上げるためには、シュート時のメンタルが最も重要ではないかと言いたい。そしてこのことは、外国人監督には理解も指導もしづらいことなのだと確信し始めた。特に自主性を重んじるタイプの監督にはそうだとも。この点では、強権的監督であったトルシエの成功を思い浮かべている。今振り返れば、彼の理不尽にも思える強権言動は日本人メンタル対策としての彼なりの方法ではなかったか。
 そろそろ日本人心理を指導できる自前監督に替えていったらどうだろうか。一定の強権の下でのシュート時メンタルというのは、二律背反のような気もするが、解がないということではあるまい。

 なお僕は、次のW杯には日本は出られないと思うようになった。それか、フランスW杯、加茂の退陣のようなことも起こるのではないかとも。その時はまた岡田か? それはないから、手倉森? これもない・・・・し、思い切って森保か長谷川?
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ままあそういうわけで中国のことなんだけど 1970

2016年09月09日 02時58分07秒 | Weblog
最近定期的に中国の話題が挙がるので一応個人的な考えを
まとめておく。
核心的利益の表現が難しいなと思ってたんだが、日本人に分かり
易いのは北方領土だな。
あの感じが中国人の考える核心的利益のイメージに近いだろう。
要するに元々はおれの土地なんだってもの。
ちなみにこれには琉球も入る。日本本土は入らないw
で、核心的利益の最大目標は台湾になる。
大半の中国人は台湾は中国だと思っている。
ま、当然と言えば当然なんだが。
だから台湾に独立派政権が出来ると緊張が走る。
何年掛けようが台湾を中国に戻すのは悲願なんで。
そして中国は遠い昔から商売はシルクロードを遣って西洋に
というのが定番。
今も近平が新しい鉄道造りやっている。
商売は西側を向いている。
で、問題は東側なんだな。台湾問題、対日本、対アメリカ等東側には
悩ましい国が揃っているんだよね。
悲願の台湾併合を実現する為には日本とアメリカが邪魔になる。
海軍で負ける。
実は中国は外国と全面戦争は殆どやらない国。しかし、局地的戦争は
よくやるんだよね。台湾併合に関しては武力衝突の可能性も十分に考慮
している。その布石として海洋進出もある。尖閣もそう。
最優先の台湾併合が成功したら琉球も話は出すと思うよ。
やる気は低いとは思うがw
そして、台湾を軸に中国、アメリカ、日本が局地的な衝突という事態はある。
その程度は考えておいた方がいいだろうね。
中国にとってみれば悩ましい東側にある元々はおれの土地台湾を併合すれば
とりあえず西側向いて商売に専念できるという思いはあるので。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォールストリート・ジャーナルより   らくせき

2016年09月07日 10時09分41秒 | Weblog

日本で公開中のゴジラ映画最新作「シン・ゴジラ」。東京湾に現れ、街を押しつぶすゴジラはいつも通りの破壊的な存在として登場する。しかしシリーズ誕生から62年、29作目の本作品で描かれたゴジラと戦う官僚たちの姿はこれまでとは全く違う。

 過去の作品では日本政府は地味な役回りを演じることが多く、政府の頼りない反撃などゴジラはものともしなかった。しかし最新作では官僚は日本の能力を誇示し、戦後の軍事的制約を棚上げすることをいとわない、祖国を守る勇敢なヒーローとして登場する。放射能を吐き出すゴジラを前に政府は延々と対応策の法的根拠を議論するが、結局は攻撃ヘリコプターや戦車、F-2戦闘機などを投入することとなる。これは国民の意識に変化があったことを如実に示している。(以下略)

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界的大富豪の税制批判   文科系

2016年09月06日 07時14分20秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 コメントで紹介を予告しているこの本、『金融が乗っ取る世界経済 21世紀の憂鬱』(ロナルド・ドーア著 中公新書)をまず拾い読みした。正に僕が読みたかったそのことズバリが、まとめてある。内容が3部に別れていて、一部は「金融化」現象、その要因、進化の解説。第2部は、これが社会、政治、教育をどう変えたか。最後の3部は、改革、弊害是正をめぐる各国や国際機関の動き。以上である。

 この本の特徴を端的に現す部分を一つ、ご紹介してみたい。世界的に超有名な投資家、ウォーレン・バフェットの以下こんな「正義の」言葉を紹介して、正に今の世界政経の本質を突かせている。これが根底から理解できる言葉というべきではないか。

『わが国の指導者は我々に「ともに分かち合う犠牲」を求める。ところが、私の犠牲はいらないらしい。私同様の超富裕層の友人に聞いても、同じだという・・・・。
 去年の私の納税額は、社会保障税も含めて、690万ドルだった。相当な額のようだが、私の課税可能総収入のわずか17.4%にすぎない。私の事務所にいる部下20人よりも私が一番低かった。彼らの納税率は、最低33%、最高41%であり、平均で36%だった。
 我々富豪族がこうした恩恵を蒙っているのは、ワシントンの政治家によって、絶滅寸前のヒキガエルのように保護されているからである。キャピタル・ゲインの15%という税率が、投資のインセンティブとして必要だとの理由で』

 バフェットのようなマネーゲーム大富豪のキャピタル・ゲイン税率が、わずか15%。こんな言葉がニューヨークタイムズに載り始めたら、国民が二大政党に愛想を尽かすわけだ。ここにこそ、80年代から米英がもたらし始めた現在世界の不幸の本質が最も集約されてあると述べているのだし。米英のように物の国際収支が大赤字の国が、金融収支で穴埋めをするようになって、しばらく後に日本がこれに追随した。そういう国は、マネーゲーム親分には「もっともっと儲けてくれ」ということなのであろう。90年代のアジア通貨危機のように、その活躍の分物作り国が被害を受けるようになったということなのである。

 次が、著者ドーアのバフェット評。以下は、以上述べたバフェットの言葉紹介のすぐ前に出てくるバフェット評なのだ。
『米国の最も有名な、そして最も裕福な、個人投資家──思想的にモノ作り主義者で、ユーモアがあって、社会的公正のセンスもあるウォーレン・バフェットが「ニューヨーク・タイムズ」紙へ寄稿した』
 日本にも、こんな気の利いた「社会的公正のセンス」溢れるような政府批判をするマネーゲーム大富豪はいないものだろうか。しかもこれがまた、「モノ作り主義者」だと断言されている。僕はもう、びっくり仰天である。さて、こんなことをニューヨーク・タイムズに書いたバフェットも凄いけど、これを見逃さず、こんな人物表現をした著者ロナルド・ドーアも大変興味深いという第一印象を持った。このドーアさんとやら、大変な日本通、否日本好きなのだろう。ロンドン大学を47年に出たときは日本語専攻。日本が、英米流を取り入れて、こんなに変わってしまったと、愚痴を語っているのかも知れない。ロンドン大学名誉教授、同志社大学名誉文化博士。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス特別研究員、英国学士院会員ともあった。

 

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

周さんの中国は変った?  らくせき

2016年09月05日 09時51分21秒 | Weblog

尖閣列島、南沙諸島など、周政権は攻撃的な姿勢をとり続けています。

これはなぜでしょうか?この態度はずっと続くのか?

中国通の意見をお聴きしたい。

新種のエイリアンに変身したのかな?あるいは先祖がえりか?

 

 

 

 

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よたよたランナーの手記」(169) ランも盆休み  文科系

2016年09月04日 15時02分05秒 | スポーツ

 ふっと、急に老いたのかなと、この頃たびたび思う。こんな兆候からのことだ。筋肉の弱化が激しくなったし、心拍数が急に不安定になった。
 まず、筋トレをさぼっている部分に衰えが顕著に出てくる。最近の僕のこの典型は、腹筋。ジム・ランニングの後にランニングでは鍛えられない上半身中心の4種の筋トレをずっとやってきたが、この1か月以上さぼった腹筋を久しぶりに3日にやったら2~3割落ちていると判明した。40回が30回しかできなくなるという落ち方だったから、かってなかった短期間での大きい低下ぶりに驚いた。苦手な、腕を前に押す筋肉も2割ほど落ちている。35キロを座位で前に10回押せたのが、今は8回しかできない。このことは、2か月ほど前に分かったことだ。
 さて、こういうのが「老化」現象から来ているのか、それとも他の理由によるのかというのが、老人としてはいつも最大の悩みになる。老化現象と決め込んだら無駄な抵抗に近くなるのだし、それでも「まだまだ」と発奮すれば今までは何とかなってきたのだが。
 この「それでもまだまだ」には、今回は特に思い当たることが一つ。ここに何回か書いたが、12月からと予定されている前立腺癌陽子線治療の前哨戦・服薬が6月から始まっていて、その薬の影響を疑ってきた。男性ホルモンを押さえて、女性ホルモンを多くする薬だから、筋肉に影響が出るだろうと。こう思えば、やはり頑張ってみようという気にもなれる。女性だってマラソンは出来ると、そんな理屈を己に言い聞かせて。そこから、経験から来るいろんな試みを始めた。

①とにかく、ウオームアップに時間をかける。今までは3分程度しか要らなかったこれを15分は意識するようになった。そしたら、その日後半の30分がとても調子よく、翌日の疲れも全く違うのである。
②疲れやすくなっているから、「ジム通いに中何日置くか」ということに大変気を遣っている。①に留意していれば、2日置きで大丈夫とは分かってきたが、ひょっとして1日置きでもといろんな試みをやっている。このことは③への対策でもあるのだが。
③また、不可逆的なことかどうか、9キロ時の心拍数が以前よりも5~10上がり、かつ不安定になっているから、これへの対策に努めている。現在時速10キロで走ると、155ほどになる。これは以前の11キロ時の心拍数と言える。

 そんなこんなで、無理をしないようにしている。ウオームアップ低速も入れて30分2回の距離で言って、8月18日の9.1キロ以来ほとんど8キロ代前半で、それも間遠に走っている。毎年のことだが、秋半ばになったら頑張ろう。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする