行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

コウノトリがもたらしたのか若田宇宙船船長

2011-02-17 21:04:43 | Weblog

本日はすばらしいニュースと最低のニュースが朝から飛び交った。先般、宇宙宅配便コウノトリが宇宙ステーションにドッキングし、日本の最先端技術を世界に見せつけたが、今日は国際宇宙ステーションそのもの次期船長(コマンダー)に若田光一博士が決まったという嬉しいニュースだ。衛星の回収やシャトルや宇宙ステーション点検などでロボットアームの操作では日本人の器用さを披露し、NASAから高い評価を得た。

2009年には4ヶ月半に渡る宇宙滞在中、日本の実験棟「希望」をドッキングさせ、揺るぎない信頼を得、各国クルーの信頼も厚い。そして、今回のコウノトリの成功で日本の宇宙ステーションへの寄与が高い評価を得たことが若田氏をコマンダーへ後押しをしたのではないだろうか。

最低のニュースは政界では毎日更新しているが、今朝は仏教界のトップの一人である金閣寺や銀閣の住職で京都仏教会の理事長である有馬頼底氏の脱税だ。ちょっとした掛け軸で20万円もするが、書の世界では買う人の好みで値段は決まり、通販で簡単に買える。書道家としてきちんと所得申告をせずに宗教法人へのお布施と解釈し?税金を払わなかったとのことだ。3年間で2億円の脱税で、1億円の追徴税との報道だ。

これもこのブログで何回か書いているバブルの後遺症の一種で、強欲は仏教界まで毒している。ただ、本人は揮毫料5万円と言っているが、売値は4倍もしており、霊感商法の例もあり謎に包まれている。この際、宗教法人の無税と言うことも見直したらどうだろうか、豪勢なバビリーに満ちた伽藍、美術館、質素なお寺という昔のイメージからかけ離れてしまった。

コメント (1)
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