小池修一郎×古川雄大が紡ぎ出すスターミュージカル『LUPIN』~カリオストロ伯爵夫人の秘密~上演中! | 情報☆キック (enbutown.com)
「MUSICAL PICARESQUE『LUPIN』~カリオストロ伯爵夫人の秘密~(以下『LUPIN』)は、フランスの小説家モーリス・ルブランの「怪盗ルパン」シリーズを下敷きに、怪盗紳士アルセーヌ・ルパン、男装の麗人で魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人、令嬢クラリス、シャーロック・ホームズをはじめとした、著名なキャラクター達が、テンプル騎士団の隠し財宝を巡って虚虚実実の攻防を繰り広げる様を描いたオリジナルミュージカル。世界に冠たる有名キャラクターたちがベル・エポックのパリを駆け巡る、小池修一郎×ドーヴ・アチア×古川雄大の豪華組み合わせによるパスティーシュものになっている。」
ミュージカルピカレスク『LUPIN~か伯爵夫人の秘密~』-11月23日帝国劇場①
2023年11月23日(木)帝国劇場18時~、
黒羽麻璃央さん、『るろうに剣心』の時はアフタートークショーも顔に包帯グルグル巻きの扮装のまま、振り返ると歌うときよくあれだけの声が出ていたものだと思います。こんなに美しい顔立ちにこんなにいい声の方なのかとあらためて感嘆。ボーマニャン、謎キャラクターですが、世界を手にしてやると歌う姿は『るろうに剣心』の志々雄様でもあり、『カジノロワイヤル』でキキちゃんが演じていたルシッフルさんのようでもあり、小池先生らしいのかもしれません。手下たちを従えてのダンスもあり。男性キャストにまじって美麗さんも男装にハットで踊っていました。衣装も素敵だし、みなさまものすごくかっこよくて見どころのひとつ。トップスターのゆんに対して、2番手スターの敵役。最後ルパンとの殺陣、盆が回ってワクワク。最後は海に落っこちてしまうのがちょっと哀れな感じもありましたが、大真面目に真剣にやっているからキャラクターが生きているのだと思いました。帝国劇場だけなんですね。清史郎君扱いの先行抽選予約したのがこの回、貴重でした。10年前カリオストロ伯爵夫人と恋人同士だった時の二人はどんな感じだったのだろうと想像する余白があるのも楽しいキャラクター。
真風涼帆さん、男役を卒業してまだ間もない、男役としての色気が強く残っているこの時しかない中性的な魅力が発揮されたカリオストロ伯爵夫人でした。鍛え上げられた背中が美しいスレンダー美女。美脚も披露。女性として燕尾服を着こなして男性のようにみせながらタンゴを踊る姿、ゆんと背丈も足の長さも対等で素敵でした。真彩ちゃんが素敵な紳士ぶりでときめいている姿も可愛かったです。これは小池先生が帝国劇場で実現したかったのでしょう。終盤お宝箱を見つけた時、従僕のレナールが運ぼうとするのを手伝うわよと言って一緒によいしょよいしょとやっていた姿がなんだか可愛くてツボ、小西さんホームズに薬物注射してせまるところも。スリットからみえた長い長い脚がとってもきれいで驚きました。宝塚あるあるですがホームズをやった真風さんかと思うと不思議な感覚でした。指揮は御崎恵さん、『アナスタシア』の時録音演奏にあわせて一生懸命宙組生たちに指揮していた背中が思い出され感慨深いものがありました。実は女優、馬鹿な男たちがクラリスをめぐって争っている間にお宝を頂戴していくわと高笑いからのオチ、ロンドンでお宝を売ろうとしたらニセモノだったとわかったあと二人はどうなったのだろうと想像すると泣き笑いの余地ある結末。きっとまた人を騙しながらたくましく生き延びていったと思いますがその珍道中でまた物語が生まれそうです。
チケットを予約できた時は暑くてすごく遠いように感じていましたが、帝国劇場、初日を迎えたと思ったらあっという間、ものすごく早く時間が過ぎたような同時に宝塚のことを心配していると長かったような。こまかいところは理解できていないし、目が足りませんでしたが一度でも観劇できたことに感謝。
ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』2023年11月28日千穐楽カーテンコール - YouTube
『るろうに剣心』の志々雄様と宗次郎のツーショット、
加藤清史郎 Seishiro Kato(@kato_seishiro_official) | Instagramプロフィール
顔が似ていると言われまくった女優がその気になって演じていたのはこの系譜ということですよね。真彩ちゃんも大活躍だし、宙組生たちにみてほしい、もしかしたら帝国劇場でみる予定だったのかもしれないのかもしれません。年末年始をまたいで梅田芸術劇場でも上演されますがみることできるでしょうか。柚希さんは残念ながらみていませんが映像をみると悪女っぷりもダンスも素敵、オンデマンド配信中のトップスター時代のショーをみてもとっても素敵、こんな素敵なOGさんたちと一緒に舞台をつくってきた現役生たちが素敵ではないはすがないですね。
2012年『エリザベート』のルドルフ三人衆、それぞれ成長しました。東宝さんがこの時だした写真集、バリューブックスに手放したのでどこかに高額で売られているはずです。
ルドルフ