たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

イギリスへの旅の思い出-ハンプトン・コート宮殿

2022年07月22日 14時58分40秒 | イギリスへの旅
イギリスへの旅の思い出-マダムタッソー人形館・『GOOD ROCKIN TONITE』観劇
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/c/9ec1b1dc226cf02f08670ec7eae28643

「1992年5月27日(水)晴

ウエストミンスターpierからハンプトンコートまでテムズ川を往復。
片道3時間余。
肌寒くて風邪をひいてしまったが、Londonをはなれ、おだやかな良い休日を過ごす。
なにもしない時間を楽しめる所だった。
テムズ川から眺める景色もverygood!
夕暮れ時風に吹かれながら、気がついたら童謡を口すざんでいた。

クルージング往復 £8
宮殿入場料 £4.90
Hotel £25

長かった旅の終わりが近づいている。あまり実感はないが、明日の夜帰国予定。
あっという間だった。この旅はどういう意味をもつのか。
当初考えていたことに手が届いたのか。
すぐにはわからなくていい。
英語がおぼつかないので、友達ができたわけでもなんでもなく、ひとつひとつのことに必死だった。
前半は特にぎくしゃくしてしまった。
時間的、物質的、金銭的にもいっぱい失敗し、ムダもあった。
終わってみれば、たいしたことはなかったのかもしれない。
結局、ガイドブックをみながらの旅に終始したしー
が、少なからず、自分の足で歩き、肌で感じることはたくさんあった。
結論からいうと半年か一年以内に必ずもう一度来たい。
課題がいっぱい残ったもの。
あーあ、したいことがまた増えちゃった。
もっともっと気軽に、気ままに、旅をしたい。
ここならできそうだ。
熟れれば暮らしやすそうだしー
ほどよく親切、ほどよく無関心
単語並べてるだけのヘンな英語を理解しようとしてくれて、
紳士的な国だなあとしみじみ思う。
楽しかった。
まだ明日一日ある。
無事にヒコウキに乗るまでわからないが、とりあえず今日までなんとかやってこれた。
ほめてあげてねー
よくやったって・・・
日本に帰ればまた同じことの繰り返しかもしれない。
が、なんと今まで自分は小さな殻の中に閉じこもり、人を寄せつけないできたことか。
もういいんじゃない、楽しもうよ。ひきずるのよそうよ。
肩の力を抜いてサ、身軽になってサ。
いろんなことにしばられながらも気持ちは自由でいようよ。
ね、ね、ねー
ほがらかに今思う。」

 ミュージカル『レディ・ベス』の舞台が、ハンプトン・コード宮殿の中庭にあるレディ・ベスの父王ヘンリー8世の巨大な天文時計をモチーフにした、傾斜回転舞台でした。残念ながら、当時は歴史の重さを知らず、ほとんどなにも記憶になく、ホームズ博物館と同じく写真もありません。ただ、2014年に『レディ・ベス』の初演を観劇した時、なんとなくどこか体の中には記憶として残っているような感覚がありました。『レディ・ベス』は天文時計を斜めにして回転させると同時に、天球にはリングとして輝かせるという凝った舞台装置となっていました。演者は体に負担が大きく大変だったと思いますが、音楽・衣装と相まって世界観にどっぷりひたることができました。






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