『古事記』より-神武天皇-東征
この年齢になってはじめて『古事記』を断片的に読んでいます。わたしたちのなかに自ずとしみこんでいることの多くが『古事記』に描かれている神話からきているのだと知りました。元は全部漢字、歴代の学者たちの努力によってわたしたちは訳されたものを読むことができます。むずかしいですがこの年齢になったから読めるのかもしれません。
「五穀の起源」は岩波文庫の38頁に記されています。
解説サイトから「地上を追放され食べる物がなく困っていたスサノオはオオゲツヒメに助けを求めた。オオゲツヒメは鼻口お尻から食べる物を出して調理し、もてなしのご馳走を準備してくれた。その姿をみてけがれたものをだすのかと誤解したスサノオはオオゲツヒメを殺してしまった。殺されたオオゲツヒメの、頭から蚕が、二つの目から稲が、二つの耳から粟が、鼻から小豆が、陰部から麦が、尻から大豆が産まれた」という内容。オオゲツヒメから産まれた五穀が日本の農業の始まりとのこと。面白いですね。
「黄泉の国」が『古事記』に描かれていることもこの年齢になってはじめて知りました。『エリザベート』のトート=死を黄泉の帝王としているのは日本だけですよね。
スサノオがオオゲツヒメを斬り、その亡骸から五穀が生る | 古事記・現代語訳と注釈〜日本神話、神社、古代史、古語