証券会社が長期投資に「ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(予想分配金提示型)(愛称:ロイヤル・マイル)をお薦めと情報提供があった。運用は、欧州で伝統あるベイリー・ギフォード・インベストメント・マネジメント(ヨーロッパ)リミテッドで安心出来るとのこと。
しかし、吟味してみると運用成績はぱっとしない。
1年間のトータルリターンはマイナス30%で、昨年の12月から分配金は支払われてない。信託報酬を1.64%とっている。組み入れ上位にはテスラ、アマゾンなど米国株が約半分、次が中国19.4%あとは欧州、韓国など、米国株の比率が低いのと、中国株の比率が高いのが運用成績がふるわない原因だろう。
インパクト投資とか流行りのテーマ投資とかいろいろと証券会社は薦めてくるが運用成績を吟味してから投資すべきだ。長期投資を基本とする年金生活者といえども、20年、30年の実績をといっても後がないせいぜい10年スパンで運用成績を吟味したい。ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドは設定してから2年も経ってない。長期安定運用の実績もない。以前ブログでとりあげたピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)の方が良い。