たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『Anne of Green Gables』より_第25章Matther insists of Puffed Sleeves

2020年05月20日 02時12分41秒 | 『赤毛のアン』
 Anne took the dress and looked at it in reverent silence.

Oh,how pretty it was-a loverly soft brown gloria with all the gloss of silk;a skirt with dainty frills and

shirrings;a waist alaborately pintucked in the most fashionable way,

with a little ruffle of filmy lace and the neck.

But the sleeves -they were the crowning glory!

Long elbow cuffs and above them two beautiful puffs divided by rows of shirring and bows of brown silk

ribbon.

"That,s a Christmas present for you,Anne," said Matthew shyly.

Why-why-Anne,don,t you like it? Well now-well now."

For Anne,s eyes had suddenly filled with tears.

"Like it! Oh,Matthew!" Anne laid the dress over a chair and clasped her hands.

"Matthew.it,s perfectly exquisite. Oh,I can never thank you enough.

Look at those sleeves!

Oh,it seems to me this must be a happy dream."

「アンは服を受けとると、感激に打たれたように無口になって、じっと見つめた。ああ、なんてきれいなんだろう。茶色のグロリア地は絹の光沢に光り、とてもしなやかだ。スカートは、優美なフリルとシャーリングで飾られ、銅には、手のこんだピンタックが最新流行の縫い方でよせてあり、衿ぐりには、薄いレースの小さなラッフルがついている。しかし何と言っても、この袖、袖がいちばんすばらしい!
袖口から肘まで長いカフスが続き、その上に、二段の大きなパフスリーブがついているのだ。二つのふくらみとふくらみの間は、シャーリングで縫いしぼり、そこに茶色の絹のリボンが蝶々結びにしてあった。
「アン、クリスマス・プレゼントだよ」マシューは恥ずかしそうに言った。「おや、どうした、アン、気に入らないのかい、ほれ、どうしたね」
 というのも、アンの目は、見る見る間に涙でいっぱいになったのだ。
「とても気に入ったわ! ああ、マシュー!」アンは椅子に服をかけると、両手を握りあわせた。「マシュー、完璧に優雅だわ。ああ、どんなにお礼を言っても言いたりないわ。それに、この袖!ああ、幸せで夢をみているみたい」

(『3カ月トピック英会話ー『赤毛のアン』への旅』2008年テキストより)













この記事についてブログを書く
« 苦悩していた日々を思い出す_... | トップ | 『Anne of Green Gables』よ... »

『赤毛のアン』」カテゴリの最新記事