このブログでは年金生活者の資産運用を始める人は「先ずS&P500に連動するインデックス投信を」と書いてきた。この基本は変わらないが、配当が1.5%と低いのが玉に瑕だ。しかし、米国で配当貴族と言われる個別株例えばAT&T等は値動きが激しすぎて、配当が高くても株価の下落で帳消しになることが多い。
10月28日、日興アセットマネジメントからS&P500指数の構成銘柄の内25年間連続で増配している企業の株式で構成される株価指数に連動する「S&P500配当貴族」投信が発売された。対象企業は時価総額30億米ドル以上、2022年7月末で64銘柄。年1回構成銘柄を見直しし、年4回構成比率を均等にリバランスするとしている。配当は2.3%だからそれほど貴族というわけでは無いが、S&P500の配当よりかなり良い。銘柄数は40以上を原則としているが縛りがきついので、40に満たないときもあるとことわっている。
構成銘柄が明らかになってないが、バリュウ系の銘柄が中心となるだろう。ベンチマークのグラフを見ると99年を100として、配当込みでS&P500指数は450ぐらいなのに対しS&P500配当貴族は1000を越えているので配当が高い分成績は良い。購入手数料は無く、信託報酬も0.1155%と安い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます