世界同時株暴落もようやく落ち着いて、本日500円を超えるアップとなったが、日経平均株価はまだ半分も戻ってない。この1週間、株式相場の動きの激しさはこれまで見ない状況で、金余り減少と株式市場の高速取引の結果ではないかと思う。米国では第2・四半期のGDP改定値は年率換算で3.7%増で経済の状況が良好なのに10%も株が下がり、「株式市場は経済ではない」と言われ始めたくらいだ。株式市場はカジノ?
日本ではこのブログNISAの陰謀で取り上げたが、2年前より政官挙げて貯蓄より投資へと国民の行動を誘導した。年金機構もそれに習って株投資への比率を上げた。貯金・債券の利息がスズメの涙ほどだから仕方のない面もあるが、2年たつNISAに合計200万円ほど注ぎ込んだ人も多いだろう。たった1週間で10%も下落し、初めて株投資をした人ほど今回の暴落で肝を冷やしたことだろう。しかし、これは良い薬になったと思う。教訓は先ず元本保証でない商品は株でも債権でもリスクが有るということ、そして少なくとも5年以上の保有を前提に自分の投資金額限度を決めて短期の動きに一喜一憂しない。
自民党を離党した武藤衆議員が未公開株で儲かると知人から投資金額を集めたが、未公開株の配分は抽選になり、裏で買えるといった話はほとんど非合法のケースで、詐欺にかからないことだ。年金生活者は貯金が少ない分少しでも利息の高い商品をと狙うことが詐欺にかかる原因だ。