行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

利尻・礼文島紀行最終章

2014-07-19 15:04:39 | Weblog

島からの帰路、日本の最北端、宗谷岬に寄った。前夜ホテルで食べた海鮮づくしの中、唯一の肉、宗谷黒牛の牧場があると聞いた。この広大な岬一帯は冬の寒さと風が厳しく原野となっており氷河期からの地形が変わっていないというまさに化石のような土地だ。(周氷河地形という)この地に牧場を開くというのはかなり勇気と苦労があったと思う。更に、現在は57機の風車発電機が回って30年前来た時とまるで様子が変わっていた。

宗谷黒牛は和牛の美味しさがあり、仔牛の肉は主として東京のデパートへ卸され、成肉はハンバークとして今や稚内の土産品トップクラスとなり、地元経済に役立っている。ちなみに、このハンバーク帰宅して食してみたら、柔らかく歯がなくても食べられる高齢者むきだ。

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