景気もようやく回復しそうだというのに予算を通す通さないで毎日を過ごしている国会議員達、権力を守る側と奪取を狙う側の醜い争いに国民はあきれ果てている。春になると気の病が風と伴にやってくると平安貴族は家に引っ込んでいたが、庶民は生活がいっぱいでそれどころでなかった。今や、国会の中でごちゃごちゃに夢中になっている議員は派遣労働法改正案も棚晒しにあったまま雇止めにあう労働者、長期の失業にあえぐ労働者、国民生活をどう考えているのだろうか、蹴鞠を楽しむ貴族化してしまったのだろうか。
かつて、自民政権時代に三木おろしという騒動があったが、ロキード汚職(田中元首相逮捕)を摘発し、珍しく清潔な総理を同じ政党の大部分の派閥が危機感を抱き、倒閣運動をしたがしぶとく衆議員任期満了まで三木武夫総理は頑張った。このときは国民の三木支持が背景にあった。
さて、菅おろしはどうだろうか、自民党の議員は長期間の権力の味が忘れられず、何とか解散に持ち込みたいという狙い、とにかく政権交代したとたんに役人も陳情も来なくなり寂しくてしょうがないという。離党はしないが会派は離脱だという国民にはわかりにくい姑息な行動をした小沢系議員はほとんどが比例区出身、菅の元で選挙をしたら指名を貰えない可能性があるので、解散はいやだが菅をおろし、小沢の息のかかった総理にという狙い。公明党や社民党は理念もなく反対したりすり寄りを見せたりしながら様子見で終始、
こうしてみてると漫画より面白いが、ロシア、中国はもとより外国政府からは甘く見られ、高く付いていることを忘れてはならない。