たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『エリザベートTAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』より-湖月わたるさん

2024年08月24日 19時56分33秒 | 宝塚

『エリザベートTAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』より-姿月あさとさん

 

(公演プログラムより)

「‐さらに自由に気負いなく、ルキーニとして周りと音楽を深く感じて‐

『エリザベート』雪組初演を拝見した時、音楽の力、組一丸となって新たな大作を作り上げた様に圧倒されました。続演の星組版で革命家エルマーを演じましたが、新人公演を卒業したばかりの頃で、一幕から二幕へと年を重ねた大人へと成長していく役作りが難しく、革命家3人でよく話し合い、またフランツとルドルフの代役もあり、多くのことを勉強させていただきました。続く宙組版で演じたルキーニは、自分の暗殺を正当化するために、死神と皇后の愛の物語を作り出す難しい役どころ。この役を通して作品全体を俯瞰して見ることで、作品の中の自分の在り方を深く考え、大きなターニングポイントとなった役でもあります。歌、セリフがない時、何を表現しどう存在するべきか、毎回模索していたことをよく覚えています。2012年のガラ・コンサートで再びルキーニを演じたのは貴重な経験でした。コンサート形式だからこそ、紙芝居を一枚一枚引き抜くように、登場するごとに雰囲気をガラッと変えていかなくてはいけない。トート役の方々とも、二人の関係性を深くし、今まで以上に感じて演じてみようと話し合いをしました。そして社会に反抗、放蕩のかぎりを尽くした彼の生き様、男くささが滲みでるような人間ルキーニを目指してひたすら稽古に励み、4人のトート閣下と、それぞれの関係を築き上げながら迎えた本番の緊張感、充実感は最高の経験でした。そして今回、4度目の『エリザベート』であらためて楽曲の素晴らしさに感動し、難しさにも直面しています。また、稽古をするたびに新たな発見があり、この作品の奥深さに驚かされています。前回から4年の月日を経て、演じるというよりは、自分の中のルキーニが目覚め、うごめき出している感覚に陥っています。今までの経験を活かして、もっと自由に気負いなく、さらに進化したルキーニを目指したいと思っています。ストーリーテラーとして、お客様に深い『エリザベート』の世界へお連れします。」


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