たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「黙食」の始まり

2022年10月28日 00時44分07秒 | 気になるニュースあれこれ
 「黙食」の元祖は福岡のカレー店なんだそうです。最寄りのバス停近くのスーパーのイートインコーナー、お客様と従業員の安全を守るために、マスク・黙食・アルコール消毒としつこいぐらい貼り紙があってうんざりです。黙浴、黙蒸・・・、こんなアホらしいこと、大人はどうでも好きにすればいいと思います。いちばん犠牲になっているのは給食の黙食を強いられている子供たち。コロナ禍が終わればなくなるつもりで始めたのかもしれませんがどっこい。そもそもコロナが終われば、今はコロナだから仕方がないという発想自体が茶番。日々心身共に成長していく子供たちに取り返しのつかないことをしてしまいました。


2021年1月28日読売新聞、

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210128-OYT1T50234/

「「黙食」呼びかけるポスター、共感の輪広がる…福岡のカレー店主考案

「黙食もくしょく」にご協力を――。新型コロナウイルスの感染が広がる中、福岡市のカレー店が、食事中の会話を控える「黙食」を呼びかけるポスターを考案し、話題になっている。SNSで取り組みを紹介したところ、各地でポスターを貼る店が相次いでいる。店主は「今は我慢の時。お客さんと従業員の感染リスクを減らしたい」と話している。(南佳子)

黙食を提唱するのは、福岡市南区のカレー店「博多スパイス マサラキッチン」の店主、三辻忍さん(46)。福岡県に緊急事態宣言が発令された13日以降、「黙食にご協力ください」「お食事中の会話が飛沫ひまつ感染リスクになります」と呼びかけるポスターを掲示し、15日にツイッターで発信。「店に貼りたい」「こうした店が多くなると良い」といった意見と合わせ、10日ほどでリツイート(転載)は5万件超に上り、「いいね」も約8万件ついた。


 ポスターの画像データを公開したところ、北海道や東京都の飲食店などがポスターを掲示。京都市はホームページにデータを掲載し、市内の飲食店に「黙食」を呼びかけるキャンペーンを始めた。

 きっかけは、同業者や知人から「食事する時、大声で話す客が気になる」「角を立てずに客に注意するのが難しい」と聞くなどしたことだった。三辻さん自身は、店内に飛沫防止の間仕切りを設けるなど感染防止に努め、「ノーマスクでの会話はお控えください」と記したポスターを掲示するなどしてきたが、「より短い言葉を使い、わかりやすいポスターが必要だ」と思った。

 静かに食べる「静食」という言葉も浮かんだが、より感染防止の目的に沿うよう「黙」を採用した。「強い言葉なので、伝わり方次第で反感を持たれる恐れがある」とも思った。今回の緊急事態宣言を受けて営業時間を短縮し、苦境にある中、迷いもあったが、「お客さんと従業員を守るためだ」と言い聞かせた。

 店を始める前に10年以上、デザイナーとして働いた経験を生かし、青地に白い文字で「黙食」と大きく書かれたデザインを考案し、画像を公開。用途に合わせてアレンジする施設も登場している。

福岡県久留米市の温泉施設「久留米 游心の湯」は、三辻さんのデザインをヒントに「黙浴」「黙蒸もくむす」を呼びかけるポスターを作って、掲示する。福島幹子支配人(46)は「マスクを外して入浴したり、サウナを利用したりする人が大半。掲示後は会話せずに利用してもらえるようになった」と喜ぶ。

 反響を呼んでいる理由について西日本工業大の梶谷克彦教授(デザイン学)は「感染への不安を抱える消費者に納得性のあるメッセージだ。コロナ禍を乗り切るため店と客が協力する『黙食』を、わかりやすく伝えるシンプルなデザインが多くの人に受け入れられたのではないか」と分析する。

 三辻さんの店には、黙食の取り組みを知って来店する新規の客がいるという。「黙食を勧める店に安心感を抱く人も多いようだ。食事と会話をセットで楽しむ飲食店の本来の姿を一日も早く取り戻せるよう、呼びかけを続けたい」としている。」

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