あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

インド紀行 99 黒いタージ・マハル

2016-02-11 | インド紀行

 

皇帝シャー・ジャハーンは

タージ・マハルのカ完成後 

対岸に黒い大理石を用いた使った

自分の霊廟も建設することを構想していた。

もし実現すれば ヤムナー川を挟んで

白と黒の霊廟が建つことになり


イスラーム建築の原則である

対称性(シメントリ)に則し

それこそ 南北に対称形が 果たされただろう。

しかし もうその頃には 国歌財政は傾き 夢は破れ 

更に 実の息子アウラングゼーブ帝に

幽閉されてしまった。


そして その死後は 廟を建てられることなく 

タージ・マハルの地下墓室に 

王妃の棺の横に そっと置かれてしまった、

北岸の胸壁と望楼は

その基礎工事の名残とも言われる。

 

 

 


コメントを投稿