23日の日経平均株価は2000年4月17日の1,426円以来の下げ幅を記録した。午前中は500円近くあげた場面もあり、ひょっとすると16000円に乗るかと思いきや午後になると一気に暴落した。前回2008年の暴落より激しい動きで、電子取引による高速売買がもたらした激しい動きと専門家は分析している。東証は丁半賭博のような様相だった。
これだけ株価が激しい変動をすると、投機の独壇場で上がっても下がってもちょっとしたことであっという間に動き,人間業ではついて行けない。ロボットがあらかじめ仕組まれた条件で一瞬のうちに売買をする恐ろしさを今回の暴落で判った。数年前、株ロボの開発状況を早稲田大学で聞いたことがあるが、今回のような副作用は想定してなかったのではないか
ジャブジャブに資金供給している日銀や先進各国中央銀行は投機資金がどう動くのかつかめていない。経済に不安要素がまた増えた。投資セミナーはどこの会場も一杯だと報道されているが電子取引の高速売買には一般投資家はかなわない。このブログで以前述べたように、株価が企業の実態を現しているか基本的な指標でチェックしながら短期の動きに左右されないことが必要だ。株ロボは与えられた条件で一瞬のうちに行動するので、中長期の視点は苦手だ。