今年は首相は来ないねといいながら出席した例年の交歓会、予想を翻し、時間どおりに安部首相が現れ、来賓挨拶をした。6年前の首相の時は現れなかったが今回来たのは何故か?本人曰く私も脱皮したと巳年を引っかけた冒頭の挨拶、後は3本の矢でデフレを脱却し、雇用者の所得を増やすというリップサービスで会場を後にした。
その前の古賀連合会長の挨拶は働く人の4分の1は年収200万円以下、これを何とかしないと経済が持たないと強調、安倍さんは聞いてないけど、先乗りした石破幹事長や甘利経産相は聞いてるはず、これこそがデフレ脱却の道だ。
悲哀を被ったのは民主党の海江田党首はじめ幹部達、挨拶の機会もなかった。我が後輩の加藤参議員は選対委員長という茨の道に、よく引き受けたな死ぬなよとの問いに、誰も引き受けないので開き直ったとの弁。
安部首相が民主党の支持団体の交歓会に何故来たのか話題にのぼったが、余裕で来たのだという説と比例区の自民党の得票率は前回と変わらないので少しでも勤労者の支持を取り付けたいのだろうという説にわかれた。
交歓会の司会は連合の女性幹部、退場する安部首相に「来年午年も首相として挨拶に来て下さい」との一言で場内は爆笑に包まれたが、この言葉に時間が経つにつれ、賛否両論、来賓に失礼だとか、よくぞ言ったとか、私は安部首相の挨拶中ヤジ一つ飛ばさず聞いていた労組幹部やOBの真摯な態度は安倍さんに与し易しという印象を与えたかもしれず、彼女の一発は反って良かったのではないかと思う。