あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

モロッコ紀行 75 ム-レイ・イドリス

2017-02-12 | モロッコ紀行

 

 

ヴォルビリスの古代遺跡から 約4km先 
聖者の街「ム-レイ・イドリス」と呼ばれる街が遠望でき
ザルフォーン山全体に白い家並みが山頂まで広がっている。


資料によれば 789年 モロッコ最初の
イスラム王朝イドリス朝が開かれた街。


創始者ムーレイ・イドリス1世は
4代目カリフのアリーと

預言者ムハンマドの娘ファティマの子供ハッサンの子孫で
アッバース朝に追われて この地に移り住む。

そのムーレイ・イドリスは
モロッコで最も崇拝されている聖者で

街の中心ホルムと呼ばれる聖域にある廟は
緑色のタイル屋根を持つ回廊式の建物だが
街街全体もかつては「聖域」として
非イスラム教徒に閉ざされていた。

今は 毎年夏にムッセムの祭(聖者祭)が行われ
この時期には何千人もの巡礼客が訪れるという。

我々は この街の脇を通り抜け 
次の「メクネス」へ向かう。