たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2018年『ルーヴル美術館展』_「27歳のナポレオン」

2020年07月15日 23時43分21秒 | 美術館めぐり
2018年8月25日:ルーブル美術館展に行ってきました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/79fc4f373ecc155ff2a4370a3946eb91

2018年8月25日に訪れた『ルーヴル美術館展-肖像芸術-人は人をどう表現してきたか』

「人の顔立ち・姿かたち(=像)に似せた(=肖)ものを絵画や彫刻に表すことは、はるか古代から今日にいたるまで、連綿と行われてきました。人の荷姿である肖像は、長い歴史を通していかなる役割を担ってきたのか。肖像の制作にのぞんだ芸術家たちは、どのような表現を生み出してきたのか。本展は、肖像芸術の社会的役割-モデルとなった人の存在を記憶・記念する、権力を誇示する、イメージを広く伝える等々-とともにその表現上のさまざまな特質を浮き彫りにするものです。
ルーヴル美術館の全8部門(古代オリエント芸術、古代エジプト芸術、古代ギリシャ・エルトリア・ローマ芸術、絵画、素描・版画、彫刻、美術工芸品、イスラム芸術)を代表する約110点の肖像作品が、時代・地域の垣根を越えて顔を揃えます。27年ぶりの来日となる肖像画の傑作、ヴェロネーゼの《美しきナーニ》をはじめ、3000年以上も前の古代エジプトの棺用マスク、古代ローマの皇帝やルイ14世、ナポレオンなど古今の君主像、そして華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像まで、ルーヴルが誇る数々の名品を通して肖像芸術の特質と魅力を余すところなく紹介する、かつてない展覧会です。」(チラシより)

絵葉書を数枚買いました。



アントワーヌ=ジャン・グロ
《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》
1796年、油彩/カンヴァス 73×59㎝

「1796年、27歳の将軍ナポレオン・ボナパルトは、オーストリアとの戦いで、フランス軍を勝利に導きました。この作品は、軍をひきいる彼の強さと、勇敢さを表現しています。この絵のどんなところから、それが感じられるでしょうか?他のナポレオンの肖像とも、見くらべてみましょう。」

(会場で配布されていた『ルーヴル美術館展-ジュニアガイド』より)

クロード・ラメ
《戴冠式の正装のナポレオン1世》
1813年 
大理石 
210×103×82.3 cm

公式HPより
http://www.ntv.co.jp/louvre2018/gallery/chapter02/


皇帝ナポレオンの自らをアピールするために創らせた戴冠式姿の等身大の毛皮のマントのひだまで忠実に再現した彫像。
マントに散りばめられたミツバチまで忠実に再現された大きなナポレオンが鑑賞者を見下ろしていました。何度もぐるりと回りながら間近でミツバチを確認してしまいました。
公式HPにある通りのイヤホンガイドの解説で、月桂冠はローマ皇帝、白テンの毛皮はフランス王室ゆかりの装束、自分がフランス皇帝にふさわしい人物であることをアピールしています。