行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

神出鬼没ドローンファントム

2015-04-24 23:18:25 | Weblog

米軍の無人戦闘爆撃機ドローンがアフガンで活躍しているニュースは良く耳にしたが、民間の会社が作ったドローンが米ホワイトハウスの敷地内に墜落するという事故が起こり、日本でも首相官邸の屋上に墜落?した。またテレビ局のドローンが英国大使館に墜落した。中国DJI社製製品名ファントムとのこと、ファントムというとオペラ座の怪人(ファントム)を思い興させ、日本では幽霊に近い。どこでもドローンと現れるからファントムとはできすぎている。しかし、ホワイトハウスや首相官邸、英国大使館はテロ対策で厳重な警護をしている施設だ。地上からの進入は先ず無理、しかしこのファントムは上からなんなく着陸したようだ。

DJIはこの事故を受け、無人機が全面的に禁止されることのないよう、急遽、同社の無人機に搭載するファームウエアを更新し、飛ばそうとしても飛ばせない「飛行禁止区域」を大幅に増やす措置を取ったとニュースは伝えている。

技術開発が進み、従来の警護は役に立たなくなりつつあり、米連邦航空局(FAA)は、操縦者の目の届く範囲で日中のみ飛行を認めるという規制をしているが、日本ではこれから急遽対策を考えるという慌てぶりだ。ドローンは現在、レーダーでも捕捉出来ないのでまさにファントムだ。農薬散布とか火山観測とかドローンの寄与することは多いので、とりあえず拳銃規制では世界一の実績があるのだから拳銃並みに持ち主を必ず特定するように規制するしかないだろう。暴力団が拳銃を持っているようにテロリストもどこかの国からドローンを持ち込む可能性は高い。どこから飛んできても捕捉し、打ち落とすレーダーシステムを開発することだが、金が掛かる、税金が必要なことだけがはっきりしている。

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