派閥の親分から縁切りを言われ、谷垣総裁は再選を断念した。ともに運命を共有するはずの石原幹事長がのし上がってきた。この筋書きはゾンビ達のもので、石原幹事長の総裁選出馬には大義はない。かくしてゾンビ対抗勢力の防衛オタク石破、安部元首相と総裁選を争うことになる。
谷垣総裁とは総裁になる前、2009年だったか勉強会に招いて話を聞いたことがある。政治改革の話が中心だったが、政治家らしからぬ率直な印象で、この人が総裁になったら自民党は変わるのではと期待が持てた。根回しと寝技の必要な政界でゾンビを無視したために足をすくわれたようだ。
一方の民主党でも閣僚である細野原発事故担当大臣が、首相に対抗して立候補するしないでゾンビ化しつつある幹事長に振り回され危うく政治生命を絶たれるところであった。