箱根のポーラ美術館でセザンヌ展を見た。火山爆発のためフランスからの作品11点は帰国、そのかわり国内の美術館から印象派を中心に素晴らしい作品を集めていてかえって良かったくらい。
セザンヌの作品は9点だが、セザンヌに影響を与えた印象派のシスレー、ピサロ、マネ、モネ、ルノワール、ゴーガンの作品を数点づつ展示し、筆触をテーマに据えて新印象派から野獣派ピカソまでこれまでの⚪️⚪️展との違いを見せた。
私にとって新発見はゴーガンで、セザンヌと親交深め、展示されてたゴーガンの作品はセザンヌのななめ筆使いの影響を受けたもので、タヒチの絵と並べていて興味深いものだった。
セザンヌの筆触ななめ筆使いはゴッホの荒々しい筆触や点描派にも影響を及ぼしている。
セザンヌの影響を受けた日本人の画家、黒田、梅原、安井などの作品も参加、はるばる箱根まで来た甲斐があった。